【学Fエンジン開発】はじめに

記事の背景

日本の学生フォーミュラ大会において、ICEを搭載するほぼ全ての車両で、バイクのエンジンが使用されています。まずは純正エンジンを積んでとにかく走る状態に持っていき、より走行性能を高めるべく各校が創意工夫していく…というのがあるべき姿ですが、多くのチームがエンジンのポテンシャルを活かす以前に信頼性の問題によってエンデュランスを完走出来ないのが現実です。
また、エンジンの構造や設計方法に関する書物は沢山ありますが、「バイク用エンジンに学生フォーミュラのレギュレーションに沿った改造を施す」ために有用な情報はほとんど見られず、ノウハウを蓄積できている上位校以外には高いハードルとして立ちふさがっています。
本記事は、学生フォーミュラでエンジン開発について、筆者の考える開発アプローチについて書きたいと思います。これから学生フォーミュラに取り組む学生の一助になる事を願っています。

筆者について
大学卒業後に2輪メーカーに就職、エンジン実験部門に配属されました。主にエンジン燃焼に関する開発に従事しながら、学生フォーミュラのOBとして学生フォーミュラ支援のタスクチームに所属、エンジンを提供している大学に向けた支援活動や、学生フォーミュラ大会の車検スタッフとして活動していました。


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