女子会なんて抜け出して、給湯室でキスがしたい
男社会の周縁で夜な夜な繰り広げられる無法者たちの宴、いわく「女子会」ですらゆきずりの愛は肩身がせまい。
「A子、自分のことは大事にしなよ。」
「…わかってるよ。」
ガラスの天井を見上げながら入社後平行線の報酬を噛み締めて若さを消費するわたしたちの味方は白いサングリア。
社会の中心に居てはおれないわたしたちだからわざわざこんなところに集ったのに、だからこそなのか中心のはしっこにくらいにはしがみついていないと居場所なんてないんだと急き立てられる。
女だてらに