グッドジョブ

本日(金曜に)、仕事辞めてきました。

木曜に「どうやって辞める事を伝えるか」を考えている時に情けない話に憂鬱と緊張で頭痛と冷や汗と涙が止まらなくて、おまけにちょっと爆音ライブの翌日くらい耳が聞こえなくなって仕事中にパニックになってしまいました。「とりあえず内科に駆け込もう」と思ってgooglemapで検索したら、最寄りが2ヶ月前ににオープンしたてのメンタルクリニックでした。

会社を早退する時なんとなく誤摩化して来てみたものの、カウンセリングを受けたら「悩みが多すぎですね、とりあえず仕事を明日には辞めてきてください。診断書渡しますんで。薬は合わなそうですね、つらいのは我慢しましょう、来週はそれで変わるんじゃないですか」との事でした。

診断書には「適応障害」とだけ記載されてました。ちょっとショックでしたが、フェニックスの尾を持たされた様な心強さがありました。


帰りに映画「Summer of 84」を見ました。渡辺徹さんにそっくりの人がいて「84年ってそういう顔の年なのかなぁ」という事にかなり囚われてしまいました。途中までかなりレトロな作りなのに後半だけ今風なテイストで展開されて、不覚にもドキドキさせられました。

映画館を出て、上機嫌で切っていたスマホの電源を入れ音楽を再生すると、電源を切っていたせいか曲順がシャッフルされていて「ルビーの指輪」が流れてきました。今一番聞きたくなかった…曲を変えたけど憂鬱が拭えず…



翌日の朝も憂鬱だったのですが、他の社員がいるど真ん中で社長に診断書を渡して「仕事を家でやらせてください」と伝えました。すぐに辞めるのは残された人に申し訳ない気持ちがあったからです。

この時はまだ社長に対して8年の間で『第二の母』のように思っている所があったので、診断書を渡した時に「少しは心配してくれるかな」と思っていました。でも診断書の内容を軽く読み上げたあと、鼻で笑いながら軽くなじられたので怖くなって「やっぱり今すぐ辞めたいです」と変更したら、個室に呼び出されました。


緊張して泣きながら一気に説明しました。この2年でお給料が徐々に減っている事とお客様と契約する時の方法(経営方針)デザイン料金に対する認識のズレなどを全く意に介さないでいる事に対する不安など、他にもあったけど話しやすい金銭的な理由だけ搔い摘んで説明しました。

「あなたは責任感が強すぎたのね。私がそんな事で怒ったりしないじゃない。そんなんじゃ将来大変だろうから時間が経って大丈夫になったら実家に戻って、家でウチの仕事をすればすべて解決するじゃない」


何も伝わらなかったか、この人が変わるつもりがないのかはわかりませんでしたが、実家に帰る時は錦を飾りたいし、とにかく辞めれて良かったと強く思いました。社長が来客で部屋を去った後、虚しくて涙が出た。


自宅に戻ってアイスを食べて知恵熱が冷めるのを寝転んで待つ間なぜか「湯引きハモ」が食べたくなって、冷やす行程で濃いめの出汁に漬けて1時間待った後、梅肉を少しと大葉を添えたら最高だろうな…なんて考えてたら急に怒りが湧いてきました。


悲しいからご飯が進まない、期待するから悲しい、でもご飯を食べたくなると怒る元気もでる。

これからはいっぱい稼いで、好きな時に好きなもの見て、楽しく制作に励んで、推しに愛情捧げる人生を送りたい。あと元気ない人がいたら、ご飯に連れて行ってあげたい。

20日に全部終わって退職金が出たらノートPC買って外で制作出来る様になりたいです。

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