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生命を賛美し憐憫の情を持ち、自然の荒廃を抑止すれば、まだ間に合うかもしれない

今年は特に、春夏秋冬が混在し、三重苦以上の、つらい日々を過ごしてきた。それでも、行きつ戻りつを繰り返しながら 南北に長い日本列島各地で、四季を体感できるのは、ありがたかったし、自然復元力には感嘆するばかり。その感謝の念で、少しでも、自然に負荷をかけない生き方と自分自身、本来の生命力に基づいた体力を維持したい。

10日以上前、いつも繰り返し通る、僅かな段差に躓き転倒した。咄嗟に、手と膝で支えたが大事には至らなかった。ただ、右、手の平、下部左側を擦りむき、毎日、治り具合を気にしている。これまで、擦りむき傷は、数限りなく経験しているが、何かしら、点ける、貼る、宛てる等を重ね、治りきる前に痒くなり、つい気になる薄皮を剥がし、狭まった患部がヒリヒリするのを繰り返し、傷跡も結構目立つことがあった。動物等は、傷を負ったり、体調が優れぬ時、驚異の生命力をみせる。自然治癒に委ね、それでも治らなかったり、不足しているものを本能的に取り入れるなどする。今回は、成るべく放置し、誘惑に負けず、完全に治る迄我慢しようと思う。別の要因で左手首も、少し痛め、ややもすると悪化するのだが、極力、使用せず、自然に治るのを見守っている。

擦り傷の完治や手首の痛みからの回復を通じ、人間の動物としての自然治癒力を信じている。今更、遅いかもしれないが、これまで体内に蓄積された必要のないものから解放され、体が欲するものを無理なく取り入れ、弊害のあるものを除去していければ、より自然体に近くなり、免疫力も上がってくるだろう。絶滅の瀬戸際まで追いやった生き物の復活や破壊した自然環境を回復するにも、先ず、個人個人の体をより他の生物同様?自然体に戻す意識を持つのは、大事な筈だ。少し前から、自分の病に向き合う際も、医師に伴う医療行為だけでなく、医食同源、生命体の本能等、自然な力に委ね、快癒することも必要と思い、心掛けてきた。七月には、病をおした無理が祟り、出張先で救急搬送されたが、命の復活を得て、出張以前より体調がいい。きっと、危機を乗り越え、体がある程度、リセットされ、浄化されたので、漫然と呑み、効かなかった?薬が効くようになった所以なのかと思う。不遜であり、ご尽力いただいた方々には申し訳ないが、怪我の功名だったかもしれない。更に、あらゆる機会を捉え、真っ当な人体への回帰を促してみたい。

とりわけ、人間は、動物本能と人間のニ面性を使いこなさないと上手く生きられないのでは、ないだろうか。動物等と人間は、生きる為に、食べて、休んで、寝て、子供を作り育てることに関してはほぼ共通している。地球は、弱肉強食の世界ではあったが、天敵のいない、絶対王者も少なく、自然環境の激変もあり、進化したり、適応できる生物によっても、その歴史が刻まれてきた。人類が人間として進化をとげていなかったら、すべての地球の生命及び無機物が自然の摂理に順い、流転し、地球環境は、今よりずーっと恵まれていたのではないだろうか。

人間が進化を遂げながら、都合の良いように自然環境も造り替え、破壊してきたことは否めない。ニ足歩行に移行し、本能だけに頼らず、手を使い何かをする過程で、工夫をする等考えて、知覚や感覚が発達した。火や道具を使い、生活が便利になり、他の動物と一線を画すことが出来るようになった。言葉を使うことで自他のコミニュケーションをとり、仲間を作り、長けた者は、リーダーとして君臨し、他のグループを併合し、国も率いる。覇権を発揮し他国を併合して大きくなった。それでも、今や、人類の進歩と共に、多くの民族や国が強権独裁国家からの侵害・人権の抑圧から解放され自由になり独立を勝ち得ている。しかし、近年、自由主義諸国に新自由主義が台頭し、瞬く間に席巻してしまう。規制緩和を撤廃し、強きもの、力のあるものが、とことん利益を追求し易くして、大企業傘下の社員等の賃金を上げ、国を引っ張り、国民にその豊かさの恩恵を配る積もりであったが、資本主義の本質は、大が小を呑み込むことを繰り返し、あくなき利益の追求を許すもの。果たされることなく、今日に至っている。国にとっても都合の良い自己責任論が唱えられ、新たな不平等、差別、格差、貧困が生まれ、食糧・水危機も興り、自然の荒廃と共に地球の滅亡も迫っている。

いずれにしても、人間が、人間同様、同類項であった他の動物・生命の輝きにも驚嘆、賛美し、その儚さにも心し、尊重する。又依拠する自然を顧みて、復活させる。そんな地球上であれば、未だ回復軌道に戻れるかもしれない。日本の上層部は、懸案が山積しており、難局だが、冠たる哲学を持ち、至誠を貫いて処世に当たるべきだと思う。他の生命や自然を労ることは、関わりの深い人間を労ることにもなる。その上で、積み上げられた英知を駆使し、調和の取れた地球が発展するのが望ましい。そろそろ日本のリーダーも舵を切り替え、国際社会での存在感を示してほしい。








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