「苦労」とは。
苦労してる、苦労かけた、など使っている場面が多い、耳に入ってきていると気づいたので、改めて言葉の意味を調べることにしました。
<「苦労」の意味>
①苦しみつかれること。
②骨を折ること。心配。労苦。「若いころから―する」
③(「御―」の形で)人に世話をかけること。また、他人の骨折りをねぎらっていう語。浄瑠璃、夕霧阿波鳴渡「旦那様小さい時より御―に預り、御恩も報ぜず」。「御―さま」
(”https://sakura-paris.org/dict/広辞苑/prefix/苦労” より引用)
「苦労」で始まる言葉として、「苦労がる」「苦労性」「苦労人」というものがありました。
「苦労がる」:いやだと思う。うるさがる。
「苦労性」:わずかのことまで気に病んで心配する性質の人。
「苦労人」:多くの辛苦をなめてきて、よく世情に通じた人。
<「苦労」を感じるのは自分自身>
「苦労したね」、と声をかけるのは相手ですが、
苦しみつかれたり、心配したり、感じるのは自分自身。
感じるのは、行動や事象に対し、その後に表れる感情的なもの。
連続型でみていくと、
仕事(行動)によって、「苦労している」と感じるのは、
行動→感情という流れの内容を考えると、
・自分に与えられたタスクを処理する能力が低いからなのか、
・自分だけがやらなければならないと感じ、他に頼ることができていないからなのか。
自分自身のスキルなどが要因の一つと考えられます。
私も苦しいな、心配だなと感じることも多く、
心配になってしまい、神経質になることが多かったです。夜、寝る前に考え事しすぎで眠れなくなることもしばしば。
<「苦労」という言葉を使う時>
「苦労」という言葉を使う時、良い場面を想像することが、個人的には多いように感じます。
「苦労かけたね」や「苦労してきたんだね」と労わる場面が想像しやすいですし、何かを成し遂げた時に使う言葉でもあると思います。
しかし、その一方で、
「苦労」することを自分で選択しているので、仕事でも「大変」「忙しい」と思っていると感じました。
そのため、
「苦労」することは自分が選んだのでは?
「選択」という記事を書きましたが、自分でその道を選択したので、「苦労」することになったのでは?
苦い思いをすることになったのも、自分自身で選んだからでは、と。
<労いをかける>
「苦労」という言葉の中に「労」という単語が入っていますが、
「労う」「労わる」など、感謝する、使い方としては、目上の人が目下の人に使うことが正しいとされています。
また「労い」の対象となる行為は、
・ほんの少しの努力・労力ではないこと
・労うという言葉を使う時には、その対象人物が何か(時間・お金・体力・人脈調整等)を犠牲にして頑張った時、と言われています。
(https://biz.trans-suite.jp/114#i-6より引用)
「苦労」するということは、そのぐらい取り組んで初めて感じることができるのですね。
<まとめ>
「苦労」することは、必ずしも苦しいことばかりではないと思います。
自分自身がその選択をして、何かを犠牲にしながらも、達成していくこと。
そこで初めて「苦労」したことになる。
自分はまだまだです。
伊藤申泰
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