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書くことにまつわる様々なこと

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#noteの書き方

物語の薄さ、酷さ、雑さを回避する方策は人としての在り方なのかも

 今期の朝ドラはひどい脚本だと思いつつ、しつこく見続けている理由はただ一つ。勉強のためだ。  ひどい脚本とうまい脚本の差を知ろうとするならば、出来の良いドラマだけを見ているわけにはいかない。ひどい脚本を観察しなければ落差も乖離の大きさも構造の違いもわからない。  そういう意味では今期の朝ドラは実に良い観察対象であることは疑いがない。  どう始まり、どう終わるか。スタート地点からゴールまでどういった変遷を辿るのか。最初の設定、物語の中心線が退屈では如何ともしがたい。  だがそ

1日で費やせる言葉の量は決まっているから

 1日で費やせる言葉の量には限りがある。これは若い頃からの持論だ。  友達らと大笑いしながら長く喋った日や、トラブルの対処のためにたくさんの説明をしなくてはならなかった日などは、それで1日のリミットまで言葉を使ってしまう。そうなればその日はもう何も書くことができない。  そういう意味ではnoteは魔窟で、書くことへの誘いと書かねばならぬという圧力に満ち満ちている。  うかつに書いてしまったが最後、他には何も書けなくなってしまう。詩歌であれ小説であれ。  エッセイを喩えて言え