好きよ金木犀

秋だ。秋がやってきた。
秋は最高だ。
金木犀の香りを嗅ぐ度に
「秋最高〜〜〜!!!!フィィ〜〜〜〜ッッッッッ!」
と、拳を天高く突き上げたくなる。

夏の間は職場の最寄り駅から職場まで
バスを利用していたが、待望の秋が来てからは
バスで通る道のりを15分かけて歩いている。
金木犀の香りを肺いっぱいに溜め込んで
仕事に臨んでいる毎日だ。
死んだ目で歩く私のイヤホンからは
ヒップホップが大音量で流れているが、
金木犀の香りがすると
藤井風の“さよならべいべ”が聴きたくなる。
これについては何故かわからない。
まじでわからない。

残業をし、目の焦点が合わないほどヘトヘトな帰り道に
かなり強い金木犀の香りを感じた。
鼻毛に金木犀の花でも咲いたかと思うほど
強い香りだったので
これでもかというほど大きく深呼吸をして
肺いっぱいに香りを溜め込んだら
急激に気持ち悪くなってしまって大変だった。
空きっ腹に金木犀の香りはあまり良くないようだ。
みんなも気を付けてほしい。

この季節になると、金木犀の香りの
ボディークリームやハンドクリーム、
ミスト的なものがあちこちから発売される。
数年前から毎年のようにどこかしらのメーカーで
何かしらの金木犀スメルアイテムを
手に入れようと企むが、
なんだかんだで気付けば買わずに年が明けている。
年が明けているどころか、春を迎えていることもある。

「今年こそは金木犀スメルアイテム買うぞ〜」
そう言いながら死んでいくのだろうか。

写真は、先日訪れた“世界の名犬牧場”での一枚。
秋晴れの本当に良い天気の中、
大好きな犬と旦那とお散歩して幸せな時間を過ごした。
毎日あんな風に過ごしたい。
あんな風に過ごすにはお金が必要だ。
お金を稼ぐ為にはやはり労働は避けられない、
避けられないのだ。
クソだ。
働く事を考えたらなんだか気分が悪くなってきた。
どうせ吐くなら金木犀の香りに酔って吐きたい。
誰か、金木犀を
金木犀を私の鼻に詰めて!!!早く!!!!

では、また。

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