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ヨガインストラクターは合コンの幹事のようなものである

ヨガはすっかり市民権を得て、今では男性でも人気があるフィットネスの一つなのではないだろうか。

一昔前は「ヨガは女性がするもの」「女性の中に男一人なんて恥ずかしい」そんな風な空気感もあったかもしれないが、
今は男性の方が多い時もあり、ヨガがより多くの方に広まっていることを嬉しく思う。

私自身ヨガをする人であり、恐れ多いながらにヨガを教える人でもある。
そんな時に嬉しいのは「ヨガが楽しい」「ヨガにハマった」などの声をいただくとき。

それ自体は私の力でもなんでもなくて、
ただただヨガの力

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ヨガのもつ素晴らしさと、
心身の調和した不思議な感覚、
自分にも他人にも優しくなれる心のありよう。
全ての人に体験して欲しいと感じている。

私は、ヨガインストラクターは合コンの幹事のような役割だと思っている。

ヨガインストラクターは引き合わせる人

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そう、合コン。
男女が集まって、自分に合う人を見つけるあれ。
王様になった人は命令するだけで自分がキスできる対象にならないから、実はハズレのやつ。(それはお前だけやろ)

私、ヨガを伝えるときってあの合コンをイメージしていて。

私は前に立つけれども、私が主役ではない。
ヨガが主役で、参加されている方が主役。
私はそれを引き合わせるだけの役割。

ただ、私は幹事だから、お互いのことを紹介する必要がある。
「こいつ、優しくて面倒見が良くてイケメンで家事もできるんだよ。悪いところ一個もないよ。」
そんなの胡散臭い。
それで彼女いないなんて何かある。
女好きとかかな。
いや、釣った魚に餌与えないタイプかも。
(そこはどうでもいいやろ)

だから、いろんな面を紹介する。
「ただちょっとはっきりものを言うときがあるんだ。」

こんな感じで、
ちょっとだけ普段使わないところも
イタタタたってなるところまで探ってみる。

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でも、今日全部わかってもらう必要はないし、
全て受け入れてもらわなくていいと思う。

いいところと悪いところは紙一重だ。

協調性がないと思えるところは、それは芯があると捉えられるかもしれないし、
優しいと思える部分は、優柔不断と思えるかもしれない。

だから、最初からヨガの全てを肯定してもらう必要はないと思う。
ただ、否定もしないで欲しいとも思う。
それはその方の可能性を潰すことになると思うから。

今受け入れなくていいから、✖️(バツ)もつけない。

全部分からなくていいから、ただ、もう一度会いにきてほしい。

ヨガはどんな人にも効果があるし、絶対に良い恩恵があると思っている。
ただ、そのためには継続は絶対条件だ。

続けることでヨガの本当の恩恵が得られると感じている。

そのために私が、ヨガインストラクターとして行うことは
その人のヨガとの出会いを嫌な思い出にしないこと。
ファーストインプレッションを✖️️️️️️️️にしないこと。

これだけだと思っている。

ヨガアレルギーになるワケ

残念ながらヨガアレルギーの人もいる。

・スピリチュアルで怖い
・よく分からない
・自分には合わない
それはその人が悪いわけでも、
ヨガインストラクターが悪いわけでもない。
もちろんヨガが悪いわけでも。

ただ、出会いが悪かった。
出会い方がまずかった。

「私には彼は合わないな。」
それが起こると、人はなかなかもう一度会おうとはならない。
これは幹事として、とても残念なことだと思う。
大好きな二人だからこそ、やっぱりうまくいって欲しい。

だから、私がすることは出会いの場を設け、
その場を楽しんでいただくだけ。

そうしたら、
「とりあえずよく分からなかったけどまた会ってにみようかな。」
「なんか掴めないけど気になるな。」
「最初は苦手だったけど、実はこんな一面もあるんだ。」
そんな風に、どんどんその人のことを知っていって、
好きになってもらえると思う。

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だから、「ヨガにハマりました」「ヨガが楽しい」と言ってもらえたら、
それは私の幹事としての役割を果たしたのだと感じ、とても嬉しく思う。

ヨガは形のないものだからこそ、
ファーストインプレッションはとても大切だと思う。

今後も合コンの幹事として、
お節介な脇役を全うしようと思う。

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