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DV男の衝動性はいつでもどこでも。

DVといえば。衝撃的だったのが妊婦にでも容赦しない自己制御の無さだった。(今にして思えばDV加害者特有の自己正当性の高さのゆえであり制御しようとも思っていないし、相手が悪いとしか思えない脳の仕組みが問題なんだけどね)

渡された生活費は15万円。結婚資金300万円のローン返済が毎月7万円の超貧困世帯(医師家庭で。今回は経済的DVに関しては言及しない事にします)の新婚時代、ボーリング場のゲーム代を請求され、お金がないよ、、と答えた直後に、突き飛ばされ後ろのタンスにぶつけられた。妊婦の私を。もしタンスがなければ、床に叩きつけられただろう。(医者だよね?)

初回の暴力はもはや記憶が朧げで定かではないけど、もう手遅れだ。と思ったのを覚えているので、式の日が決まった婚約時か、その辺りだっと思う。

小禄大通りを走っている時だった。会話をしていた車の中でいきなり、俺はお医者様だぞ!と叫び出したのと同時に拳が飛んできた。次の瞬間。助手席の窓に頭を強打したのだった。(お医者様と自らを叫ぶこの男は普段から一銭も出さずに私のお給金で飲み食い暮らし、義父に咎められても払わない吝嗇(りんしょく)の極みだったけど)。

殴られる直前、大喧嘩をしていたわけでも、ヒステリックな会話があったわけでもない。一言も聞き返されてもないし、説明も求められてもない。

暴力は、いきなりだった。

かなりの強打で(だって、至近距離で、想定外だから構える余裕もない)クラクラして、痛みがかなり長く残った。交通事故ってこんな感じかなと思ったぐらい。

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数日後、義母に恐る恐るDV男(あ、息子ね)から暴力を受けたことがあるか、義父はどうだったかを聞いた。

義母は、浪人時代、同じく浪人をしていた義妹の友人に勉強を教えたりしていたDV男(息子)に、自分の勉強を優先させなさいと忠告したら蹴られた、という話をしていた。。。たいしたことがないような口ぶりだったので、、)蹴るマネだったか。。義父の暴力はなかったそうだ。

今思えば、このDV男の学生時代の交際相手が自殺未遂をし、通学している大学病院に運び込んだという事件は、暴力(身体的以外にも)やPSYCHO-PASSのせいではなかろうかと憶測される。

今まで彼女を殴ったことある?と訊いたら、彼女の顔を殴ったら泣きながら原付で帰ったと言う話をしていた。当時は躾だ?みたいなことを言っていた。

自殺未遂後もかつての交際相手と付き合うも、結局、遠距離恋愛中に別の男性と浮気され懐妊しフラれた話を聞いた時はショッキングだったけど、そのままDV男と結婚せずに、別の人と幸せな道を選択した賢明さが羨ましくも思えます。最後の線でよく決断実行できたことを称えたいと思います。おめでとう。きっと穏やかで幸せな毎日をお過ごしのこととでしょう。



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閑話休題。

さて。こういう暴力男の衝動性というのはかなり酷くて強い。

宮古島の単身赴任先を母子で訪れた時、
楽しそうに豆腐の味噌汁を作るぞと宣言していたので、そかー、絹ごしかな木綿豆腐かなとつらつら思いながら卓に着くと、

あれ?具がない。。んー、お鍋にあるのかな、と思って小さく、あれ?お豆腐がないよ、、と独りごちていたら(決して相手を責めても怒ってもいない、そもそも、そういう関係性はないし豆腐如きで怒るわけないよね?)、いきなりの顔面強打。

誰がそんな展開を想像できるだろう。
車内強打事件の時と同じく至近距離だったので、治療中の仮歯が折れるぐらいのパワーで殴られた。いきなりなので身構えることもなくされるがまま。口腔内出血。

久しぶりに会った親子三人の食事の時間。
中学生の息子の前での面前DV。もちろん息子も抗議も庇いもできない固まった状態。普段一緒に過ごすこともなく会話もない父親が見せる突然の暴力。

母である私は息子の前で、痛みと衝撃に泣き叫び阿鼻叫喚もどきになって我が子に衝撃を与えたくないと思ってしまった。そう、自分の受けた痛みより息子への影響を思っていた。いつでも。

私の傷は別に大したことはないと取り繕うことで彼の心を守りたかった。私さえ我慢すれば、、、と。

そんな努力も今となっては、悔やんでも悔やみきれない悔恨をもたらす一件である。

私の息子への愛情や配慮は、かえって息子自身に対して、男性や権力者からの暴力や横暴さや人権侵害や自己中心を容認し知らず知らずに受け入れてしまう素地を作ってしまったのではないかと深く深く痛みを伴う後悔しかない。

悔やんでばかりもいられないので、息子へは父親の冷酷卑劣な行動を隠しかばっていた事を説明するしかない。本来父親として夫としてのあるべきロールモデルを自分自身で探し自分なりの理想を構築して欲しいと願うばかりである。意識的に考え確認し、時には思考を精査する必要があるのだろうと思う(モラハラやDVに知らずに感化されているだろうから)。


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絶望と戦慄。

離婚前夜、当のDV加害者本人に、この時のことを訊いた。
なぜ、たったの一言で、それも、責めても非難でもない小さな言葉だったのに殴ったのかと。

DV男は言った。

お前は人の気持ちをわからないからだ。

悪びれることなくそう答えた。

え?、、、は?なんて言ったの?  気持ち?

え?殴られる人の気持ちは? 痛みは?

目の前で母親が父親からの暴力を見せられた息子の気持ちは?


ここまで自己正当性の高い人間っているのだろうか。

悪びれもせず本気でそう思っているのがわかった。
その絶望感たるや。。。もはや返す言葉がなかった。


幼児性や短気だから、、だけではない。支配性の関係。脳の反応?

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話し合いの末に。コミュニケーションが取れなくて。話し合っても想いが伝わらなくて、、、。とかではない。有無を言わさずいきなり暴力は爆発する。

俺を怒らせたお前が悪い。

というのが彼らDV加害者の特徴であるとは後にたくさん読んだ書籍にあった。

精神科医も専門家も言う。

身ぐるみはがすまでするよ。悪魔と思いなさい。いや、悪魔よりひどいよ。と。間違った全能感。自己正当性の異常な高さ。余程じゃないと治らないそうだ。長い間米国でも矯正教育がされても効果は殆どなかったそう。


運転中にも暴力、怒りの鉄槌。もはや危険性やモラルは度外視だ。疲労しているだろうと運転を代わっていた私は走行中でもたたみかけるような暴力を受けた。那覇市から親類のいない名護市に転居すると暴力は恐ろしい程増幅した。

肩から外れていたシートベルトを閉めろと、いきなりヘッドレストを蹴られた。クラクラして目が見えなくなる恐怖。危ない、運転中だ!後頭部に広がる激痛。しばらくの間続くなかなか消えない頭痛。響く痛み。(今思うと、追突事故の後遺症と同じだ。重く鈍く続く痛み)。

ギアに手を置いていると、両手で持てといきなり殴られる。ハンドルを両手で待て、という事だそうだ。助手席からDV男の怒りに任せての殴打で腕に力が入らず運転ができなくなった。危険だ。何より、驚いて声も出せず固まっている息子の表情に心が痛んだ。殴られている一部始終を見ていた。息子の驚愕した顔とDV男の冷酷な表情。

ううう。。。吐き気を催す記憶。

子供がいても、運転中でも、収まらない、おさめようとしない理性のコントロール不能。いや、コントロールする意味も知らず自制しようともしない自己正当性の高さは後悔や反省とも無縁だ。

まさに家庭は無法地帯だった。

そうだった。

いつでもサイコパスが法律であり家庭の施政者だった。

逆らう民は厳罰を受け処罰され完膚なきまで痛めつけられ遺棄される。

DV男に追従し、おべっかを使う取り巻きだけが美味しい思いをするという、あの世界の法律。




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