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普通・当たり前と私②

※「死」というものをテーマにした記事ですので、ご了承の上でお読みください。


お久しぶりです!

お久しぶりすぎて忘れ去られてるんじゃないかっていうnoteスタッフのひまわりちゃんです。
noteスタッフっていうのは、居場所やオープンデーには出ないけど、生きづら研究室執筆したり、バックオフィスをちょこっと手伝ったりするスタッフです。

えっ?オープンデーにもきてください?
ひまわりちゃん、シャイなので(^_-)-☆

今回は普通・当たり前と私、ということで
ひまわりちゃん、普通なのでピンときません!

…と思ったけど、
あんまり人生でたくさんあることじゃない機会があったので、そのことについてお話ししたいと思います。

それは、お葬式のおはなしです。

ひまわりちゃんには、愛する愛するパートナーがいました。
それはもう新婚旅行でヨーロッパ一周しちゃったり
狭いシングルベッドで2人ひしめき合ってあまりにもデカいいびきで毎日睡眠不足もへっちゃらなくらいらぶらぶでした!
それくらい、愛していました。

しかし、ある日突然、持病が急変し、亡くなってしまいました…
悲しくて哀しくて、だけど人がなくなるってとても大変でやることがたくさんあって
色々な想いを抱えたまま、たくさんのしなければならないことに追われていました。

そして実際に葬儀会場が決まるまでにひと悶着!
斎場は無事ではないけど、何とか決まりました。
だけど、葬儀って本当にあらゆることにプランがあって


祭壇A、祭壇B…
湯灌の種類にもランクがあったり
葬儀の規模や棺のサイズやらなんやらかんやら…
喪主って、短時間でいろんなこと決めなきゃいけないから本当に大変です。
喪服はあったから自分のことは何とかなったけど。

ひまわりちゃんのパートナーさんはけっこう大きな会社に勤めていました。
また、趣味も充実した人だったので、参加していたクラブチームの方々にも知ってほしかったので、葬儀屋さんに頼んで新聞に名前を載せてもらうことにしました。

そして、お坊さんとかを呼ぶのもやめてカジュアルな式にしたかったのです。
もともとひまわりちゃんのパートナーさんは無宗教というか、信仰心みたいなものが深くない人でした。
なので、高いから、というより、あの人らしい式にして、大切な人にだけ集まってもらって、笑って見送りたかったんです。
ひまわりちゃんはお通夜ではなく「偲ぶ会」という式を選択しました。

でも、大きい会社に勤めていた人によくあるお話なのですが
いわゆる「お金になる」と思われたようで
とても高い祭壇を勧められました。
お坊さんを呼ばないことも葬儀社さんに責められました。
それだけ大きな会社に勤めていたんだからたくさん人を呼べばいい、と。

「式をしないのであれば新聞に名前を載せるべきじゃなかった!」
そこまで言われました。
確かに葬儀の時にお坊さんを呼ばないのは世間的には非常識かもしれません。


でもひまわりちゃんは世間なんてどうでもよかったんです。
ムリに会社の人にたくさん来てもらうようなことも、したくなかった。
あの人のことを本当に大切に想ってくれている人が来てくれて、棺には大好きなラグビーボールを置いてあげて
慎ましやかでもいいからみんなで笑顔で見送ってあげたかった…

新聞に名前を載せようと思ったのは、やっぱり大きい会社に勤めていて知り合いも多かったから、できるだけたくさんの人にあの人のことを知ってほしかった。
ただそれだけなのに。

ひまわりちゃんは非常識呼ばわり。祭壇の小ささも故人に対する冒涜とまで。

でも今、コロナじゃ~ん。
あなた、葬儀社に勤めて数十年でこんな粗末な葬式初めてだっていうけど
コロナになってから葬儀社歴何年よ?
このご時世、人来ないから!

仮に人徳のあるあの人だから、たくさん来たとしても
「コロナにより式典等は行いません」って書いてあったらみんな納得してくれるから!
「だったら新聞には載せるべきじゃなかった。もう取り消せないですよ!」
「いや、だからそういうんじゃないんです!」

そんなやり取り、ずっと続きました…
たしかにひまわりちゃんはあまり常識的じゃない式の形を選んだのかもしれないけど
あの人とあたしが納得すればよくない???
あたし、葬儀社の納得のいく式をしたいんじゃないんだけど!

疲れました。
ただでさえ、愛する愛するパートナーを亡くしてるのに、どうしてお金のことでこんなにもめなくちゃいけないの…?
急に亡くなったのであらかじめ式や斎場のプランなんて全然考えてないし
そもそも大事な人が亡くなるなんて人生にそんなに何度もないことだしとても動揺してるときにそんなこと言われたら、

どうしていいかわからなくなっちゃう…


結局ひまわりちゃんは葬儀屋さんに押し切られて偲ぶ会から普通のお通夜にプランを切り替えました。
そしてハンコをつく瞬間

「やっぱりこんなのあの人喜ばない!」

そこからまた激しい葬儀社さんとのバトルが始まり
小1時間の小競り合いの元、そこそこ納得のいく、お坊さんを呼ばない偲ぶ会に落ち着くことができました。

葬儀に来てくれた人は、コロナ禍なのでやはり少なかったです。
でも通夜振る舞いまでいてくれた人たちは、本当にあの人のことを大切に想ってくれている人でみんなで笑顔で送れて、とてもいい時間でした。

ね、だってあの人らしく笑顔で送りたかったんだもん。
あれでよかったよね、あたしたち…

そして葬儀社さんも、値段交渉の時にはこのー!とか思ったけど
最期にはあの人の大好きなびっ〇りド〇キーのハンバーグとか用意してくれちゃって、もう泣けちゃっていい仕事してくれちゃって、憎み切れませんでした。
サービスはすごいよかったんですよね。。

お葬式、とかの冠婚葬祭の類って特に常識・当たり前・こうあるべき、みたいなものがたくさんあって、こうしなきゃ、とかすごくたくさんあると思うけど
そして冠婚葬祭だけじゃないけど

自分がこうしたいと思ったこと、こうありたいと思ったこととか
かならず当たり前や常識が攻撃してきます。
それはもうかなり強めに。そしてそれから外れると常識がない人呼ばわりされます。

でも、負けないでほしいです。
別にいいじゃないですか、常識がなくったって。
あたしがとても大切にしている考え方ややり方を通して後ろ指をさされるのであれば、

あたしは後ろ指指されても自分らしく背筋を伸ばしていたい(猫背だけど)

自分に嘘をついたら、あの時こうしておけばよかったって、必ず誰かのせいにしちゃうもん。

そんな非常識なひまわりちゃん、だけど真面目に生きてるし、そんな自分が嫌いじゃないです。
ひまわりちゃんはいつもひまわりちゃん。周りが何と言おうとひまわりちゃん。
非常識であることと、ダメ人間であること、関係ねーし。
っていうか、ダメ人間ってなによ?

と、今日もテレビで占いチェックをしながらソファで横になってチョコレートぼりぼり食べながらパソコンで麻雀ゲームにハマっているひまわりちゃんでした。

追伸:デブまっしぐら予防のため最近ヨガも始めました


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