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「乱舞」という言葉を、竹は川に贈る。

こちらは #竹内朱莉アドベントカレンダー 5月27日(6日目)の文章です!!

#竹内朱莉アドベントカレンダー は2023年6月21日をもってアンジュルムをご卒業なされる竹内朱莉さんの新たな門出を祝福したい!という趣旨のアドベントカレンダーです。


昨日のなおやさんのたけちゃんとかみこちゃんの関係性についての解像度の高さに感嘆としながら文章を仕上げています。

さて、
私がアンジュルムと出会ったのは2019年2月のこと。和田体制晩熟期、最後期。アンジュルムと出会った所謂新規ハイな状態で、あまりに完璧なアンジュルムのアイドル表現にテンションが毎日爆あがり、こんなにも素晴らしいアイドルグループを世間が知らないなんてあり得ないと憤っていました。輪廻転生アルバムの完成度やアンジュルムック、テレビへの出演も多く、恐らく此処がこのグループの最高到達点なんだろうと浅はかにも感じていました。新規だったので。

しかし、ご存じのとおり現在2023年5月。この4年間の間に色んな状況を乗り越えて、飲み込んで糧にして、最高到達点なんて言葉でなく、これからの永続性を感じさせるとても強いグループになったように思います。
よい意味で絶対的カリスマ性によってグループをワンマン経営的にメンバーを先導し引っ張り、グループを高くもち上げた和田さんから。懐深くメンバーを受け止めメンバー1人1人の力をエンパワーメントさせて全員で戦うグループを作った竹内さん。
異なるアプローチがあったとは言え、どちらにしても2人とも愛を持ってグループに接しており、そして、1代目2代目リーダーの重要な役割を果たしたのだと思いました。

今回、竹内さんへの祝福noteではありますが、私の推しメンである川村文乃さんに向けて竹内朱莉さんが贈られた「乱舞」という言葉を考えてみます。
個人的に川村さんは竹内さん体制のアンジュルムにおいて特にエンパワーメントされ大きく変化したメンバーの1人であると思います。またグループの成熟という部分も併せて僭越ながら私の考えを述べていきます。

煌々舞踊

2023年4月15日から23日にかけて明治神宮外苑・聖徳記念絵画館にて行われた竹内朱莉さん初の書道展「煌々舞踊」。その作品群の中に竹内さんが現アンジュルムメンバーをイメージして書した作品がありました。

莉佳子ちゃん無敵、れらちゃん可憐、鈴ちゃん無邪気、しおんぬ情熱等、確かに言い得ているなと感じる言葉達。

その中で、竹内さんが川村さんに向けて書した「乱舞」という言葉。一見意外な言葉を当てているように感じました。

乱舞

[名](スル)
1 入り乱れて舞うこと。踊り狂うこと。「蝶 (ちょう) が花畑を―する」「狂喜―」

2 五節 (ごせち) ・豊明 (とよのあかり) の節会 (せちえ) などのあとに、殿上人 (てんじょうびと) たちが今様などを歌って舞ったこと。また、その舞。

3 中世、猿楽法師の演じる舞。また、近世には能の演技の間に行われる仕舞などをいった。らっぷ。

https://dictionary.goo.ne.jp/word/乱舞/

現在の言葉としては、1の意味合いでしか使われない言葉ですが、時代によっては高貴な場で歌い舞うことが「乱舞」であったことも、また面白いめぐり合わせだなと思いました。

ハロプロは国技なんですよ。大相撲と一緒。アイドルというよりは、1つの伝統芸能みたいに私は捉えているんです。

https://natalie.mu/music/column/332278

ハローで歌い踊るは、ほぼ伝統芸能、これ即ち乱舞すること。

川村さんの反応

目開けて!って開けたら目の前にあの字があって

竹内さんから見た私は
こうなのか!と
字のパワーに圧倒されて
胸がいっぱいになりました!!!!!
しばらくじっと見て
目に焼き付けてました!

https://ameblo.jp/angerme-ss-shin/entry-12799374889.html

このブログを私はとても興味深く読みました。
川村さんは、「この言葉は正に私である」と感じたのではなく、他者(竹内さん)が見る「私はこの言葉なのか」と感動を持って感じ入っています。

ここからは私の川村さんの心情の推察でしかありませんが、川村さんはかなり深いところでとても素直な人間なので、川村文乃ってこういう人だよねという言葉を割とすんなり受け取り、そういう人に向かっていく側面があるように思います。竹内さんが川村さんへ「乱舞」という言葉を贈ることで、自分では意識していなかった要素を川村さんは言葉として意識して持った人間になります。

先日のアドカレ アート部門で参加されていたカリウム様による貴重なレポート。本当にありがとうございます。このレポを読んで、また考察が深ま(妄想が深ま)りました。

竹内さんにしかわからない、かむ
ここで重要なのは、乱舞という言葉を当てたことについて、竹内さんにしかわからないという部分であり、川村さん自身も何故自分を表した言葉が「乱舞」なのかわかっていないところにあります(当然に部外者であるオタクにわかるわけがない。)。
わかりようがないわけですが、竹内さんが何故川村さんに「乱舞」を当てたのかを推察することはできます。
パフォーマンスにおける大胆さとかマグロの解体師の資格をとってしまう突飛さとか、そういう表層的なことだけじゃなくて。川村さんが本来持ってる狂気的な側面を言い得ているように思います。リーダーが自分の本質的なところをみてくれていると感じること以上に心強いことはないでしょう。

竹内体制における川村さんの成熟
最初で述べたように私は和田体制のアンジュルム新規であり、所謂「男に媚びないかっこいい女(意訳)」を表現するようなアイドルが新鮮で面白いと思っていました。少し穿った見方になるかもしれませんが、和田体制アンジュルムの中で、少女的なものが大好きな川村さんは少し浮いてしまっていた部分があったようにも感じます。(ただ個人的に和田さんと川村さんは似ているところがあると思ってもいます)

2019年6月から始まる竹内体制においては、まずあまりコンセプトが明確なグループではなくなったように見えます。竹内さんの大きな度量でなんでも受け入れてしまう力によってバライティ豊かななんでもありのグループとなり、メンバーの「好き」がそれぞれに咲き、うまくそれが世間に浸透していくことになりました。もちろん年齢的な成長もあることも大きいでしょうが、川村さんがブログなどで弱音を見せることもほとんどなくなりました。本来的に自分が自分でいられるようになったのだろうと思います。

川村さんに限りませんが、楽しそうに自分のやりたいようにアイドルをやっている推しが観られること以上に嬉しいことはありません。大好きな子達が好きなようにアンジュルムでいられる環境を作ってくれた竹内さんには感謝しかないです。楽しいアンジュルムを愛一杯のアンジュルムを届けてくれてありがとうございます。


竹内さん卒業後に際して
竹内さんは卒業後、タレント稼業と同時に書道を世界に広めるために活動するとお聞きしました。私自身も大それたことは為していませんが、24歳から27歳ぐらいまで海外をポツポツと歩いていた経験があります。
世界は近くなったとは言え、その場で見る景色嗅ぐ匂い、聞く音。その場に行ってみないとわからないことがこの世界には沢山あるように思います。いつだって楽しんで色んな経験をしてってほしいです。
今まで15年間アイドルとして酸いも甘いも経験してきた竹内さんが今後どのような人生を歩んでいくのかとても興味深いですし、ずっと応援していきたいと思います。

長い間のアイドル生活、楽しいことばかりではなかったであろうと思います。それこそどん底時代も、メンバーの卒業が重なったことも。笑えることばかりではなかったと思います。
でも常に明るく軽やかに色んなことを大笑いで歩んできた楽しい竹内さんと、
そしてアンジュルムのこれからのゆく道が素晴らしいものになりますように!!
心からありがとう。行ってらっしゃいです!!

また #竹内朱莉アドベントカレンダー を燃え盛る情熱で企画されているあさり様はじめ企画の中の方々に尊敬と感謝の念を。拙文ながらこのビックイベントに参加できたことをとても誇らしく感じます。そして!本日のアートはなななんと小粒様の書!(追記:小粒様の書は後日のアップになるようです!が、なんにしても楽しみです!)
私自身も小粒様の書を楽しみにしている者ですので、この場を温められる文章をお送り出来ていたら嬉しいです!!

そして明日の文章部門は「ちるさん」熱いBIG LOVE文章が楽しみです。アート部門は「カオリさん」うわーーー凄い!!最終日まで毎日、竹内さんに関する作品が読み見られるを楽しみにしていますーーありがとうございましたっっ

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