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まちの色

 今日のゼミでは、大丸有と呼ばれる大手町・丸の内・有楽町のフィールドワークをした。
その中で特に大手町というまちに対する印象が変化したことについて書きたい。

 私はまち歩きをするまで、大手町に「新しく、高さのあるビルが建ち並ぶオフィス街」という印象をもっていた。ただ、今日まち歩きをしていると皇居や将門のお墓、明治生命館といった昔の外観をした建物も多く、イメージが変わりはじめた。
しかし、特に感じたのはその相反するまちを特色づける建物の印象は融合されることなく個々それぞれの色のまま、同じまちに存在することへの違和感である。
皇居の木々の隙間から覗く高層オフィスビル、ビジネス街の一角にある歴史上の人物のお墓など、今昔が感じられる景色が同時に目に入ることで、どちらか一方に浸ることがない。

 まちは一体に統一感ある特色をもつと思っていた私は、この発見にアンバランスな違和感を感じると同時に不思議な面白さを感じた。

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