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学び直しの【知の技法】 | リカレント教育にむけて

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大学で学んだことの学び直しやリカレント教育に挑戦する人にむけて,ヒントになるアイデアや知識・経験をまとめました。大学の通信課程,社会人大学院入試や学位取得に向けての情報も。私の専…
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#読書会

国際視点でキャリアカウンセリングとリカレント教育を考える|国家資格「キャリアコンサルタント」の現状は?

昨年、ふと思いついて資格学校の養成講座に3ヶ月通学(オンライン受講)し、学科と実技試験を経て、国家資格「キャリアコンサルタント」(通称「キャリコン」)を取得しました。 今回、日本のキャリコンとリカレント教育の現状を海外との比較からまとめました。 ※ シンガポールのBrightSparks 高等教育向け奨学金プラットホーム そもそも何をする資格? ・キャリアコンサルティングとは「労働者の職業の選択、職業生活設計又は職業能力の開発及び向上に関する相談に応じ、助言及び指導を行

『独学大全』の各技法を活かすアイデア集(全7回)

はじめての投稿です。といっても以前のブログから, コロナ禍のなかでオンライン授業となり,在宅勤務で煮詰まっていたとき見つけたのが,オンラインの読書会でした。 とある読書会の課題本が読書猿さんの『独学大全』(2020年)でした。その時のブログを7回分,記事にします。 課題本といわず,わたしが書店に出向き本を購入するのは実に数年ぶり。アマゾンのKindle電子本と校費の紀伊國屋書店さんにお世話になりっぱなしでした。 課題本は,読書猿さんの『独学大全』(2020年) この『

第1回 知的生産本の流れ

第1回 知的生産本の流れ 読書会の開催前に独学実践の前提となる2つのながれ、①知的生産本の流れ、②知の技法の流れを紹介しました。 1.知的生産の技術/ 梅棹 忠夫【著】1969年 https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784004150930 ※ 本文中の背景の写真がいつごろの書斎なのか知りませんが、図書や資料がおどろくほど秩序立って整理されています。梅棹先生は探検家ではなく,日本の民族学の先駆者で,大阪にある国立民族学博物館