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After the love has gone|Has goneの概念と、愛は相性がいいと思うんだ

一年前、こんなことを書いた。

彼らの、離れられずどうしても戻ってきてしまうような関係性を素敵だと思っていたし、それこそ一生の恋で、愛だと思っていた。永遠の恋人ってこういうことをいうのね。なんて感動したりさえした。

だからこそ、ジャスティンが結婚したニュースには衝撃を受けた。ジェレーナは永遠だと思っていたから、涙が出たりした。セレーナ以外の人と結婚しないでほしいとかそういうことではなく、純粋に衝撃だったのだ。

今考えてみれば、既成概念にとらわれていたにすぎないのだ。燃えるような恋をする2人は、紆余曲折があっても結婚するもの。そんなふうに思い込んでいたお子ちゃまだったのだ、私は。

私は当事者でないので、2人が何を感じていたかなんてわからない。当の2人さえ、正しく言語化することはできないだろう。

でも、きっとそこに愛があったはずで、少なくとも私はそれを愛だと思っている。でも、その愛は今そこにない。The love has gone だ。

今なくても、確かにそこにあったもの。もう、どこかに行ってしまったもの。それをこんなに美しく表現できる言葉があるなんて、人の営みって素晴らしい。



After the lave has goneと聞くと思い出すのがこの曲だ。Earth, Wind & FireのAfter The Love Has Gone。誰の心にも、どこかへ行ってしまったけれど、消えたわけではない気持ちがあるのかもしれない。

Has goneという表現の、なんと素敵なことだろう。

なくなってはいない。でもここにはなく、どこにあるかには焦点が置かれていない。でも確かにあって、それを私は覚えている。

Has gone。なんて香り高く、美しい表現なんでしょう。



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