見出し画像

みんなで作るプレミアリーグ通信簿 〜ブライトン編~

はじめに

この度Dan.(小津 那)さん主催のみんなで作るプレミア通信簿という企画にお誘いいただき、Brightonのプレミア通信簿を担当させていただくことになりましたEve(イブ)です。

こういった機会を設けて頂くのは初めての事なので上手く記事を書けるかは分かりませんが精一杯頑張るので暖かい目で見ていただけると幸いです。

Brightonは昨季まで行っていたフィジカル任せのサッカーから現代風な繋ぐサッカーに変化を遂げたことがちょっとした話題になり、今季はこれまでのシーズンと違い注目度が高かったように思えます。

なるべく読んでもらえるように1人1人の内容は短くしています。

全選手読んでいただきたいのでどうかお願いします。

評価段階は次の通りです
A…素晴らしい活躍をした選手
B…良い活躍をした選手
C…もっとできるはずだった選手
D…あまり振るわなかった選手
更に、その中で良くも悪くも印象に残った選手を、MVP、Great、Good、Bad、Worstの評価をつけていきます。

GK

マシュー・ライアン

評価:A

まず初めに、評価はAとさせていただきましたがそれは彼個人のパフォーマンスにフォーカスした時の評価です。チーム戦術を加味した場合はAよりのBという評価をしたいと思います。

今季のスタッツは
セーブ率 1試合平均3.1回
失点率 1試合平均1.4点
CS数 9/38
という数字を残しています。

加点ポイント

失点に関してはミスではなくどうしようも無いシュートなどが大半を占めていてこの部分に関しては文句はなく、むしろ助かっている場面も多々あったのでセービング面はAをつけたいと思います。

減点ポイント

個人的に少し評価を落としたのはビルドアップの部分で、今季から繋ぐサッカーを心がけていたブライトンですがライアンは基本的にサイドに振り分けるロングボールを中心にビルドアップに参加していました。

前半戦はこれまでのブライトンとは違ったポゼッションサッカーを志向していたこともあり相手チームも対策しきれず通用していましたが、後半戦になると対策としてライアンが苦手な形に持ち込まれてしまい、苦手な逆足でのキックからミスが増えてしまったことが今季の少しマイナスポイントだと考えています。

DF

マルティン・モントーヤ

評価:C

今季のスタッツは
ゴール 0G
アシスト 1A
イエローカード 5枚
レッドカード 0枚

加点ポイント

元バルサのSBということもあってか今季から繋ぐサッカーに変わっても難なく適応できていたことが今季の彼の1番のいい所だと思います。

またオーバーラップのタイミングがよく、献身的に行ってくれていたので相手の驚異になっていたと思います。

守備の時には簡単に裏を取られるなどのミスなどが少なかったことも好印象です。

減点ポイント

今季のうちのサッカーには適応できましたが、やはりプレミアに合っている選手とは思えず身体能力面で他チームのサイドアタッカーからボールを取れず、抜かれるシーンが多かったのが印象に残ってしまっています。

またオーバーラップのタイミングはかなりいいのですが肝心のクロス精度が芳しくなく、クロスの量とスタッツが比例していないという所もあり、評価を厳しくしました。

ルイス・ダンク

評価:A | MVP |

彼は昨季までキャプテンを務めていたブルーノからキャプテンマークを受け継ぎ今季から主将としてチームに貢献しました。

スタッツは
ゴール 3G
アシスト 3A
イエローカード 9枚
レッドカード 0枚

加点ポイント

先述にもある通り今季のうちは志向するサッカーがガラッと変わり、所謂ファイター型のCBであるダンクの適応は難しいと考えていたのですが開幕戦から高いビルドアップ能力を発揮したり、中盤に的確な縦パスを当てたりなど心配していた足元の技術は想像を超えた出来を見せてくれました。

また持ち前のエアバトルの強さを活かすCK等のセットプレーではターゲットになりCBながら2G3Aと結果も残しています。

守備面では先程も言った通り持ち前のエアバトルの強さを活かし、空中戦では競り勝ってピンチを救ったり、得意とする自身の体を投げ打ってシュートブロックをしたりと昨年までの彼の得意技も健在です。

減点ポイント

彼の今季の活躍はチーム内でも1.2を争う出来ですがそんな彼のマイナスなポイントを上げるとするならば不用意なクリアボールとクロスなどの浮き玉を入れられた時の対処です。

まず不用意なクリアボールについてですがシーズンを通して時々繋げるのに大きくクリア、もしくは囲まれてるのに無理に繋ごうとしてしまうなど。
例えるなら日本代表でしょうか、GKが弾いたボールを相手選手が詰めてないのに大きくクリアするみたいな感じですかね。
そんなシーンがチーム全体に言えますが多かったと思います。

浮き玉の処理関してですが14節のリヴァプール戦では簡単にファン ダイクのマークを外してしまいコーナーをフリーで合わせられるなどのシーンは覚えている人もいるのでは無いでしょうか。今季の彼は先述のシーンのような対応が多くCK時に簡単にフリーにさせてしまうことが多かったのが残念でした。

シェーン・ダフィー

評価:B

スタッツは
ゴール 1G
アシスト 0
イエローカード 2枚
レッドカード 0枚

加点ポイント

新戦力のウェブスターの加入でスタメンの座が揺らいでしまっている彼ですが、出場すれば持ち前のフィジカルを活かした対人の強さを見せ、守備能力は健在していることをサポーターに見せつけてくれました。

ダフィーは自身のフィジカルを武器にするCBでダンク同様エアバトルに強くしっかり競ることが出来ればプレミアと言えど勝負できる選手は限られてくると思っています。

減点ポイント

ダフィーが今季、評価を落としてしまったポイントを上げるならばポゼッションサッカーについていけなかったことにあると思います。昨季まで全く別のサッカーをしていたので仕方ない部分もあるかもしれませんがそれでも彼の守備力を考えればベンチ枠として使うのは勿体ないなとも思ってしまいます。

後はここもダンク同様エアバトルは強いのですがCKやクロスの対応が少しボールウォッチャーになってしまっているのが残念です。

アダム・ウェブスター

評価:B

今夏、ブリストルシティから£21.00mで獲得。

スタッツは
ゴール 3G
アシスト 1A
イエローカード 4枚
レッドカード 0

加点ポイント

第4節のマンチェスターシティ戦でプレミアデビューすると、自身の足元の技術の高さや機動力が高いプレーを見せ、難なくポッターのサッカーに適応するとダフィーを押しのけスタメン争いに食いこんできました。

彼のストロングは先述にある通り足元の技術や機動力にあり、ボールを持ち運ぶドリブルの技術も持ち合わせており、ダンクやダフィーなどとはまた違う強みが彼の1番の魅力だと思います。

またロングボールの精度もよく最終ラインからサイドの裏やターゲットに合わせるシーンはよく見ました。

減点ポイント

自身の足元の技術への絶対的な自信があるよかゴール前で持ちすぎて相手に奪われてシュートを打たれたり、下手にタメを作ってキーパーへ対処が難しいボールをパスしたりなどお粗末なプレーが減らなかったことが残念でした。

また前半戦の調子はほんとに良かったのでそれだけならA、もしくはGOODの評価を上げたかったのですが後半戦 チームの調子が落ちると同時に自身のパフォーマンスも落としてしまったのでB評価とさせて頂きました。

ダン・バーン

評価:B

今夏ウィガンからのレンタルバックで加入したバーンは本職のCBとしてではなくLSBとして活躍をし、前評判を覆した活躍をしてくれた。

スタッツは
ゴール 0
アシスト 0
イエローカード 5枚
レッドカード 0枚

加点ポイント

まず身長2m級のSBという時点でサイドの選手としては唯一といえる特異性が彼の1番の強みで、その身体能力を活かしたエアバトルは競り負けるシーンはほとんど見たことがありません。

ビルドアップの時にボールを前に運ぶ手段として彼をターゲットにしてフィードを守備陣が蹴るなど加入1年目で替えのきかない存在の1人になりつつあります。

減点ポイント

評価を落としたポイントは背負われてる相手への対処や体を入れてボールを取るのがプレミアレベルに達していないと個人的に思っておりその点で評価を落としました。

しかし、前半戦は先程言ったように守備のレベルが1つ落ちてましたが、後半戦ではその部分も改善され元々の体格を活かしたボール奪取を見せてくれたり試合が続いていれば評価はまだ上がったと思います。

タリック・ランプティ

評価:A

今夏£3mでチェルシーから獲得。

スタッツは
ゴール 0
アシスト 1A
イエローカード 2枚
レッドカード0枚

加点ポイント

彼を評価した点はチームの課題であったRBのスタメン奪取した点です。

彼自身かなりの身体能力を要しており少し剥がされやすい印象はありますがそれをカバーできる足の速さがあるなどモントーヤやスチェロットとはまた違うストロングポイントをアピールしました。

また流石はチェルシーユースと言うべきなのかテクニックも高い水準で備えておりトラップで相手の逆をついたり、次にプレーしやすい位置に置くことがかなり上手いなと感じました。

減点ポイント

減点した点は前述にもありますが身体能力が高いゆえにそれに頼ってしまう守備をしている事です。

簡単に相手の足元に飛び込んだりしてしまうシーンが多く見られ、そこは来季に向けた改善点だと考えています。

またオーバーラップ後の戻りの遅さも気になったのでその点も改善してもらいたいところです。

MF

ディヴィ・プロパー

評価:A

今季の活躍ぶりは相当なものでMVPはダンクにつけるかプレパーにつけるか悩みました。
個人的にはポッター就任で1番化けた選手だと思います。

スタッツは
ゴール 1G
アシスト 2A
イエローカード 4枚
レッドカード 0枚

加点ポイント

彼はポッターが目論むポゼッションサッカーの中枢を担う存在としてさらに評価を高めました。

パス回しの心臓部としていて欲しいところにいてくれるポジショニングやリスクが低い安全なパスの中にチャレンジするリスキーなパスを織り交ぜるなどポッターの理想とする司令塔として才能を開花させつつあるように思います。

また守備意識が去年よりも格段に上がり守備センスも向上しており更にたくましく頼れる選手へと成長してくれました。

減点ポイント

正直減点するポイントはない気もしますが、あえて言うなればゴール前での精度の向上だと思います。

ただそこは彼のタスク外だと思うので評価基準にはあまり影響させていません。

しかしリーグ再開後のパフォーマンスは明らかに落ちており、失点や相手のチャンスに直接関与したシーンが多々あったので GREAT の評価をしていたのですが再開後の出来を考慮し外すことにしました。

スティーブン・アルザーテ

評価:B

第6節ニューカッスル ユナイテッド戦でトップチームデビューを果たすとトップに定着。
以降は層の厚い中盤のスタメン争いに名を連ね途中交代が多いもののコンスタントに出場機会を手にしました。

スタッツは
ゴール 0
アシスト 0
イエローカード 1枚
レッドカード 0枚

加点ポイント

今季にトップチームに定着したとは思えないほどのレベルのクレバーな守備や、中盤から相手を剥がすドリブル、ワンタッチで相手の逆をとるターンなどのレベルが高く自らの高いポテンシャルを披露できた1年でした。

また彼は今季だけでRSBやLWBなどの様々なポジションを高パフォーマンスでプレーし、ユーティリティ性を活かしチームの頼れるバックアッパーとしても成長しました。

フリーランやポジショニングなどからサッカーIQも高い選手だろうと思われます。

減点ポイント

力強いドリブルなどで相手を剥せることの出来るアルザテですが、シュートの精度が低くチャンスを潰した回数も多いのが他のプレーがいいだけに強く印象に残ってしまっているのが残念です。

精度に関してはシュートだけではなくクロスにも言えることで、彼はもっと決定的な仕事をできると思い厳しく評価しましょう。

アーロン・モーイ

評価:A | GREAT |

今夏ハダースフィールドからレンタルで獲得。
前半戦で活躍し冬には£6.0mで完全移籍を果たした。

スタッツは
ゴール 2G
アシスト 2A
イエローカード 1枚
レッドカード 1枚

加点ポイント

彼の幅広いプレーエリアという長所が前半戦のみで買取の判断をした1番の理由だと思います。

シャドー、ハーフ、インサイドハーフ、ボランチなどなど、試合中の動きを見ればもっと細かいかも知れませんがここで書くには長くなってしまうので割愛させて頂きます。

シャドーの時には自らボールに絡んだり、デコイランの動きで味方のスペースを作ったり、中盤で起用されればチームの心臓部であるプレパーがプレーしやすいように幅広く動き回り献身的にチームに貢献してくれたところを評価しました。

減点ポイント

モーイに関してましては特に減点するポイントもないと認識しておりますのでここは割愛させていただきます。

デール・スティーブンス

評価:C

スタッツは
ゴール 0
アシスト 1A
イエローカード 8枚
レッドカード 0枚

加点ポイント

ロングレンジのフィードの上手さは衰えておらず中盤の底からサイドやトップを裏抜けさせる絶妙なフィードを蹴れたり、プレパーには劣りますが中盤の底からチームを組み立てることにも優れている点はポイント高いです。

またテクニカルファウルの判断もよくカウンターを未然に防ぐ判断はさすがベテランに差し掛かる選手だなと思うシーンもあります。

減点ポイント

これ関してはシンプルに彼に対して物足りなさを感じているのが減点したポイントです。

先述にロングフィードの上手さを挙げさせていただいたのですが正直に言うと今季は去年までよりフィードを蹴る機会は減っていて、横や後ろなど組み立てるのが目的より逃げが目的であろうパスが増えてきているのが低く評価した1番の理由です。

アレクシス・マック・アリステル

評価:B

スタッツは
ゴール 0
アシスト 0
イエローカード 0枚
レッドカード 0枚

加点ポイント

彼を評価した点は質の高いキック制度、スイッチを入れる縦パスの判断やゲームメイク能力です。

攻め込んでいる時にはサイドから攻撃のチャンスを伺い、クサビのパスを入れる機会を待ったり、時には自身がバイタルに飛び込みラストパスを試みるなど結果こそ残せませんでしたがあわや…というシーンを作りました。

また自陣に戻ってギャップを埋めたり、相手を使いたいスペースを消す守備はなかなか上手いなと感じました。

減点ポイント

彼をB判定にした理由なんですが、やはり試合数が少ないとはいえ数字を残せてないことが少し気にかかるポイントでした。

また他の選手とのスタッツを比べてみると飛び抜けてる訳ではない(寧ろ少しだけど下回ってることが多い)ので新たな10番であるという期待を込めての辛めの評価をしました。

実際にはAをつけてもいいかなと思います。

ソリー・マーチ

評価:C

スタッツは
ゴール 0
アシスト 1A
イエローカード 2枚
レッドカード 0枚

加点ポイント

今季の彼の評価した点は前半戦のLWBとしての活躍です。

自身のスピードを活かしてトロサールの外側を迫力のあるオーバーラップを見せてクロスを上げるなど、攻撃にアクセントを加える役割としていい活躍を見せてくれました。

また守備もサボらず献身的にピッチを走りまわってくれていた所も評価したいです。

減点ポイント

彼の評価を落としたポイントはプレークオリティの低さです。

WBとしての活躍は良かったのですが4バックに戻すとLBとして出場することはなく両ハーフの控えという前までの立ち位置に戻りました。

彼は元々縦に突破することを好んでいて、あまりカットインを多用するタイプではなく、カットインしてもシュートの精度が低くチャンスを潰してしまうシーンが多く見受けられます。

1番致命的なポイントは選択肢のなさです。
彼は右ハーフとして出ればカットインのみ、左ハーフとしてでれは縦突破しか試みないところから逆足でのプレーを極端に嫌っており、そのせいで自ら選択肢を狭めてしまっているのが残念です。

パスカル・グロス

評価:B

スタッツは
ゴール 2G
アシスト 4A (チーム内トップ)
イエローカード 2枚
レッドカード 0枚

加点ポイント

今季は昨季までのトップ下ではなく、右ハーフやシャドーを中心にプレーし、サイドから攻撃の起点として活躍した。

攻撃の起点としては中盤のゲームメイクの手助けをするためにポジションを落としてきたり、前線にラストパスを送るなどのリンクマンとしての活躍を評価しました。

また4アシストのうち3アシストがセットプレーからのアシストとプレースキックにも自信があります。

減点ポイント

昨季までトップ下でプレーしていた名残なのか中央でプレーすることを好みサイドでボールを受けないので右サイドを使えず、一辺倒な攻撃になりやすかった原因を作ることが多々あったのが評価を落としたポイントです。

またサイドの選手にしてはクロスの精度が低い点も評価を落としています。

後は前線へ飛び出す動きなども折混ぜたり、テクニックはあるのでドリブル突破を試みるなどポッター戦術にアクセントを加える存在になってほしいという願いもあり、評価基準を他選手よりキツめにしました。

イヴ・ビスマ

評価:B

スタッツは
ゴール 1G
アシスト 0
イエローカード 4枚
レッドカード 0枚

加点ポイント

彼を評価した点は切り替えの早さと被カウンター時のストッパーとしての仕事の出来、またその後のカウンター時の出し手としての優秀さです。

リーグ再開後の彼は攻撃と守備のスイッチを入れるタスクを担っており相手が使いたいスペースを埋めるポジショニングセンスはチーム1だったと思います。

またボール奪取した後の判断も早い上に正確でミドルパス1本でチャンスを演出することもあり、ここ最近はプレパー以上に重要な選手だったと思われます。

減点ポイント

彼が試合に出始めてからは文句無しの出来なのでAをつけたいですがシーズン総評となるとこの出来は前半戦から続けて欲しかったなという気持ちからB評価としました。

プレーに関しては文句なしです。

FW

ニール・モペイ

評価:B

今夏、ブレンドフォードから£22.00mで獲得。

スタッツは
ゴール 10G (チーム内トップ)
アシスト 3A
イエローカード 3枚
レッドカード 0枚

加点ポイント

加入1年目からチームのストライカーとして活躍し、トップスコアとなる10ゴールを奪い、残留争いをしていたチームの重要な得点源の役割を果たしたのが1番評価に繋がったポイントです。

また今季の活躍は自らの能力の高さを誇示し、裏抜けやボールを呼び込む動きを活かして特出した身体能力こそ持っていないがストライカーとしての能力の高さをアピールした。

さらに前線からのプレッシングも怠らず相手DF陣にプレッシャーをかける献身性も持ち合わせいる。

減点ポイント

裏抜けなどのシュートを打つまでの動きはいいが肝心のシュート精度が低く、何回目のチャンスを不意にしてきた点では評価を落とさざるを得ない。

ボールタッチも平均的でゴール前で足元に受けてもその後DFを剥がすことが出来ずにボールロストするシーンも多く見受けられた。

また171cmという身長から空中戦に弱く、クロスに合わせる動きも苦手なのでサイドからの得点するビジョンが見えずらいところが評価を落としたポイントです。

グレン・マレー

評価:C

スタッツは
ゴール 1G
アシスト 1A
イエローカード 0枚
レッドカード 0枚

加点ポイント

彼を評価したポイントは歳を重ね、より一層洗練されたポジショニングです。

ゴール前に構えるだけではなく、自らがターゲットとなるためサイドに開いてパスを貰うなどチームの攻撃を繋げる役割を率先してやってくれました。

また裏に抜けるタイミングも絶妙で、相手のDFラインにプレッシャーをかけ自らが囮となる働きもしてくれます。

唯一の得点となったウェストハム戦でも手にボールが当たりそうになると手をサッと引いて体でトラップした判断などを見てもベテランらしいなと思いました。

減点ポイント

彼が評価を落としたポイントは数字を残せなかったことです。

裏抜けのタイミングがよくチャンスになりそうなシーンはいくつもありましたがギリギリ間に合わないなど身体能力の低下を隠せないシーズンとなりました。

また本人が望んでいないサイドハーフとしてよ出場も思うように力を震えなかった1つの要因なのかとも思います。

今季はターゲットマンとしてロングボールをマレーに放り込むシーンが多くありましたが空中戦が強い訳でもないので競り勝つことが出来ず相手ボールになることが多かったのも評価を落とした原因です。

アリレザ・ジャハンバフシュ

評価:C

スタッツは
ゴール 2G
アシスト 0
イエローカード 0枚
レッドカード 0枚

加点ポイント

彼を評価したポイントはプレミア挑戦2年目にしてジョーカーカードとして頭角を表してきた点です。

前半戦は音沙汰もなかったジャハンバフシュですが後半戦ではジョーカーとして使われだし、20節のボーンマス戦ではプレミア初ゴールとなる貴重な先制点を決め、その試合の次節となる21節チェルシー戦では値千金の同点弾となるバイシクルを決めて自身の存在感を示したことが今季の彼への評価を高めました。

減点ポイント

ドリブルやクロス、シュートなどの足元の技術はさすがエールディヴィジ得点王だなと思わせてくれる所もあるのですがトラップしてからどうプレーするか考えているのか判断が遅いシーンも多く見受けられました。

今季は左サイドでの起用も増えましたがカットインからの選択に迫力がなかったことが、流れを変えるための起用をされていただけに残念だなという印象を抱きました。

レアンドロ・トロサール

評価:B

今夏、KRCヘンクから£20.0mで獲得。

スタッツは
ゴール 5G
アシスト 3A
イエローカード 0枚
レッドカード 0枚

加点ポイント

周りの選手と入れ替わりながらチャンスを伺うなど今季は黒子としての活躍を評価しました。

逆サイドの選手と入れ替わりながらピッチを広く使ってチャンスメイクを行ったり、賢いなと思わせてくれるフリーランを行うなどサイドから起点を作ることを得意としている印象です。

パスの精度も高くカウンター時にはボールを受けて前に走ってる選手の裏にロングボールを蹴ったり、狭いエリアでショートパスを繋げる点を高く評価しました。

減点ポイント

恐らくポッターが彼に対して期待したポイントはラスト30mの仕上げの部分なんでしょうが、本人のプレースタイルと合わずに上手くハマらなかったことが彼の評価を落としたポイントになっています。

マンチェスター Cのスターリングのような1体1を望むような役割を求められたものの、一瞬のスピードがなく、対人も絶対的な強さはなくドリブル突破は苦手なのかなという印象がありフィニッシャーの役割を担えない点が残念でした。

アーロン・コノリー

評価:C

第4節マンチェスター C戦でトップチームデビューを果たすと途中交代枠としての地位を築きました。
第8節トッテナム戦では先発に抜擢、2点を奪う活躍をし、自らの名をプレミアクラスタに示しました。

スタッツは
ゴール 3G
アシスト 1A
イエローカード 0枚
レッドカード 0枚

加点ポイント

彼を評価した点は下のカテゴリーからやっていた点取り屋とデコイランの役割を同時に果たせる点です。

基本的には前線に張り、パスを引き出す動きをしますが、前線にボールが届かない硬直したゲーム状況や、自分以外にストライカーがいる時には少し低めにポジションをとりスペースを空けたり、自らが中継役として前線にパスを送るなどの働きを評価しました。

減点ポイント

彼の評価を落としたポイントは自らの点取り屋というタスクをこなすことができなかった点です。

トッテナム戦で2得点と大活躍こそしましたが、それ以降コンスタントに出場できても点を取る事が出来ない試合ばかりで気づけば先述の試合と最終節で決めた1点で3得点のみとなってしまったシーズンという点が評価を落とした原因です。

かと言え、トップチーム初挑戦の選手なので若干厳しい評価をしていますが、それほど期待している選手なので腐らず頑張ってもらいたいです。

監督

グレアム・ポッター

評価:B

今夏、スウォンジー シティからブライトンの監督に就任。

加点ポイント

去年までキック&ラッシュを行っていたチームをプレシーズンの準備期間でポゼッション志向のサッカーに変化させた点を1番評価したいです。

軽く選手に対する功績をまとめてみると、
ダンクのビルドアップ適正を見抜く。
プレパーを1つ上のレベルに引き上げる。
異色の2mCB(バーン)をSB起用。
アルザテ、コノリーのアカデミー組トップ定着。
等々、選手の成長に関しても大きく貢献をしてくれたと思います。

減点ポイント

後半戦に全く勝ててない点はポッターだけの責任にする訳では無いですが、評価を下げざるをえない点です。

戦術に関しては疎いので詳しい所はよく分かりませんが、システムを弄る頻度は多かったのかなという印象があります。

また今季は343や4231、442等のフォーメーションを併用しており、試合途中にシステム変更が多かったことが選手達はまだ慣れていなかったのかなと思いました。

あとがき

まず初めに、今回はプレミア通信簿という企画に参加させていただいてありがとうございます。

こういう機会を設けていただいて、改めて今季の選手達の活躍や逆に悪かったところなどを見直すことができたので個人的にもいい機会でした。

また今回紹介しきれなかった選手などもいますが、仮にその選手の評価が気になった場合はTwitterのEve(イブ) (@BHA_8) のDMに凸っていただけたら幸いです。

----------

いかがだったでしょうか??

1人でも多くの方に楽しんで頂けていれば、
非常に嬉しいです!

感想やご意見等ありましたら、
是非お気軽にコメント欄やTwitterでのシェア、
お待ちしております!

次回はバーンリー編!!

お楽しみに🦁

ライター紹介

Twitterアカウント Eve(イブ) (@BHA_8)
noteアカウント Journalist.Y
ひとこと - Twitterではブライトンを中心としたプレミア関連のツイートやLigue1についてのツイートをしているので良ければ見に来てください。
noteでもブライトン関連やLigue1の選手についてブログを書かせて頂いてます。

僕の昼食がちょっとだけ華やかになります