パラレルコレクション杜野凛世についての予想と考察
実装前に少しでも備えておこうと思い作りました。
◯カード名:【ラヴ・レター】
もはや言うまでもなく、凛世STEPの最終コミュ『出さない手紙』が関わってくるでしょう。
このコミュにおいて、凛世がシャニPへの感謝と同時に自らのシャニPを恋慕うありったけの想いを記した手紙を認めていたのは周知の事実かと思われますが……
正史の凛世はこの手紙を“あえて”出さなかったんですよね。硝子少女までのコミュを経て、覚悟が決まった凛世は、渡そうと思えばいつでも渡せる自らの想いの丈を赤裸々に綴ったその手紙を、今のアイドルとPという二人の関係性を保つため、あえて机の中に仕舞い込んだのです。
STEP実装後のパラコレのカードタイトルでわざわざこれを明示したと言うことは、当然パラコレのコミュの内容も凛世がこの『出さない手紙』をシャニPに渡した後の話と想像できるでしょう。
パラコレ凛世読む上での最重要前提コミュはSTEP編になるかと思われます。
……そういえば、凛世コミュ✖️手紙といえば、もう一つ思い出せるコミュがありますよね?
【”十二月“短編】TrueEnd
『紅の踊り子の主題・跋』
ここでも凛世とシャニPは『年賀状』という手紙の話をしたり、凛世からシャニPに年賀状を送っていたりしていました。
手紙の内容は上記の凛世の台詞に任せるとして、今回注目したいのはシャニPと凛世の会話の中にあったこの描写。
ここでいう『この間』とは【十二月短編】冒頭で描かれたカルメンの口紅を試し塗りした時の話です。冒頭コミュでシャニPは凛世が口紅を変えていたことについて何も触れませんでしたが、TrueEndでは一点、それを指摘した上で、「そういうことをちゃんと分かるようになるから」と約束していました。
この一つ前のコミュである【水色感情】のTrueEndでは、今のままでは凛世のことをちゃんと分かれないと自覚し出したシャニPが、彼女の事を理解するために一人意気込んでいる描写がありましたよね。
まあ結局のところここでのシャニPの決意はというと、『アイドルでない杜野凛世』のことを見ようとしなかったためにGRADに続き【われにかへれ】でも盛大にやらかしてしまった訳なんですが。
正史では上述したように【水色感情】Trueや【十二月短編】Trueの決意、そして【われにかへれ】での凛世からの拒絶を経て、ようやくシャニPが『アイドルでない杜野凛世』のことを見なきゃいけないんだと気づいた訳です。
IFの世界であるパラコレでは、もしかするとここら辺の過程が正史と大分異なっている可能性があるやもしれません。詳しくは次章以降で話していきます。
◯このカードのどこが『パラレル』なのか?〜正史との分岐点は何処に
今回の本題中の本題へと参りましょう。
一体今回のカードのコミュはどこがパラレルなのでしょうか?
はいそこ!!シャニPと凛世が結婚するのは正史だから違います!!
勿論、前述した『出さない手紙』を出している所はそうでしょうが、それだけで(=シャニPと結婚しただけで)凛世がシャニPに対してこんな話し方をできるようになるとは到底思えません。
P杜の旧姓杜野凛世は、結婚していたとしてもしばらくの間はアイドルとPという関係の名残から『プロデューサーさま』など敬語が抜けなかったり、「ずっと、一緒にいてくれますか?」など敬語が抜けるとはいえそれでも丁寧な口調をしていると言うのが自分の中での解釈です。実際【われにかへれ】でも今までの慣習や関係性を変えることは簡単ではないと言われていましたしね。
パラコレがあり得た未来を描くIF世界線なので、やはり考えられる可能性としては正史との分岐点がきっかけと言うものしかないと思います。
ここからは(コミュ実装前なのでまじで手探り状態ですが)、いくらか考えられる事を書き綴っていこうと思います。
(甲):WING運命の出会い〜【われにかへれ以前】
下記Noteでも書いている通り、正史でのシャニPと凛世の二人の関係性の転換点は、間違いなく【われにかへれ】です。
ここで凛世が明確にシャニPのことを拒絶しなければ、シャニPが(アイドル杜野凛世だけでなく)アイドルでない杜野凛世という一人の少女のことを見ようとしていなければ、今の二人の関係性は無かったと言っても過言ではないでしょう。
そんな正史上の今の凛世とシャニPは、以前から大分距離感を詰めたといえど、いまだにアイドルとPという関係を保っています。これは凛世の方が、今の関係を続けたいがためにわざと自分の想いを伝えないようにしている(自分の想いを伝えられない訳じゃなくて「あえて伝えていない」と言うのがポイントです)
それが『プロデューサーさま』呼びだったり、シャニPへの敬語だったりに現れているのは皆さまご存知の通り。そのため、【われにかへれ】以後に最初の分岐点があったとしても、告知画像にあったような口調に変化することはないと思います。
よって、一番最初のパラレルへの分岐点はおそらくGRAD以前と推察します。それが海辺で書いていた相合傘が何事もなく完成していた時なのか、タコノマクラが上手く跳ねて自分の想いを告げられた時なのか、バスを待っていた際にお互い眠ってしまって凛世がわざと起こさなかった所なのか、水族館デートの時にシャニPの元へ仕事の電話が入らなかった時なのか、ビルの屋上で花火を共に見ていたシャニPを自分の意思で引き止めた時なのか……
どこがIFとなったかは現段階ではわかりませんが、GRAD以前のどこかで私たちの知るコミュとは異なる展開になったのは確かだと思われます。そして、正史よりも早く【われにかへれ】の時のような事が起こり、史実より早く凛世とシャニPの関係性が縮んだ故に、凛世がこのような口調でシャニPに自分の『我儘』を伝えられるようになったのでしょう。つまり、正史よりもシャニPと凛世が結ばれてからの時間が長いためにその分関係性も進展し、お互いにタメ口で話せるようになったと言うのが俺の考えです。
実際に信頼度16ボイスや件の凛世STEPでは、凛世が自分の『我儘』を誰かに気兼ねすることなくシャニPに伝えられるようになっていますし、二人の距離感が縮んでいるのは間違いありませんよね。それが付き合ってるのか、もう結婚まで言ってるのかは別として……
少なくとも、いつも一歩引いて相手を引き立てる性格の凛世が誰かに話す時に使うような口調では絶対にないんですよ。これが誰も腕時計の方を(利き腕以外で)凛世って予想できなかった理由でもあるんですが。
先程の繰り返しとなりますが俺の答えは下記の通りです。
杜野凛世という少女が、(4thライブの手紙などで語っているような)長年の夢を叶えてようやくシャニPの隣に並び、共に同じ時を歩み、共に迷えるようになったから以外には、凛世があんなタメ口でシャニPに話している訳考えられないです。
(乙):運命の出会い以前〜凛世がシャニPと同い年な世界線?〜
先程の答えは、あくまでIF分岐点が運命の出会いより後(シャニPと凛世の年齢差が公式ままの世界線)の話です。ここに年齢操作が入ってくると、もう二つほど答えが生まれてくると思いませんか?
「何をふざけたことを……」とか思われてそうですが私は大真面目です。と言うかこっちの方がありえると真剣に思ってます。
その根拠は【水色感情】『A1.君とabc(R.Morino)』にて行われているシャニPと凛世のやりとり。
シャニPと凛世が同い年なら、成人同士だから合法的に付き合えるし結婚できるんだよな〜〜〜!????? 凛世が正史通りシャニPから勧誘されてアイドルになった世界線もそうですけど、同い年同士となると両親公認の許嫁の関係とか色々妄想できちゃってまじで良くないです幼い頃から山の上とか都会のカラオケ店とか一度も行ったことないような色々な場所へ許嫁である凛世のことを連れて行っては新しい『世界』を見せてあげていたシャニPと、そんなシャニPと一緒に過ごす時間が人生で一番の幸せで「この殿方と結ばれるために凛世は生まれてきたんだ」みたいにめちゃめちゃ重い一途な恋煩いしてる凛世とかグヘヘ……
……大変失礼いたしました。何の話でしたっけ?あー、えーと、つまりですね、同い年かつ自分が気を許せる婚約相手(シャニP)にならあんな口調で話しても違和感は全然ないよねって話をしたかったんです。勿論(甲)同様二人の関係が親密なのは大前提ですが、年齢差離れた少女と成人男性よりも、同年齢の男女の方が元々の距離感は大分近いはず……
(丙):運命の出会い以前〜凛世がシャニPより年上の世界線??〜
おまけ程度にこちらも紹介しておきます。もしあの凛世がシャニPより年上だったならあんな口調使ってもおかしくはないよね、みたいな感じなので個人的には流石にないかなと思ってますけどね。でもパラコレの凛世、ここで言われてるように紛うことなき大人だし、シャニPと凛世の正史での年齢差考えたら凛世があの年齢ならシャニPもめちゃ老けてるだろうし……いやぁ〜流石に…………まさか、ねぇ〜〜〜??
あとがき
さて、ここまで好き放題書き綴ってきましたがいかがでしたでしょうか?コミュ実装前にこんな書いたの多分俺も初めてですw
でもこうでもしてないと本当に落ち着かないし心臓バクバクで吐きそうだったので……。少しでも読んでくださった皆様のコミュの予習や復習、考察のためになれば幸いです。
ふふ……「未来のことをいえば鬼が笑う」とも申しますが、最後はやはりこの凛世の台詞で〆させていただこうと思います。
ご静読いただきありがとうございました!
『I don’t know what will happen——』
『未来が……どうなるかは……
誰にも……——』