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愛媛FC 外国人選手図鑑 後編 (2015-2019)

みなさまおはようございます。いとーと申します。夏が来ましたね。曇りのない青空からサンサンと降り注ぐ太陽光に肌を焼きながら、そしてとてつもなく大きな蝉の声を鬱陶しいと思いつつもどこか懐かしさも感じる季節です。夏の風物詩、それは海であったり、セミであったり、風鈴であったり、積乱雲であったり、そしてJ2なのです。いつだって灼熱のJ2は盛り上がるし、何かが起きる。夏の魔物に喰われたり、夏の魔法に助けられたり。それは我らが愛媛FCとて例外ではないのです。今年も頑張ろう。
さて、そんな夏に気でも狂ったネットサポの皆様が、どうやら外国人選手図鑑たるものを綴り始めたようです。ここは一丁、我らが愛媛FCについても書くことにしようかな。

みなさまが愛媛FCにどのような印象を持っているかはわかりませんが、愛媛には2006年のJ2初挑戦から実に20人もの外国人選手が在籍しました。特徴としては、「前半ブラジル、後半韓国」といったところでしょうか。愛媛のJ2新人時代を支えたのは、ジョジマールやアライールと言ったブラジル人選手でした。しかし2014年のリカルド・ロボを最後にブラジル人選手は愛媛から姿を消し、代わりに現れたのは韓国人選手でした。多くの韓国人選手たちがレンタルで来ては泡のように消えていったのです。そんな愛媛FCの外国人選手図鑑を記憶とWikipediaを元に書いていこうと思います。しかし私が本格的に愛媛FCを応援し始めたのは2015年5月31日、J2第16節愛媛FCvs横浜FC@ニンスタ 前半11分 西田剛の先制点からなのでそれ以前の選手はあまりわかりません。なのでここは後編と称して2015年以降の選手を書くことにしました。前編は誰か書いて!!多分そっちの方が面白いから!!

(6/16)追記

根っからの愛媛サポでもあり、お世話になっている愛媛FCサポーターの一人でもあります(血の色はまるでポンジュースのような鮮やかなオレンジ色らしい)りょう様が、前編(2006-2014)書いてくれました!これで総勢20名揃ったことになります。愛媛FCが好きでもっと昔の選手を見て懐かしみたい、年代順に網羅したい、愛媛FCサポになりたい、そして愛媛が大っ嫌いな皆さんも(徳島方面を見ながら)前編もご一緒にお楽しみください!

さて、前置きが長くなりましたが、後編スタートです!

パクソンス GK (2015-)

通称、「愛媛の人間山脈」

18歳の頃、単身韓国からやってきた。192cmの長身を誇るシュートストッパーとの触れ込みだったが、初めて見た時はまだまだな印象だった。シュートはこぼすしキックの精度も今ひとつ。1年目、2年目は児玉剛がゴールマウスに君臨していたために出場機会も無かった。転機はプロ3年目、木山隆之監督と児玉が一緒に山形に引っこ抜かれてからだった。ついでに瀬沼と阪田と茂木も山形に行った。
2017シーズン開幕戦で念願のJデビューを果たすと、そのまま41試合で先発フル出場を果たす。大分戦でのキャッチミスでスタメン落ちしたり、ジョンチュングンに水をかけられたり、FW闘莉王に3点ブチ込まれたり、名古屋に7失点食らったりしたが、それ以上に止めまくった試合もあった。特に20節の福岡戦とかは負けたけど神懸かってたと思う。その時の活躍とイケメンさも相まって女性ファンも多く、高齢者ファンからも孫のように慕われている。岡本の加入により出番は無くなってしまったが、ぜひいつか韓国代表になって欲しい。ちなみに日本語めっちゃペラペラです。

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田中裕人のシュートより精度が高そう。

パクチャニョン DF (2015-2016)

通称、「全力ファイター 愛媛の若虎」

大学出てない(?)けど愛媛にそのままやってきたDF。187cmの大型に見合って競合いも強い。リーグ戦もちょこっと出たけどいまいちポジションを掴めず。2016シーズンは退団した村上佑介氏の後を継ぎ25番を付けたが、完全に構想外になってしまった。その後退団してレノファ山口へ。山口の後は讃岐に流れて今は何をしてるのかわからない。記憶がほとんどないけどまだ23歳だしなんかデカいし頑張ってほしい。

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顔も体格もプレーもThe韓国人な気はする

カンユング DF (2015)

神戸からのレンタル。年代別の韓国代表に呼ばれたりしていたけど神戸、大分でうまく行ってなかったみたい。一念発起、愛媛FCでの起死回生を狙うものの現実悲哀で出場皆無で静優倍々(See you bye-bye)しちゃった人。愛媛FCとの賃貸満了の時に神戸からも契約満了しちゃって現在は韓国帰還してるみたい。

愛媛時代の写真持ってる方いたらください…

パクカンイル MF (2016)

通称、「コリアン・エクスプレス」

山雅から完全移籍で加入。年代別の韓国代表にも呼ばれていたサイドの選手。右ウイングバックで頑張ってたけど当時そこでポジション争いをしていた同じ山雅から来た玉林や当時はスーパーサブ化してた白井康介の存在は強く、レギュラー奪取とはならず。 1年で契約満了となった。それからはマレーシアに移籍して頑張っているようである。愛媛には意外といいウイングバックが揃っている(主観)のでそこで生き残るのは難しかったか。

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千葉戦では”あの”船山と対峙した。

鞠楓(キク フウ) MF (2017)

突然、あの広州恒大からレンタルでやってきたU22中国代表。クラブ初の中国人選手。あの広州恒大からではあるもののWikipediaには彼の名前すら見かけられず。とにかく謎が多すぎて実在しているかすら分からなかったところはあるが、天皇杯で存在を確認。悪くない選手だったと思うが結局リーグ戦に出ることなく、1年でレンタルバック。何しにきたんだ。今調べても広州恒大のWikipediaには名前がないし、一体どこにいるのかわかんない。俺たちが見たあいつは一体どこの誰だったんだろう…。

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この子を探しています。

禹 相皓 (ウ サンホ) MF (2018.7-)

2018年、開幕から4連敗で降格の危機に瀕した愛媛。オシムの通訳として知られる間瀬監督を解任し地元産の川井監督に命運を託した愛媛が夏に岐阜から連れてきた選手。愛媛初のいわゆる在日枠の選手であり、韓国、モンテネグロでのプレー経験がある。プレイスタイルはとにかく走る。めっちゃ走る。狂ったように走る。後半から出してゲームを活性化させたり、守備に走らせる使い方が多め。2019シーズンは田中、野澤、山瀬とのポジション争いをしており、結果4試合で40分の出場のみと厳しいが特に岐阜戦では良かったので今後も走りまくって2月の愛媛マラソンでは2時間10分を目指して頑張ってほしい。

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ムラデン・ユトリッチ DF (2019-)

登録名は「ユトリッチ」。2019シーズン開幕前に林堂が負傷し、3バックなのにもともといなかったCBが西岡、山崎、(前野)しかいないよ!ってなった愛媛。まじでこの時は山雅から来た下川を3バックの右で使っていた(今は左サイドを駆け回ってます)ので本当にやばかったんだと思う。すると突如、練習場でイケメン外国人の目撃情報が続出。どうやらDFらしいという事で噂にはなっていたが、開幕には間に合わなかったものの無事に契約。クラブ初のオーストリア人選手となった。「ザルツブルクの下部組織出身」としか情報が分からない謎選手だったけど、蓋を開けてみれば184cm85kgの体格で競合い強そうだし守備もソコソコの安定感があって一安心。満を持してデビューした町田戦では藤井に振り切られて豪快ヘッド叩き込まれました。南無。ちょこちょこやらかすが試合を重ねる度にフィットしている。先日の柏戦ではクリスティアーノと90分通して陸空で肉弾戦を繰り広げた。日本語も猛勉強中。これからに期待。

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リマと呼んであげてください。

後編はこれで以上となります。資金難で集客難で成績難と3難揃った愛媛FCですが、こんなクラブに来てくれてプレーしてくれる外国人助っ人の皆様には本当に感謝しています。ぜひ国内外で愛媛のことを宣伝していただき、仲間を引っ張ってきていただければと思います。高望みはしません。ジエゴ・コスタが欲しいです。何か間違っているところなどありましたら訂正させていただきますのでお声掛けください。
前編に関しましては、ジョジマールとかアライールとかは書けるんですけどチアゴとか誰って感じなので誰かよろしくお願いします。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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