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🎻オケおじ理事の鑑賞記📖#8

どーも、オケおじ理事です!突然ですが、「松田理奈さんはステージで演奏している時が、一番背が低い」って知ってますか。なぜだと思います?それは、裸足で演奏しているからです。確かに、パンプスを履いている時より小さいような…。その理由は、また追って書かせていただきます。

「三大ヴァイオリン協奏曲の饗宴」

2023年7月1日

「オケおじ理事の鑑賞記#6」に続き、東京フィルハーモニー交響楽団×松田さんのヴァイオリン協奏曲、ヴィヴァルディ「四季」+メンデルスゾーン+チャイコフスキーでした。今回の会場はサントリーホール。全楽章の演奏で、指揮は高関健先生でした。

「四季」は、ソリスト松田さんのほかに第1ヴァイオリン3、第2ヴァイオリン3、ビオラ2、チェロ2、コントラバス1、チェンバロという編成。チラシに書かれていたものの、出演者にサプライズがありました。何とチェンバロを弾いたのがマエストロ高関先生だったのです。舞台では背中しか見たことのないマエストロが客席を向いて演奏し、時々両手を上げて弦奏者をまとめる“二刀流”を演じたのです。そのチェンバロ演奏も美しく、指揮ではほとんどスコアを見ない高関先生が、楽譜をめくりながら弾く姿が新鮮でした。

最後は7月8日の大阪 ザ・シンフォニーホール公演

東フィルのメンバーは、3週間前の「午後のコンサート」の時とはまったく別のオーケストラと言っていいほど違いました。松田さんいわく、「同じ東フィルでもメンバーが異なると音楽も変化する」。これは「東フィルならでは」なのですが、いずれも完璧なのでオケおじ理事の耳ではその“違い”はほとんど聴き分けられません。例えそれが同じホールだったとしても…、難しいでしょう。

一つの公演でコンチェルトを3曲演奏した松田さんのソロは、歌ったり語ったり、踊ったり寝そべったり。それぞれの音符を丁寧に惜しみなく聴かせてくれる演奏でした。貫禄さえ感じたこの公演、現時点では「今年一番」です。