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はじまりは、いつも些細なこと。


夫婦のケンカのきっかけは

いつも些細なこと。

多くのご夫婦の話を聴いて

そう思う。

「お皿を洗って」って頼んだのに

やってくれてない。

「洗濯物を干して」と頼んだら

干してくれたけど、しわくちゃ。

「夕食の支度があるから

帰りの時間を連絡して」

と言っているのに、連絡をくれない。

「仕事で疲れているのに

帰ってきてもお帰りの一言もない」

「頼まれたことをやっても

ありがとうの一言もない」

都度文句を言うのは

言う方も本当はイヤなのだ。

だから、言いたい言葉を飲み込む。

ちいさな日々の不満がたまっていく。

ある日、

いっぱいいっぱいになって、あふれ出す。

「あなたは、いつもそう!!」

「いつもってなんだよ!」

売り言葉に買い言葉が続いていく。

ホントに言いたいことは、違う!

こんなこと言いたい訳じゃない!

わかってほしいのに・・伝わらない。

こころの奥底にたまった不満を出してみると

夫も妻も同じことを不満に感じている。

「自分のがんばりを認めて欲しい。」だ

「よくやってるね。頑張ってるね」

「いつもありがとう」

こう言って欲しいのだ。

ねぎらいの言葉

感謝の言葉

それが日常にたくさんあれば

それだけで、お互いの不満は解消される。

簡単なことのようになのに

なぜできないのだろう?

こころの器に溜まった不満や不安の感情を

一旦外にだして空っぽにしないと

新しいことは「やろう」と思えないからだ。

あふれ出しそうな感情を抱えたまま

「ありがとう」を言えばいいのね!

と始めてみても、

「何で私だけ、俺だけが頑張らいけないんだ・・」と

新たな不満がたまっていくだけで

結果、続かない。

溜まった感情を吐き出す場を

作れる夫婦は、都度、解決していける。

先日もある投稿で

「ひさしぶりに大ゲンカになり

離婚寸前までいったけど

ふたりで話し合ったら

お互いの不満がわかりました。

感謝の言葉が足りなかったこと

に気がついて、

今は、日常「ありがとう!助かった!」

と言うようになったら、

家の空気ががらっと変わって、

仲良く暮らしています。

離婚なんて言葉はあがらなくなりました!」

という実体験を読んだ。

話し合えるスキル=会話力・対話力

を持っていることが鍵なのだ。

そのスキルを持っていないと話し合いができず

吐き出す場がケンカの場になっていく。

本当の想いを伝えられないまま

お互いを攻撃しつづけ、

不満をため込んでいく

負のループに入っていく。

気持ちを吐き出せる場を作れていたら・・

こんなにこじれなかったのに。

といつも思う。

絡み合ってどこがイトグチかわからない

状態になってから相談にくる方が

本当に多いのだ。

けれど、遅すぎることはない。

自分達で吐き出せる場を持てないのなら

第3者の力を借りればいい。

糸が絡み合いすぎて

解くイトグチが見つけられないなら

第3者に見つけてもらえばいい。

たった1回の吐き出せる場を持つことで

話し合いのきっかけをつかめる。

その後、何十年も仲良く暮らせるのなら

利用する価値はあると思っている。

自分達で解決できないことは、専門家の手を借りる。

これが、解決への近道だと思っている。

病気も早い段階でお医者様にかかることで、

治癒への時間が短くなる。

こじらせる前に、専門家にお願いする。

夫婦の問題もそうなって欲しい。

そうなると離婚は大きく減っていく

のではないだろうか?

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