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みんなで作るプレミアリーグ通信簿 〜ボーンマス編〜

はじめに

今までありがとうPremier League。

この5年間は夢のような時間でした。いつかまたこの舞台に戻ってこれる日を信じて応援し続けたいです。冒頭からしんみりとした雰囲気となってしまいました。降格という悲しい現実を突きつけられ、気持ち的に大変つらいものはありますが、せっかくお誘い頂きましたので選手ひとりひとりを自分なりに評価していきたいと思います。

小津さん、お誘い頂きありがとうございます。

選手評価の基準は下記の通りです。

A:素晴らしい活躍だ!

B:なかなか良かった!

C:まだまだやれるはず!

D:もう少し頑張りましょう。

その中で印象に残った選手には、

MVP、GREAT、GOOD、BAD、WORSTを

つけていく形です。評価に悩む選手にはB+

といった記号の力も借りるつもりです。

※写真は全てAFC Bournemouth公式より拝借

GK

アーロン・ラムズデール

評価:A | MVP |

今シーズンのBournemouthにおいて、最も「良い意味」で期待を裏切った選手です。今シーズンは開幕からほぼ全ての試合に出場しています。チームの調子が上がらない中、Ramboのビッグセーブやピッチ外で見せる笑顔に何度も助けられました。状況判断力等まだまだ改善すべき点はありますが、ファンのハートもがっちり掴んでおり、文句無しのチームMVPでしょう。

マーク・トラヴァーズ

評価:C

今シーズンの出場はホームのWatford戦のみとなったTravers。その試合ではキックミスから失点を招いてしまう場面も。それでも、昨シーズンのSpurs戦のようなスーパーセーブを連発できる力は持っているし、Ramsdaleも安泰ではないと思っています。切磋琢磨し成長していってくれることを期待していますが、ローン移籍などでもっと出場機会をあげたいのが本音です。

DF

サイモン・フランシス

評価:C

怪我で出遅れたが、その後はコンスタントに試合に出場していたものの、再び怪我で再開後のリーグ戦には出場できず。主戦場は右サイドバックだが、怪我人の影響でセンターバックでの起用も多かった印象です。今年は特に相手のスピードに苦戦する場面も目立つようになってきたFrancisですが、Howe監督からの信頼は厚く、キャプテンとしても重要な役割を担っていました。まだまだやれるはず。

スティーブ・クック

評価:B-

序盤の出来は最高だった。ファンの間ではEngland代表にも選ばれるのではと騒がれていた程。その後は怪我があったり、Nowrich戦のハンドがあったりと少し不安定なパフォーマンスとなってしまったのが残念です。それでも再開後はAke不在の中かなり踏ん張ってくれていて、Cookieの存在はBournemouthに必要不可欠だと再認識しました。来シーズンは再び奮起してくれることでしょう。

ナタン・アケ

評価:A | GREAT |

怪我での離脱がなければ文句チームMVPかなという安定した高いパフォーマンスを発揮してくれたAke。CBとして上背はないですが、対人能力やカバーリングなどの守備能力はもちろんのこと、セットプレーにおいて重要な得点源となる貴重な存在です。Bournemouthにとって核になる選手のひとり。ビッグクラブから熱い視線を集めるのも頷ける。

チャーリー・ダニエルズ

評価:C

8月のManchester City戦で大怪我を負ってしまい、残りシーズンを棒に振ってしまったDaniels。ベテランらしく好不調の波が少ない、落ち着いたパフォーマンスを見せていただけに非常に残念でした。復帰の時期は未定だが、中断期間中も懸命にトレーニングしている姿はとても応援したくなります。

アダム・スミス

評価:B

Bournemouthの中でも安心してみていられる選手のひとり。左右どちらでもプレーできるが、右サイドの方がより持ち味を発揮できる印象。今シーズンに関しては、スピードに乗って切り込んでいく姿が、昨シーズンまでと比べると少なかったように思いますが、相手の理不尽ウインガーを止められるのはSmithしかいないというほど獅子奮迅の活躍でした。Burnley戦のハンド(VAR)は不運。

ジャック・ステイシー

評価:B-

昨シーズンまでLeague Oneでプレーしており、Premier Leagueにデビューとなった今シーズン。当初は守備面でスピード感についていけていない場面も見受けられた。その後は徐々に慣れて、アシストを2つ記録するなど良いプレーを見せていたStacey。サイドバックだけではなく、ウイングバックでも起用される場面も。スピードに乗ったオーバーラップは大きな魅力。

ディエゴ・リコ

評価:B+ | GOOD|

5大リーグの中で、最もインターセプト回数の多い選手(1月時点)であることが表すように積極的なプレーが光ったRico。Premier Leagueの水に慣れたのか、今シーズンはとても良いパフォーマンスを発揮してくれましたね。アシストやチャンスクリエイトも多かった印象です。中断前の数試合は出場のない状況が続いたが、再開後には再びスタメンに返り咲いた情熱溢れる選手。

ジャック・シンプソン

評価:C

HomeとAwayで両方のLiverpool戦で、味方の怪我による途中出場となったSimpson。失点に直結するミスもあり、批判の声も多かったですが、それ以外の場面ではしっかりと身体を張ってプレーできていたし、実は足元の技術も低くない。彼に必要なのは出場機会と自信だ。

クリス・メファム

評価:B-

今シーズンのBournemouthにとっての初ゴールをあげたMepham。開幕から順調に出場を続けており、表情を見ても自信を持って堂々とプレーしているのがわかります。それだけに大怪我を負ってしまったのは、さぞ悔しかったことでしょう。来シーズンは怪我をバネに、センターバックのレギュラーとして更に成長してくれることに期待している。

MF

ダン・ゴスリング

評価:B+

話題に上がることはあまりなかったが、今シーズンも重要な仕事をしてくれたGosling。12月のChelsea戦のように値千金のゴールを決め、守備でも大事な局面で身体を張れる。どんな時でも自分にできるプレーを着実にこなしてくれる、とても信頼できる選手だ。ハートも熱く、戦術的なファールも厭わないクレバーな一面も持ち合わせている。

アンドリュー・サーマン

評価:C+

若手の台頭もあり、出場機会を減らしているものの、彼のゲームコントロール能力はチーム随一。最近はスピード不足も否めませんが、彼が入ると中盤でボールを落ち着かせてくれることを再認識しました。今シーズンも出場した試合では持ち味を発揮。まだまだ Bournemouthにとって重要な戦力。彼の経験や技をLewis Cookらに吸収してもらいたいです。

ジェフェルソン・レルマ

評価:B

Bournemouthにおける彼の存在は大きい。読みと対人の強さを生かして相手のボールを奪い取り、 丁寧なボールコントロールでBournemouthのビルドアップを支えている。今シーズンも存在感が抜群。しかしながら、相変わらずイエローカードが多い選手。サスペンションで試合に出れないのは最早Bournemouthの恒例行事。

ジョードン・アイブ

評価:D | WORST |

今シーズンは2試合に途中出場したのみ。ピッチ外での大きなトラブルもあり、チームに全く貢献できていなかったと言えます。今シーズンのIbeには本当に失望させられました。とても悲しい。

ルイス・クック

評価:C+

昨シーズンに大怪我を負い、9月のEverton戦で復帰を果たしたCook。怪我人続出の影響でサイドハーフでの出場もあり、中々本来のフォームを取り戻すことが出来ませんでした。ただし、時折見せるプレーには才能の片鱗が見てとれます。調子を取り戻しつつあるが、期待値からみればまだまだ足りないですね。

ジュニア・スタニスラス

評価:B

今シーズンはチャンスに絡むことがほとんど無く、不完全燃焼なシーズンだったのではないだろうかと思ったのは中断前まで。再開後にはそのセンスを存分に生かしてチャンスを生み出し、特にMan United戦のゴールは本当見事でした。それだけでなく守備面でも大きな貢献を見せた俺たちのStanislas。秘密兵器が本領発揮ですね。

デヴィッド・ブルックス

評価:B-

今シーズンのPremier LeagueはBrooksの年となるはずでした。開幕前の怪我長引き、中断前までの出場はゼロ。Bournemouthにとってかなり痛手となったのは間違いありません。再開後にも調子は上がりきれず、期待されたほどの活躍はできませんでした。それでも創造性溢れるプレーは唯一無二。希望の星。もう少しBournemouthのユニフォーム着たBrooksが見たいです。

ハリー・ウィルソン

評価:B-

Liverpoolからローンで加入したHarryは印象的なゴールをたくさん決めてくれました。彼の左足は本物ですが、守備面の脆さが浮き彫りになっていたイメージがあります。プレー強度が低くく、ムラがあることがフル出場が少ない理由だろう。そこを改善できれば更に良い選手になれるだろうと思います。

ライアン・フレイザー

評価:C+

移籍絡みでモチベーションを大きく下げてしまっていたFraser。7ゴール14アシストの昨シーズンと比べれば、チャンスに絡む回数がかなり少なかった印象です。期待が大きかったこともあり評価は低め。移籍の噂が絶えない中、再び自分の価値を示す場所が Bournemouthであることを願いたかったが退団が決定。愛されるべき選手なのにこの去り方は悲しい。

フィリップ・ビリング

評価:B

Bournemouthにはあまりいないスケールの大きな選手。開幕からスタメンを確保し力を示している。ポジショニングに改善すべき点はあるが、長い足を生かしたボール奪取や柔らかなボールタッチは見事。調子の浮き沈みやプレーのムラ改善できれば、Arsenalのレジェンド、Patrick Vieiraのような選手になれるとの声も。

FW

ジョシュア・キング

評価:B

昨シーズンからの良い流れをシーズン序盤も維持していたが、怪我で離脱する期間が多かったのは非常に残念。VARにもよく泣かされましたね。出場した試合では、力強いドリブル突破や強さを生かしたボールキープなど持ち味を発揮していたKing。1月にはMan Unitedからのオファーは実現しませんでしたが、気持ちを落とすことなくプレーできていたのは好印象。この夏は忙しくなりそうな予感。

ドミニク・ソランケ

評価:C+

スタメンではない試合でも、必ずといっていいほど交代の1番手として使われていたが…毎回不発なら終わっていました。しかし、再開後のLeicester戦でついに期待に応えたDom。セカンドトップのような役割で使われることが多かったが、彼は9番の選手。Bournemouthにとってセンターフォワードができる貴重な存在。Championshipでの無双に期待を寄せています。

カラム・ウィルソン

評価:B

昨シーズンに素晴らしい活躍を見せ、今シーズンの序盤戦も順調にゴールを重ねていたが、急激に失速しゴールを奪えない時期が長く続き、前線で孤立することが多かった。もっと強引にシュートを打って欲しいと思う場面も多かった。Callumがゴールすればファンの盛り上がり方が違う。もっと私達を喜ばせてくれ。

アルノー・ダンジュマ

評価:C | BAD |

期待のウインガーにとっては怪我に泣かされたシーズンだった。出場した試合では、いつも何かやってくれそうな雰囲気を醸し出しており、期待値は物凄く高い。Howeを慕ってBournemouthに来てくれたDanjuma。その本領を発揮してチームを勝利へと導いてくれると信じていたが、正直貢献できたとは言い難い。

サム・サリッジ

評価:C+

シーズン前半はChampionshipのSwansea Cityにローン移籍しており活躍を見せていました。得点感覚に優れた選手。1月にBournemouthに復帰して出場時間も短かったが、いつも全力でやってやろうとする気持ちがあり頼もしい。下部組織出身の選手のためじっくり育てたいです。Saints戦の幻のゴールは惜しかったですね。

監督

エディー・ハウ

評価:A

現在のBournemouthを作り上げた偉大な監督。

彼には感謝の言葉しか出てこないです。

今までありがとう。本当にありがとう。

あとがき

選手評価は評価する人によって好みが別れるため、どれが正しいかどうかは分かりません。今回はひとつの意見として捉えていただければと思います。この機会を作っていただいた小津さんには、改めて感謝申し上げます。とてもつらくとても楽しい企画でした。自分のBournemouthに対する愛も再確認できました。今後は、選手評価は別の方に任せて、愛するチームを目一杯応援していきます。

最後までありがとうございました。

またPremier Leagueでお会いしましょう。

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次回はブライトン編!!

お楽しみに🦁

ライター紹介

MAN OF THE MATCH ( @MANOFTHE2000 )
愛するBournemouthに
いつも夢を見させてもらっています。

僕の昼食がちょっとだけ華やかになります