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"TL;DR 195 | The Google Developer News Show"で学ぶ英語

ちょっと遅くなってしまいましたが、今週もThe Google Developer News Showを英語で見ていきましょう。

スピーカーはDeveloper AdvocateのFlorina Muntenescuさんです。

Android Platform Codelab Kickstarts OS Development → https://goo.gle/2WaBd0L

The Android platform Codelab has been published

「Android platform Codelabが公開されました」

to take developers from bare metal to a virtual device under test in a single page.

"take"は訳し方が無数にあるので、簡単だけど訳すとなると困ることも多いですね。
"take X from A to B"で「XをAからBまで運ぶ、連れて行く」というような意味なので、「開発者をベアメタルから仮想デバイスまで」なので「導く、案内する」というような意味ですね。。"under ..."は"under construction"などと同じ使われ方で、「テスト中の」です。

"bare metal"は"bare"が「覆いがない、むき出しになった」で、"metal"が「金属」なので直訳すると「むき出しの金属」ですが、IT業界ではOSなどがインストールされていない素のハードウェアのことを指す場合があります。

This document will help new Android operating system engineers quickly learn the tools and processes needed to establish a build environment, sync the repository, and more.
Find out all the details on the Codelab in the blog post.

Androidのシステム(OS)開発エンジニアが素早く学ぶためのコードラボだということです。

Bazel 2.2 → https://goo.gle/3cQaBs9

Google製のビルドツール「Bazel」のリリース情報です。

Bazel 2.2 has just been released with changes on CQuery, external repositories, and more.
Check them all out in the post.

短っ。
"CQuery"というのは"configurable query"のことで、ビルドオプションなどを考慮にいれつつ各ターゲットの依存関係などを調べられるツールのようです。

Announcing Maps Android Utility Library v1.0 → https://goo.gle/2wNaD3j

Maps Android Utility Libraryメジャーリリースのお知らせです。

The first major release, version 1.0,
of our open source Android Maps Utility Library is now available.

"major release"はそのまま「メジャーリリース」ですね。リリースの名称については様々な呼び方があるのですが、x.y.zとドットで区切られてxがメジャーバージョン、yがマイナーバージョン、zがパッチバージョンと言われることが多く、1.x -> 2.0のリリースをメジャーリリース、1.1 -> 1.2などはマイナーリリース、1.0.0 -> 1.0.1などはパッチリリースと言われます。

While the Maps SDK for Android provides several optimization options,
like displaying markers, grand overlays, or drawing shapes on the map,
the utility library allows you to extend these capabilities even further.

"marker"「マーカー」、"overlays"「オーバーレイ(画像の重ね合わせ)」, "shape"「形」、これらはマップに限らず図形描画などでもよく出てくる言葉ですね。

"allow A to B"は「AがBするのを許す、許可する」というのが教科書的な訳ですが、ここでは「(そのライブラリを使うと)、機能をさらに拡張できます」というような意味ですね。

Find out what's new in version 1.0 and more from the post.

冒頭でも言っていますが、"version 1.0"の"1.0"は「ワンポイントオー」と読んでいます。

FuzzBench: Fuzzer Benchmarking as a Service → https://goo.gle/2W9J3YA

Working with fuzzers? Well, this one's for you.

"fuzz"は「毛羽」のことですが、IT業界ではソフトウェアのテストに使われるランダムデータのことをこういうことがあり、ランダムデータを使ったテストのことを"fuzzing"または"fuzz testing"と言います。

で、"fuzzer"はfuzz+erでfuzz testingをするためのツールやライブラリのことを指すようです。

We launched the FuzzBench, a full automated open source free service for evaluating fuzzers.

"evaluate"「評価する」なので、「fuzzerを評価する全自動のオープンソースで無料のサービスである、FuzzBenchをローンチしました」ですね。

The goal of FuzzBench is to make it painless to rigorously evaluate fuzzing research and to make fuzzing research easier for the community to adopt.

FuzzBenchのゴールは、"rigorously"「綿密に、厳密に」"fuzzing research"を評価することを"painless"「痛みをなく」し、コミュニティが"easier to adapt"「採用しやすくする」こと、ということです。

Check out the post to find out more.

詳細はブログで。

まとめ

今回は短かったですね。全体がこれだけ短いのに、一文で終わってしまうBazelのニュースを入れるのはなぜなんでしょうw

こちらではアナウンスされていませんが、残念ながらGoogle I/Oはオンライン開催も含めて中止となってしまいました。

今後の状況によってはうしたこうしたニュースコンテンツ制作もできなくなってしまうことも十分に考えられますね。

改めて、こうして継続的に発信される技術情報があることのありがたさを思い知らされました。

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