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初心者がTOFLE ITPで500点を取るためにはどんな勉強法が効果的?


多くの大学で提供されている留学制度や海外研修プログラムなどに参加するためにはTOEFL ITPのスコアを基準に参加できるか決められますよね。各個人で様々な目的があってこの試験に挑もうとしているのではないでしょうか。しかし、大学生になって初めて受けるTOEFL ITPは何からどう勉強を始めていいかわからない人が多いと想像します。

忙しい日常で試験期間まで時間のない中、どれだけ効率的に勉強ができるかで合否が決まるといえそうです。 

今回の記事ではTOEFL ITPが一体どんな試験なのかというところや効率的な勉強法について初心者向けに紹介していきます。 

 TOEFL ITPとは? 

まず、TOEFL ITPの特徴について紹介していきます。 

TOEFL ITPの概要

TOEFL ITP試験はマークシートが式で約2時間全140問の試験となりましてリスニング、文法、リーディングの3つのセクションンで構成されています。特に年齢制限や受験資格は必要ないですが、TOEFL ITPは団体受験限定の試験なので申し込み方法、条件、実施会場などは各学校や企業の指示に沿って行ってください。

また、教育機関や企業などの団体が支払いを実施するので受験者が多くなるほど1人が負担する受験料は割安になるようです。目安としては1人約3,000円から約6,000円をみておいた方がいいですが、筆者が通っていた大学は外国語系に特化していたためTOEFL ITPの受験者も非常に多く受験料も約1,600円でした。このように、各機関によって受験料は異なりますのでしっかり受験前に確認をしましょう。

TOEFL ITPは実施する団体ごとに年間受験できる回数も異なります。レベルごとに準備されているテストフォームが異なり、大抵は年間8種類のテストフォームがあるので毎年1月〜半年毎に4種類ずつ実施しているようです。そのため、事前にいつまでにTOEFL ITPのスコアが必要なのか逆算して試験に臨むと良いですね。

 TOEFL ITPの特徴 

TOFLE ITPは主に日本の大学において入学時の学科クラス分けに用いられたり、大学内での交換留学制度や海外研修・海外インターンなどの参加時にテストのスコアが必要になったりする場合が多いです。 

また、TOEFL ITPではアカデミック中心の内容になりますので生物、歴史、科学などの教育系問題が英語で問われるものになります。そのため、英単語もレベルが高いものになるでしょう。 


こうしてみると難しそうと感じたり、大学によっては全くTOEFL ITPという存在を知らない方もいたりするので、勉強を開始するのに抵抗があると感じる方も多いのではないかと思います。 

TOFLE  IBTとの違い

 TOEFL IBTはTOEFL ITPのようなマークシート式の筆記試験ではなく、コンピュータ画面に向かってインターネット上で試験をするものです。TOEFL IBTは主に海外4年生大学に入学するために用いられますが、130を超える国や機関で英語のレベルを測る一つのスコアとして使用されます。

TOEFL IBTはリスニング、リーディング、スピーキング、ライティングの4つのセクションで実施されます。TOEFL ITPでいう文法がなくなった代わりに最後のスピーキングとライティングの2つが加わるような構成ですね。

英語圏で暮らしていけるかということを試す構成になっているので、TOEFL ITPと同じようなアカデミックな内容になっています。しかし、TOEFL IBTの試験時間は4時間30分とTOEFL ITPに比べて約2倍以上の試験時間になりますので集中力がより試されますね。

TOEFL IBTの受験料は225USDなので日本円にすると約2万4千円になります。受験回数は1年に50回程ありますが、年に4回受けるだけでも約10万円かかりますので練習用としてTOEFL ITPを受験する人も多いといわれています。

各国でTOEFL IBTの受験料は異なるようですが、全体的にライティングの採点や問題作成などで労力を非常に費やすそうなので、運営側の人件費がTOEFL IBTの受験料の高い原因といわれています。

このようにTOEFL ITP とTOEFL IBTは試験名が非常に似ていますが内容や受験料、試験時間など全く異なりますので受験の申し込み時や参考書を購入する時など間違えないように注意が必要ですね。

TOEFL  ITPの各セクションと時間配分 

TOFLE ITP試験は約2時間で全140問です。 

リスニング、文法、リーディングの3つのセクションから構成されており、時間配分についても考慮する必要があります。

リスニングセクション 

リスニングは35分50問あり、パートA、B、Cに分かれています。スコアは31点〜68点です。 

パートAが30問で短い会話を聞き、パートBは8問で長めの会話になります。パートCは12問で長めな学術的な講義の内容になりますので、比較的最初の理解しやすいA、Bのパートで点数を獲得したいですね。 

時間配分は音声に従って進めていくので気にしなくて大丈夫です。 

文法セクション 

文法は25分40問になります。スコアは31点〜68点です。 

1問あたり30秒程度で解くといいでしょう。 

文法は全体の得点を底上げできるセクションなので、分からないところに時間をかけすぎないのがポイントになってきます。 

リーディングセクション 

リーディングは55分で50問を解きます。スコアは31点〜67点です。 

その中で5題の長文が出てきますので、1題約10分から15分程度で解くのが目安です。 

全体で1時間経過した頃にリーディングなのでだんだん集中力が切れてくる時間帯でもありますが、もう一度深呼吸をして解ける問題を逃さないようにしましょう。 

最初の方の問題は割と解きやすい題材になっていることが多いので、10分くらいで解くことを意識して、その分最後に見直しの時間を取れたら良いですね。 

初心者がTOFLE ITPの学習でまずやるべきこととは? 

ここまで全体の試験内容が把握できたと思いますので、実際に500点を実現させるためにどの勉強から始めればいいかまとめていきます。 

TOEFL ITP受験初心者の方は特に単語と文法にまず力を入れて勉強していくのが良いでしょう。 

単語の重要性を理解する

リーディングは長文読解の難しそうなパートととらえる人が多いと思いますが、その中でも取れる点数=絶対に取らなければいけない点数が存在します。 

それが単語問題です。 

単語問題とは主に、長文の中に存在するある単語が指摘され、問いにある次の4つの英単語のどれに意味が近いか選択する問題です。指摘される単語の前後の文章の理解も必要ですが、4択で提示されるそれぞれの英単語の理解も必要になります。

リーディングセクションで単語の問題は約12〜15問あり、これはリーディングセクション全体で約¼の点数に相当します。たかが15問もされど15問ですので、取るべき点はしっかり取りましょう。 

また、この単語問題を取るか取らないかは全体の点数に大きく響くのと、受験者全員が狙ってくる単語問題でもありますので、この点数を逃してしまうと周りとの差が生まれてしまう可能性が高くなりますよね。 

また、このセクションの長文読解では生物、科学、歴史などの学術的な内容が多く出ます。あらかじめ日本語で簡単な知識を頭に入れておくとそれに適切な単語を連想しやすいので良いですね。高校時に先程のアカデミックの内容をある程度習ったことのある人にとっては背景を理解しやすいので長文読解でも単語を含む全体の正答率が上げられるとでしょう。 

単語習得においては以下の単語帳をオススメします。 

単語の勉強法 

上記で紹介した単語帳はランク1〜4で分かれており、実際にランク2や3に出てくる単語は試験に多く頻出されているようです。 

単語の勉強法で注意する点は覚えるまで何回も同じページを勉強しようとすることです。完璧主義では効率的な勉強はできません。 

筆者もそのタイプでしたので勉強しているはずなのに、どうも勉強時間に対して覚えられた単語数が少ないのに途中で気付きました。 

大切なのは、完璧に覚えるのではなく、その単語に触れる回数を増やしていくことです。自分のペースで進められる単語数を20語や40語に区切り、毎回新単語を覚える度に前回の単語の復習を定期的にすることです。

覚えるといっても詳細まで初めから把握する必要はないのでページをぺらぺらめくって単語と意味を見ていくという感覚が近いですね。そして目安としては10周くらい繰り返し行うことです。 

記憶力の定着率は適度なタイミングで復習をすることで上がるといわれています。実際に筆者がやってみて思ったことは、一回で全部覚える必要がないのでプレッシャーもなくモチベーションが持続できました。自分では簡単に流していた単語も反復の効果で意外と覚えていたりして効果を実感できたのが良かったです。 

文法セクションの点数底上げ 

文法は最も点数が上げやすいセクションになります。実際筆者も文法の勉強から取り組んで38点くらいから54点まで点数上げを実現しました。 

内容としては文の空いているところに4択からどの文法が適しているか選ぶ空所補充問題と、誤っている部分をこちらも4択から選ぶ誤文訂正問題になります。 

これら文法問題は大学入試英語レベルの問題とあまり変わらないので、文の構造が理解できていれば正答率は上がるでしょう。 

例えばSVOC、SVOOなどの高校生で習う英語の基本的な文法構造がわかっていれば解くことができます。ただこの他にも複数系か単数系であるべきか、ここは前置詞をおくのかなど詳しい構造はその前後の単語で決まってくることがほとんどなので、こうしたパターンをまず理解する必要があります。 

そこで文法攻略には以下の本をオススメします。 


TOEFL ITPを受ける上でこの参考書での文法演習は必ず必要といってもいいでしょう。よく出るパターンが載っており実践形式なので、たとえ全て解いたとしても答えを覚えてしまうくらい反復演習してほしいです。なぜかというと、本番で出る英文は異なっていても文法の構造パターンは非常に似ているからです。これらを把握してしまえば文法セクションで満点も夢ではないです。 

ここで大事なのは演習で間違えた部分だけをなぜ間違えたのか理由を考え構造から理解することです。その前後にある単語の品詞を調べてみるのも勉強になりますね。正解している部分までいちいち詳細を理解しようとすると時間がもったいないので、間違えたところだけを確認することで効率的な勉強ができるようになります。  

筆者が実際に500点取るために実践した方法

TOEFL ITPの単語や文法をマスターしたら実戦形式に慣れていきます。

TOEFL ITPの公式問題集を解く

 実際に500点を取るために筆者が実践したことはTOEFL ITPの公式問題集を何度も解くことです。ある程度単語や文法をマスターした上で一度、実際のTOEFL ITPと同じ試験時間を測りその時点での自分の実力を理解することが大切です。

こうすることで、自分がどのセクションが一番苦手で、どれだけ時間が足りないかなど把握することができます。筆者自身、しっかりと時間を測ることで本番と同じような緊張感のもと、どれだけ実力を発揮できるのか事前に知ることができたので試験までの勉強の対策が取りやすかったです。

一度公式問題集を解いてみて、苦手なセクションが発見できたらそのセクションに特化した各参考書を購入して勉強時間の割合を他のセクションよりも多めに取ると良いでしょう。

TOEFL ITPの試験まで残り2週間を切ったところで、約2日に1回のペースで公式問題集を1回分ずつ解くようにしましょう。初心者の方は特にどれだけ過去問題の傾向をつかむことができるかが少しのスコアの違いに反映するので本番のように意識して取り組めると良いですね。

1つの実践問題に復習を含め2日を費やすと良いペースで試験まで有効活用できます。復習に関してもできたところは見直す必要はないので、間違えた部分や不明点などを見直すようにすると効率的にできますね。

まとめ 

TOEFL ITP受験にあたって初心者の方が取り組むべきことは単語と文法から勉強を始めるということです。 

問題の出題傾向や解き方のコツを覚え、コツコツ勉強を続けることで初心者の方でも500点を超えることは十分可能です。

受験生のみなさんはそれぞれ目的があってこの試験を受けると思います。その目標を見失わないように楽しく勉強を継続するためにも、自分にプレッシャーをかけずに効率的な方法で勉強を進めていくのはとても大切です。 

日常的に隙間時間を見つけてこれらの勉強法にぜひ取り組んでみてください。 



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