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第29回 苦手克服研究所 第29回 5分でチェック!『保証債務の法的性質』

みなさん、こんにちは。

伊藤塾行政書士試験科
講師の藤田竜平です。


今回も、受講生の皆さんがつまずきやすい点について、
具体的な過去問を題材にして解説をしていきたいと思います。


今回のテーマは、
「保証債務の法的性質」です。


保証債務とは、他人がその債務を履行しないときに、
その他人に代わってその債務を履行する責任を負う債務をいいます
(民法446条1項)。


この保証債務は、独立債務性、付従性、随伴性、補充性という
4つの法的性質を有しています。


特に4つ目の補充性は、保証債務の大きな特徴となります。


以上のことを踏まえて、題材としては、
「平成24年度 問題45(完成問題集問題148)」を用いて
解説をしていきます。


まず、以下に問題文を示します。


問題 AがBに金銭を貸し付けるにあたり、書面により、Cが保証人(Bと連帯して債務を負担する連帯保証人ではない。)となり、また、Dが物上保証人としてD所有の土地に抵当権を設定しその旨の登記がなされた。弁済期を徒過したので、Aは、Bに弁済を求めたところ、Bは、「CまたはDに対して請求して欲しい」と応えて弁済を渋った。そこで、Aは、Dに対しては何らの請求や担保権実行手続をとることなく、Cに対してのみ弁済を請求した。この場合において、Cは、Aの請求に対し、どのようなことを証明すれば弁済を拒むことができるか。40字程度で記述しなさい。


……


いかがでしょうか。


以下、解説をしていきます。

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