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要約版 幸せになりたいエルフの冒険 第六話 エルフと鬼

エルフの女の子デフィーは、
ダークエルフの女の子フィリア、
人間の女性で作家のシャイルと一緒に
幸せを探す旅をしています。

旅の途中デフィー達が、
カシマール山を越えて
麓の森の中を歩いていると、
『魂を喰らい人間を無気力にする鬼』
として手配され
賞金を懸けられた鬼と、
それを捕らえようとする賞金稼ぎ達の
争いに巻き込まれてしまいます。

賞金稼ぎ達に追い詰められた鬼は、
シャイルを人質に取って
連れ去ってしまいます。

無事に賞金稼ぎ達から逃げ切ると、
鬼はシャイルを解放して詫びます。
そのことから鬼が危険ではないと
判断したシャイルは、
追われていた理由を鬼に尋ねます。

鬼の話を聞いたシャイルは、
手配されている
魂を喰らい人間を無気力にする鬼は
実際には存在しないと推理します。

そこへ鬼を追跡してきた
バハル、ティス、パネロの
賞金稼ぎ達が合流します。

シャイルは鬼の誤解を解く為、
賞金稼ぎ達に自分の見解を説明しますが、
鬼を討伐したいだけの
賞金稼ぎ達にとって、
シャイルの話や
真相などはどうでもいいものでした。

シャイルの制止も聞かず、
賞金稼ぎ達は鬼に勝負を挑みます。
しかし鬼の圧倒的強さの前に
全員倒されてしまいます。

正当防衛とは言え
人間を傷つけてしまったため
出頭すると言う鬼に、
シャイルは自分の昔の話で
自分らしく生きられないことの
辛さを語り、
本当はどう生きたいのかを
鬼に問いかけます。

そこへ
シャイルを助ける為に追って来た
デフィーとフィリア、
賞金稼ぎのルシファーが合流します。
鬼はルシファーに同行して
出頭すると言いますが、
シャイルはまだ間に合うと呼び止めて
説得します。

すると鬼は、
本当は静かに穏やかに暮らしたいと言い、
シャイルはそうしたら良いと答えます。
鬼とシャイルのやり取りを
見ていたルシファーは、
鬼を見逃すと言い、
その場から去ろうとする鬼に
シャイルは、
自分の望みに応えながら
周囲の望みに応える方法を話します。

危険を顧みずシャイルを追いかけて来た
デフィー達を見た鬼は、
自分には居ない仲間を
大切にするようシャイルに言います。
それに対しシャイルは、
自分は既に鬼の仲間だと伝えます。

別れ際シャイルに名前を聞かれた鬼は
クエルノと名乗ります。
そして自分らしく生きる為に、
静かで穏やかな場所を求めて
森の奥へと去って行きました。

鬼が去った後にシャイルの無事を喜ぶ
デフィーとフィリア。
デフィーはシャイルが
危険な目に遭ったのは、
自分のせいだと責任を感じますが、
それは違うとシャイルは諭します。

シャイルは人間の自分が居た為に、
デフィーとフィリアに心配と迷惑を
かけてしまったと思い、
これからも一緒に旅をしてもいいかを
二人に尋ねます。
デフィーとフィリアは勿論だと答え、
三人はお互いの絆を深めます。

鬼に倒された三人の賞金稼ぎを
介抱するルシファーに、
賞金稼ぎ達を治療所まで連れて行く手伝いを
申し出るデフィー達ですが、
その必要は無いとルシファーは断り、
旅を続けるよう言います。
デフィーとフィリア、シャイルは、
ルシファーに別れを告げて旅を再開します。

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