ぼんやり日記　11/24

ルービックキューブが6面揃えられるようになった。大体5分〜8分。頭で手順を思い出しながらといているから遅い。もうちょっと練習すれば早くなりそう。

よしながふみ『大奥』のラスト五巻を実はずっと読んでいなかったのを一気読みする。面白かった。
大きな歴史の改竄が凄まじい勢いで行われていくこと、それの説得力はやはりすごい。
個々人の尽力は歴史の奔流の中ではすごく無力な足掻きになってしまうこと。それでも必死に足掻いて少し変わったもの、変えられなかったもの、歴史とは関係ない個人の祈りそういうものが編まれていって、そして崩壊してしまうこと。崩壊したとしてもそれは無になるのではなくて、小さな祈りの灯火は次に繋がっているということ。その祈りが次世代に繋がるのもまた容易いことではないけれども、祈りが途絶えることはないのだと思わせてくれるラストがとても良かった。
物語は祈りを込めてなんぼだよなと最近は噛み締めるように思っている。物語から受け取った祈りを、ほんの少しでも現実に繋げていきたい。それを諦めてはならないのだなと言い聞かせる。