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15年ぶりに英語で口頭発表しました。

こんにちは。

今週は色々な面で久しぶりの発表をしました(@JALT2020)。日本語教員養成ではなく、英語科の養成関係での発表ということもあり、英語で発表をしました。英語での発表が15年ぶりだった経緯は別の記事でおいおい書こうと思いますが、今回、いくつか初体験もありました。この記事では4つの初体験を書き留めます。

初体験(1):オンライン英語講師と発表練習をしたこと。

以前、フリーランスのオンライン日本語教師について情報収集した時にたまたま知ったサイトでは、英会話や英語の講師がたくさん登録されていました。今回、そのサイトから初めてskypeによる発表練習を申し込みました。

普段、日本語論文の英文タイトルや短い要旨程度を勤務先の英語話者の同僚にネイティブチェックしてもらうことはあったのですが、今回は20分の発表内容で、このお互いに多忙なコロナ禍にチェックしてもらうことは気がひけてできませんでした。そこで、えいやっとオンラインで講師を選んで試しました。

飲み会1回程度のリーズナブルな価格で、発表前に自信をつけることができました。原稿のネイティブチェックをしてもらえて本当によかったです。

初体験(2):オンラインでの発表

これは私の申し込みが出遅れただけで、みなさんはもう色々発表されていますが、私にとっては今回がコロナ禍になってから初めての口頭発表でした。普段の授業では、予備PCでもzoomに入って、学生にどう見えているかをチェックしながら授業していたのですが、今回の発表では参加費を支払ったアカウント1つでログインしたので、ちょっと不便なことが生じてしまいました。全画面表示でgoogleスライドを見せている間、チャットをちらっと見て確認しながら進めることが難しく、プレゼンテーション後の質疑応答でチャットにたまっていた英語を「速読」しながら、その質問をとりまとめてくれる司会者さんの英語も聞き取り、どう答えるかも考えるという、久しぶりの外国語としての英語使用者にとってはキャパが限界状態になり、汗だくになりました。若い時は、国際会議で発表を読み上げて、質疑応答で苦戦している日本からの人を見て「もっとちゃんと落ち着いて聞けば答えられるのに」と思っていたのですが、まんまと私がその状態になってしまっていました。

発表終了後、ディスプレイをもう一つ用意して、「拡張」させるとこの問題が軽減されると知ったので、用意してみようと思います。次は日本語で発表したいですが、それでも2画面あった方が良い気がしています。

初体験(3):zoomクラウドレコーディングのトランスクリプトで発音チェック

これはいもづる式に準備をしていてたまたまみつけた機能です。zoomでのライブセッションで不具合が生じたときに、事前録画しておいた発表動画を準備しておけば、ルームホスト(発表部屋の司会の先生)がその動画を流してくれると1週間前の発表者トレーニングセッションで知り、早速zoomを使ってレコーディングをしたところ、私が以前トランスクリプトを残すという設定にチェックをしていたようで、自動で文字に起こされた英文テキストデータ(トランスクリプト)ができあがっていました。ちょっと見てみたら、結構私が言った通りに文字になっていて、うれしかったです。しかし、いくつかの私の発音の癖の傾向も見えていて、zoomレコーディングを使って、その発音を練習し始めました。例えば、私の "work(ワーク)" は、トランスクリプトでは "walk(歩く)" になっていることが多かったです。あと意外だったのは、私の "zoom" の発音がzoomとして文字認識されないことが多かったこと。zoomのトランスクリプトだからzoomの発音には厳しいのでしょうかね。

初体験(4):google 翻訳で発音練習

でもいちいちzoomで録画をしてトランスクリプトをチェックするのも面倒なので、google 翻訳で続きの発音練習をしました。zoomでうまく認識されなかった単語を中心にgoogle翻訳に音声入力して、その英単語が文字として表示されるかどうかをチェックしました。その通りになった時は気分がよかったです。また、違う単語になった時も、前後の語彙を含めて長めに音声入力すると正しく表示されることが多く、この10年で自動翻訳はとてもすすんだなあと実感しました。ただ、やはり私の workの発音はいまいちらしく、pair work (ペアワーク)は、hey I walk、yeah we rock, power rock, payout walkなどと認識される始末。面白かったのですが、直前に時間をかけるのはそこではなかったかもしれません。

まとめ

結局、発表内容が伝わらないゆえの質問はなく、内容を踏まえたうえでの質問を複数いただけたので、準備としては、翻訳機能を使った発音練習はほどほどに切り上げて、質疑応答の英語を思い出すか、あるいはもう、質疑応答のための英語をゼロから学ぶくらいのところに準備の時間をあてるべきでした。

今回は、ネット情報や、オンラインイベントや、このようなオンライン大会を活用することで、これまで育児や体調や予算の問題であとまわしにしていたことにまた1つ、着手することができました。コロナ禍でオンラインで出会えた皆さんに感謝します。

ではまた。

みきノート



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