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20代外出苦手系の男がヘアドネーションしてきた話し

はじめまして、記事を開いてくださりありがとうございます。約2年伸ばした髪にさよならバイバイして、ヘアドネーションしてきました。人生において髪との付き合いは長いものになりそうなので、思い出も兼ねて記事にした次第です。

そもそもヘアドネーションとはなんぞやということですが、正直あまりわかっていません。私の理解の範囲だと、髪の毛を寄付することです。特に、小児がん治療などにおける薬の副作用で髪がなくなった方が必要とする、メディカル・ウィッグ(医療用のウィッグ)への利用目的だと認識しています。特に今回寄付先に選んだ特定非営利活動法人JHD&Cさんだと、18歳以下の方を対象に、寄付された毛髪を用いてOnewigと呼ばれるオーダーメイドウィッグを作成・提供しているらしいです。そのために、必要となるのが31cm以上の髪の毛。詳細が気になる方は特定非営利活動法人JHD&CのHPか、ヘアドネーションで調べてもらえると色々わかると思います。

次に、20代男の私が髪を伸ばして気づいたこと。

【メリット】

長い髪を維持することの大変さがわかる。

髪をくくりやすいので前髪が目にかからない。

【デメリット】

シャンプー、コンディショナー代がかかる。

ドライアーの時間が長い。

抜け毛が多く見える。

椅子にもたれかかると髪が邪魔。

などなど

結論、髪の毛長いのしんどいです。コストパフォーマンスの面で言えば、散髪代分くらい他でお金と時間がかかっていた気がします。また、日々の生活で邪魔くさいときもまあまあ。夏場に運動しようものなら蒸れるわ、すぐ熱くなるわで面倒でした。一方で、髪が長いってどんな感じなのかという好奇心は満たされました。女性で髪の長い方は結構いますが、なんとなく価値観や大変さを共有することができたんじゃないかなと思っています。

じゃあ、何故しんどい思いをして髪を伸ばしたかというと、それでも切るのが面倒くさかったからです。

髪型に対してうるさくない環境にいたのも相まって約2年。

めっっっっちゃ伸びました。

正面から見たら、邪馬台国の人。

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長さは40cm以上。たぶん水を吸ったらキロはあったかもって感じのボリュームです。切ったときは首がスンって軽くなりました。

そんな私が「なんでヘアドネーションすることになってるんや!」ってことです。

理由は、ヘアドネーションを知ったからです。親と会話してるときに、話題にヘアドネーションがあがって、せっかくだから寄付するか~と思い立ちました。なので、寄付するために伸ばしたとかでは無いです。

さて、思い立ったが吉日。その日の内にヘアドネーションのカットができるお店を探して予約。JHD&Cさんの賛同サロンに決めました。予約時に男性でも大丈夫ですとの言葉をもらって一安心。

行ってみると手際よく、ヘアドネーション用に髪を切っていただけました。写真みたいな感じで分けた後、チョキチョキと。

切った後の髪型をかなり短めにすることで、寄付用の長さが想定以上に。あまり性別で語りたくはないですが、これは男性であることのメリットですね。女性だと切った後はボブくらいの長さにすることが多いらしいので。​

ヘアドネーション用に髪を切った後は、普通にヘアカットして終わり。

切り分けた髪の毛は、JHD&Cさんに。ホームページに書かれている手順通りにして、ポストへ投函。

以上の流れで私のヘアドネーションの体験は終わりました。

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最後に、感想を少しばかり。

私にとって必要のないものが、必要とする人のところへ届く。これだけで、伸ばた髪に意味もあったというものです。もしかしたら、自己満足かも知れません。お金を寄付した方がはやいなんて話はよくあることです。けれど、お金がいくら合っても誰かが髪を伸ばさないと、人の毛髪を使用したものは作れません。だから、寄付することに意味があると信じています。

現在日本では3団体がヘアドネーションの受付をされているらしいです。条件などご確認の上、もし、興味を持たれた方はヘアドネーションの検討をしてみてはいかがでしょうか?


※追記(2021/8/24)

JHD&Cさんからお礼のシールが届きました。誰かのためになっていたら嬉しい限りです。

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