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介護職のためのお薬の話 vol.1 薬の種類ってどんなものがあるの?

こんにちは、薬剤師の越川です。

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今回は、
シリーズ「介護職のためのお薬の話」 
vol.1 薬の種類ってどんなものがあるの?
をお伝えしていきたいと思います!


飲み薬・貼り薬・塗り薬・目薬・・・たくさんあるけれど

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薬には飲み薬・貼り薬・目薬などたくさんありますが、大きく分けると「内服薬」「外用薬」「注射薬」となります。
それぞれ詳しく見ていきましょう。

【内服薬】


●錠剤
薬品の成分を圧縮して固形にした薬です。正確には「主成分+添加物」を圧縮しています。錠剤と一言でいっても、「裸錠(らじょう)」「コーティング錠」「徐放錠」「口腔崩壊錠」「チュアブル錠」など薬を服用するにあたって飲みやすさ・効きやすさ等を考慮してつくられています。
《例》
1日3回服用の薬を「徐放錠」(徐々に主成分を体内に放出していく)にすることで、1日1回服用にすることができる。

●散剤
粉末状の薬(粉薬)のことです。小児科さんの処方で目にすることが多いですね。小児用の薬は飲みやすくするため、「美味しく」つくられています(中には苦いものもあります)。

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