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THE WELL-BEING WEEK 2024 しあわせな会社の演劇(西精工・石坂産業・ネッツトヨタ南国)ができるまでの過程と振り返り


THE WELL-BEING WEEK 2024

2024年3月17日~24日まで、THE WELL-BEING WEEK 2024というイベントが開催されました。

日本や世界へウェルビーイングを広めるために、毎年、ボランティアによって運営しているイベントです。
今年はじめて実行委員になってみました。

初の実行委員会。翌日、いきなり座長になる

8月のある暑い日、三田にある慶應大学の会議室で実行委員会が行われました。
憧れの前野隆司先生とはじめて言葉を交わした記念すべき日です。
帰りの電車の中で、隆司先生となおちゃんとわたしの3人が一緒になり、「今までやっていない新しいことをやりたいね。そうだ、演劇をやろう!」という話になりました。
そのあたりのお話は、こちらの天野隆さんの動画をご覧ください。

https://youtu.be/CkIMixzVwf0

ある日突然Voicyで名前を呼ばれてびっくり仰天

わたしは前野夫妻のファンで、Voicyの「幸福学TIPS」を毎日聞いて、コメントをして、ディレクトリを作成する編纂委員でもあります。
その日もいつもどおりにVoicyを聞いていると、いきなり私の名前が! 突然話しかけられてびっくりしました。
内容は、聞いていただいた方が早いのでこちらをぜひ。
https://voicy.jp/channel/2318/587384

この日は西精工さんの脚本アイデアですが、翌日は石坂産業さん、翌々日はネッツトヨタ南国さんの台本アイデアが次々とVoicyから届きました(笑)
幸い、すぐにネッツさんの脚本はめぐちゃん、石坂産業さんはゴクミが名乗りを上げてくれたのでほっとしました。

最初はリアル会場で行う予定でした

この3社の劇は、3月23日に武蔵野大学の会場で行うつもりで話は進んでいました。
演劇といえば、舞台、照明、大道具、小道具、衣装、なによりもキャスト。準備することがたくさんありすぎて、ネッツの脚本担当めぐちゃんと二人で頭を抱えました。
隆司先生は、研修でやるロールプレイングのような即興劇でいいんだよ~とおっしゃるのですが……。

最初に浮上したのは音響問題 そして事前録画へ

会場は大学の大教室です。マイクなしでは声が後ろまで声が届きません。
かといって、マイクの本数に限りがあるし、まさかマイクを持ちながら演じるわけにもいかないし、いやいや、その前に、そもそも台本を覚えられるの? 練習時間は取れるの? 役者は集まるの?
そこで、演劇を「事前に撮影」をしてその動画を当日に流す方向になりました。演劇ならぬ映画ですね。

わたしはリアルで舞台にあがる高揚感を知っているだけに少々残念に思いましたが、まあどう考えてもそれが現実的です。
ただ3社とも動画ではなく、せめて1社はリアルで演じられないか、と思いました。
そこで考えたのが「対談形式」です。
「対談」ならマイクが2本あれば可能です。
石坂産業さんの劇が「徹子の部屋風」対談になったことにはこのような背景がありました。
その後、話が二転三転し、結局「石坂産業」さんが事前撮影、「西精工」さんがリアルの朗読劇になりました。
3社中1社はリアルで、という私の願いは叶ったわけです。

3社のテイストを変え、それぞれ違うものにすることにこだわりました。
西精工さんは感動できるドラマ風、石坂産業さんは対談風、ネッツトヨタ南国さんはミュージカル風でいくことにしました。

なんとあの有名ドラマ『VIVANT』同じロケ場所で

1月のある土日。
土曜日には石坂産業さん、日曜にはネッツトヨタ南国さんの撮影が行われました。
場所はなんと、あの有名ドラマ『VIVANT』のロケにも使われたリンクフォレストです。
こんな素敵な場所で撮影ができることに心から感謝です。
照明、撮影、モニターなどの機材を貸していただき、撮影をしていただき、ほんとにMさんにはお世話になりっぱなしです。
出演者側は文化祭のノリでワイワイと楽しかったです。
名古屋からはゴクミ、四国からはめぐちゃんと脚本担当3人が揃いました。
お手伝いで来てくださった方もたくさん。
ありがとう、ありがとうの2日間でした。

石坂産業さんの劇のみどころ

さて、長くなりました。
ここからは各社の劇の「わたしが思う見どころ」を紹介します。
そして、完成動画をご覧いただきましょう。

石坂産業さんは、社長の典子さんの「対談」が中心です。
ただ、対談だけですべてを説明すると単調になるので、説明部分はナレーションにして、いくつかのシーンを劇にすることにしました。

さて、どの部分を劇に?
ひとつめは、4割の社員がやめた「会社の危機」の部分を。
見どころは、ヘルメットを投げつける演技と典子社長の決意です。

ふたつめは、工場見学の部分を。
この劇をつくるにあたって、わたしは何人かの仲間と石坂産業さんに見学に行きました。
この工場見学の部分は、この日の見学での質疑応答をそのまま劇にしました。

参考にさせていただいたのが、一緒に見学に行ったピンダオさんのブログです。

みっつめは、親子の感動シーンを。
ここは隆司先生におもいっきり演じてもらおうと泣けるシーンを作りました。演技指導したかったな~。

そして最後はTED風。
石坂典子さんのTEDがあまりにもかっこいいんです。

これこれ。
この動画を見つけた時、最後はTED風で締めたいと思いました。
石坂産業さんの脚本は4人の力を結集してつくりました。

お待たせしました。
それではその石坂産業さんの劇をご覧ください。

西精工さんの劇の見どころ

脚本を担当しました。
脚本を書くにあたって、YouTubeに上がっている動画、記事、ブログ、本、DVDなどに目を通しました。
西精工さんと言えば「朝礼」が有名だと伺っていました。
見どころは、社員さんの変化です。
「あいさつや掃除なんて」「経営理念なんて」と冷ややかな反応だった社員さんたちが、大きな声で経営理念を唱和し、自分の言葉で自分の変化を語る。
ぜひ、出演者さんたちの演技に注目してください。
事前に数時間ずつ2回、当日に3時間と、3社の劇の中では西精工チームが一番多く演技の練習を積んでいます。

そして、もうひとつの見どころがエンディング曲です。

この曲、音楽制作の鈴木さんがAIを駆使して作ってくださったのです。
脚本からAIが作詞、いろんな条件を入れて出来上がった50曲の中から選んでくださったそうです。
西精工さんの劇そのものの曲になっています。
AIとそれを使いこなせる鈴木さん、かっこよすぎです。

ネッツトヨタ南国さんの劇の見どころ

「ミュージカル風にしよう!」とアイデアだけ出して、あとは脚本のめぐちゃんにお任せでした。
めぐちゃんは、学生時代、映画製作のご経験があるということで、どんな作品になるのかわくわく。
実際の社員さんの動画と私たちの演劇をうまくつなぎ合わせていて、さすがだと思いました。

ミュージカルには、曲と振り付けが必須。
ここでも鈴木さんには大変お世話になりました。

わたしも出演しています。
女子社員の山口さん役です。
急遽代役で出演することになったのです。

見どころは、なんといってもダンスです。
ダンス部分は、事前に2回と当日に何度も練習をしました。
それではご覧ください。

編集に音楽、劇はみんなでつくるもの

石坂産業さんとネッツトヨタ南国さんの動画は、編集担当の方のおかげでできたと言ってもいいほどです。
睡眠時間を削って夜中に作業をしていただいたと聞いています。
そして、何度感謝しても足りない音楽担当の鈴木さん。

わたしは、普段、脚本や演出という花形部分しか担当していなかったのですが、今回、演劇や映画というものは多くの人の力でできているんだなあと実感しました。

とてもウェルビーイングな体験でした

またまた天野隆さんのYouTubeを紹介させてください。
まとめてくださってありがとうございます。

いい経験をさせていただきました。
あの日、あの電車で一緒になっていなければ、これら3つの劇は生まれていなかったかもしれませんね。
ご縁ってこういうことですね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。



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