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ジョブ型へのトレンドの中で総合職女子は生き残れるのか?

私が就職活動していた頃、(15年くらい前)
多くの大手日系企業の文系採用枠は「総合職」で募集され
私の会社では、入社して研修を経てから人事と面談し、
配属が決められる、というプロセスでした。
そして入社すると、平均3-4年のスパンで、時には職種を超えて
ジョブローテーションが繰り広げられます。

当時、女性にとって「一般職」と「総合職」という選択肢がある中で
転勤もいとわない総合職を選んだ女性は、
ある程度仕事への意気込みを持って入社したのではないでしょうか。

しかし、最近は新卒でも募集の段階から
セールス、コーポレート、ファイナンス、など
ジョブ事に枠が設けられているようになり
今後、ジョブ型へのシフトがトレンドになってきていると言えます。
終身雇用制度が崩れ、専門性を軸に転職を重ねていく事が
当たり前になる社会。

このようなトレンドが出てきた時に
真っ先に私が思ったのは
「文系総合職として入社した私、生き残れるのか!?」でした。

総合職は、様々な経験ができ、飽きがこない、というメリットはありますが
デメリットとしては、知識も経験も「広く浅く」になってしまいがちと
私自身は感じていました。

冒頭にもあるとおり、平均で3年ごとに異動を繰り返してきて
ひととおりこなせるけれど、ずば抜けた専門性はない…

例えば転職を考えた際、
20代や30代前半なら、まだポテンシャル枠で採用してもらえるかもしれませんが、40歳手前でこんな状態の私を、雇いたいと思う会社はあるのだろうか?

正直、今のところ自分なりの正解は分かりません。

ただひとつ思うのは、さまざまな職を経験したからこそ、
自分の強みが検証できる素材があるということ。

だからこそキャリアの棚卸をしっかりして、
自分の「得意」「好き」を見つけ、深めていくための道筋をつけておきたい
と思います。

だって、就業経験のない学生の状態で、
一生就きたい職を決めろっていう方が難しくないか~?と
個人的には思います。
まぁ、ジョブ型トレンドでもやってみて違う、と思ったら、
職種を変えてでも転職する人はするでしょうしね。

願うのは、
何歳になってもそういったキャリアチェンジを受け入れ、
応援してくれる社会
であってほしい
ということです。

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