見出し画像

【No.4】劇的に変わる広島駅(後編)


1.新バスタが6月から供用開始

※前編の【No.4】「劇的に変わる広島駅(前編)」の記事はコチラのURLからアクセス下さい。(https://note.com/itsukaichi_engi/n/n6b1608e29a71
 6月2日(日)から供用が開始された、広島駅南口の新バスターターミナル。元々のバスターミナルは駅前の城北通りのすぐ横に設置されていたが、新しいバスターミナルは、新駅ビル1階に設置された。より駅側に設置されたことにより、JR各線や新幹線、さらに新しく2階に開業する広島電鉄の新ホームとのアクセスが向上し、乗換が容易となる。
 各方面別にのりば番号が大きく表示されており、駅側からの入り口には路線図(路線図の中にのりば番号が反映)も設置されていることから、現地では特段大きな混乱は今のところ起きておらず、筆者が現地を訪れた際は、利用者は迷うことなくスムーズにバス乗り場に向かっていた印象だった。

新バスターミナル①(広島駅コンコース側から)
新バスターミナル②(JPビル側から)
バス乗り場(番号が大きく表示されている)
コンコース側に設置された乗り場案内
取り壊された旧バスターミナル跡地

2.駅周辺にAPA3棟続々開業

 新駅ビル開業に合わせ、広島駅周辺ではAPAホテルの建設ラッシュが進んでいる。広島駅周辺では現在、アパホテル〈広島駅前:全91室〉とアパホテル〈広島駅前大橋:全727室〉の2棟が営業中であるが、それに加えて新たに3棟完成予定であり、そのうちの1棟(アパホテル〈広島駅前新幹線口:全294室〉は今月7月26日(金)にオープンする。広島駅新幹線口から徒歩3分ほどの好立地にあり、ビジネスや観光に大いに活用されそうである。また残りの2棟に関しては、アパホテル〈広島駅前スタジアム口:全242室〉は今年の10月開業予定、アパホテル&リゾート〈広島駅前タワー:全600室〉は2028年春の開業を予定している。アパホテル&リゾート広島駅前タワーは、地上32階建の超高層タワー型ホテルとなり、最上階に展望プールを設け、大浴殿・露天風呂、大型レストラン等を計画している。また広島駅の真横に建設されることから、広島駅とのペデストリアンデッキも設置予定である。
 合計5ホテルで総客室数が1,954室にも及び、ビジネスや観光、スポーツイベントなど幅広い客層に重宝されそうである。

アパホテル〈広島駅前新幹線口:全294室〉※今月7月26日(金)開業!
アパホテル〈広島駅前スタジアム口:全242室〉※今年10月開業予定
アパホテル&リゾート〈広島駅前タワー:全600室〉※2028年春開業予定

3.おわりにとおまけ(昭和スポットが健在)

 新駅ビル、路面電車新ホーム、新バスターミナル、APAホテル建設ラッシュなど、劇的に生まれ変わる広島駅とその周辺を紹介してきた。来年春の開業に向け、更なる進化を遂げていくに違いないだろう。進展があれば、またこの記事にて紹介する予定である。
≪おまけ≫
 ちなみに、広島駅新幹線口1階の在来線乗り場には、地下コンコースへとつながる階段が設置されているが、ここは昭和の時代からあると考えられる、にしき堂の「もみじ饅頭」の看板が設置されている。加速度的に変わりゆく広島駅ではあるが、こうした古くから続く光景も、今後も残し続けてほしいのと感じたのであった。

地下コンコースへとつながる階段(広島駅1階在来線改札口)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?