itsukamoninaru51
次何読むかの参考になれば幸いです。
小林秀雄は、批評家。岡潔は数学者。異分野を専門とする二人の対話集ですが、偉人二人のぴったり合致したある種の通奏低音のようなものが流れています。 私が印象に残った部分をそれぞれ挙げます。 岡潔では、自分の経験から確信したことを述べた発言が一番心に残りました。それは、ある二つの数学の決まりごとは昔から同時には成り立たないとされてきましが、この二つは同時に成り立つと、完璧な証明によって明らかになりましたというもの。しかし、数学者たちは証明に間違いがないことが分かっていても
最近、私は私の歴史上、今まで出会ったことのないような、変わった「芸術」に出会った。それは相対性理論とやくしまるえつこの曲であり、やくしまるえつこは相対性理論のボーカルである。この人たちの曲は何か、切ないけれども、心地よい感じがする。そこで、歌詞を何度も読んでみた。失恋の曲であれば、普通の曲は、思い出話の歌詞になることが多い。しかし、やくしまるえつこの曲は、思い出話には浸らず、「世界征服やめた」となる。たぶん、他にもいい人がいるとかそのような内容の失恋の曲よりよっぽど元気にな
わたしの人生にとって、「芸術」とは、人間の建築と考えます。どんな芸術でも持つ特徴は、情の波及です。情の波及とは、人間の中身である情を他人から他人へ伝播させ、新しい情を生んでいくことと考えます。また、情とは、ただ、これすごい!とか感覚の域だけではなくて、他人への思いやりとかも含まれると考えます。「芸術」はいつも作者の思いを読み取る行為であるからです。これらを踏まえて、「芸術」とは、人間の中身を建築していくものだと最初に考えます。 次は、授業と芸術に関して、書きます。