今年も和綿の種まきがはじまる。と、同時にカラムシの作業もはじまり
あわただしい日々がしばらく続く。
数年前から“伊豆の素材で布を織る”
ただただ自分だけの縛りつけ目標なのだが、なんとか続いていて
ここに天蚕が加わり(実際は一番はじめに手にした)
自分でもわけがわからなくなってくる。
何故、糸まで手で作くるのか? 誰も問うてはくれないが、
きっと、その答えは、私自身が物足りないからなんだと思う。
もの足りないものは何?
糸との関わる時間、織り上がった布の質感等があるが、
どれもその様で、ないようで…“こだわり”だけのことなのかもしれない。
でも、その“こだわり”が全てを支えているのだ。
さあ、今年も種をまこう。
では、また。
*写真は、和綿の糸で織った65×510の布 (izudorowa)