初めての診断書取得

僕が最初に自分の性別に違和感を持ったのは幼稚園の時。確信に変わったのは小学生の頃、金八先生を観てからです。「(絶対この人と同じだ〜)」と感じたものの、当時は情報が少ない・治療法がわからない・治療を始めるにはまず何からどう始めたらいいかわからない、の[全部分からない!]という気持ちで行動出来なかったのを覚えています。


成人してから治療を始めていきたいと思った(治療費は両親に出させたくなかった、自分の稼いだお金で治療をしたい気持ちが強かった)ので、20歳になり治療するための第一歩「診断書取得」に向けて動き出しました。


性同一性障害の診断を得る為に、長期間通院しなければならない病院が多い(本当にGIDなのか、別の疾患なのかきちんと診断する為に慎重なカウンセリングは重要)ですが、僕の場合幼稚園時代にすでに違和感があり、小学生時代には確信に変わっていたので長期間のカウンセリングはあまり有用ではないと感じていました。

そこで僕は、早稲田にある精神科のクリニックを選びました。そのクリニックの院長先生も、僕の気持ちと同じ考え方だったので一度カウンセリングをし、その後すぐに診断書を書いていただきました。(あくまで僕の場合、長期間のカウンセリングは有用でないと考えていたのですぐに診断書を書いて頂けるクリニックを選びました。もし少しでも不安がある場合は、たくさん時間をかけてカウンセリングや診察を受けてから診断して頂いてください。自己判断で治療を開始し後悔しても全て自己責任です。)


クリニックには、幼少期〜現在までの自分史(A4用紙1枚にまとめたもの)を持参して、それを元にカウンセリングをして頂きました。「小さい頃から辛い思いをしてきたね、大変だったね」と気持ちに寄り添ってお話しされたことをよく覚えています。とてもありがたかったです。カウンセリングは1時間ほどで終わったと思います。


ようやくここから治療の第一歩を踏み出せました。



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