3歳娘「大きくなったらスカイになりたい」
3歳娘、一昨日くらいからやたら「大きくなったらスカイになりたい」と言っている。
このスカイではなく、
このスカイ。最近ハマりだしたアニメ『パウパトロール』のキャラクター。
犬だよ?
思わずつっこんだけれど、彼女にとってそこらへんは重要ではないらしかった。
―― スカイになったら何をしたい?
“ワンワン!” って、いいたい!
―― “ワンワン”って言う以外に何をしたい?
ええ? うーん……。えっとね、 “ワンワン” っていいながら、いろんなところに行きたい!
なかなかつっこみどころ満載な回答が続いたけれど、それ以上は掘り下げないことにした。
これも立派な「夢」。
仮に娘の言う「大きくなったら」の定義を成年(20歳)とする。
17年後はどんな世の中になっているのかなぁと考えた。
逆に17年前の2004年(平成16年)、ドコモのFOMAシリーズのパカパカ携帯を使っていた当時15歳の私は、勉強もろくにせず友人にコピーしてもらったジュークのアルバム『青』と『春』をMDカセットでエンドレスで聴きつつ、どでかい箱のようなテレビの前に座りプレステ2でドラクエだのゼルダだのをやりつつ、将来に対する不安なんて微塵も感じずに割と好きなことをやっていた気がする。
あたりまえだけど今のテクノロジーとえらい違いだ。
スカイが乗っているものとは外見が違うけど、一人乗りヘリコプター自体は2021年現時点で開発されているらしいから、娘の夢が叶う日は近いかもしれない。
ハタチになった娘は「スカイになりたい」と言っていたこととか、「ごはんちゃんと食べないとスカイになれないよ」と言われて「やだ! スカイになりたいの!」と言いながら頑張ってごはんを食べていたことなんてすっかり忘れているだろうけど、自分のやりたいことをやっているといいな。私も自分のやりたいことをやっているといいな。
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