シンプルは難しい。

シンプルであるとは、価値観と一致しない言動がなく、一致しないモノを所有しない状態と考えています。その結果として、一つ一つに十分な注意が向けられ、かつ注意をむけた対象から心地よい実感を得ることができます。

これが、このマガジンのキーメッセージです。

なぜ、シンプルを問題にする必要があるのでしょうか。

それは、時間経過とともに自然と物事は増え、複雑化するからです。そして、個々を丁寧に扱うこと無しに、時間が流れるように過ぎていくようになります。感覚は鈍り、不安や嫌なことを避け、楽なことを選択するようになると、人生で大切なことをないがしろにするようになります。

シンプルであることが難しいのは、自分の価値観を明確に定義できないところによります。チェックリストのようにパターン化できるものではなく、常に”実感”が問題とされます。心地よさが感じられるかどうかはやってみたり、触ってみたりするまではっきりとはわかりません。

また、価値観は自分への洞察が深まることで変化するものだと思います。この点も、シンプルであることを難しくしています。

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