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第一章 “メンヘラ” との出会い


「体験した」というよりは
まったく理解を超えていたのだが、

あ、ありのまま、、
今までに起きたことを話すぜ。



僕がはじめて彼女に会ったのは
たしか雪が舞う2019年の12月
僕は23歳で、彼女も23歳だった。

彼女の名前は忘れてしまった。

携帯の履歴を引っ張り出して
思い出すこともできるのだが
今となっては名前なんて、もうどうでもいい。

僕は彼女の名前を忘れてしまった。
ただ、それだけのことだ。

仲間に会って
何かの拍子で彼女の話が出ることがある。
彼らもやはり彼女の名前は覚えていない。

昔、あるところに ”メンヘラ” がいた。

それが、彼女の名前だ。



何を言っているのか分からないと思うが
僕もあの2年間何をされたのか分からなかった
頭がどうにかなりそうだった

睡眠術だとか洗脳だとか
そんなチャチなものでは、断じてない
もっと恐ろしいものの片鱗を味わった。

そんな メンヘラ との記憶を
少しずつ書き記していこうと思う。

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