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福山の篠原テキスタイルさんのおすすめテキスタイル6選

新しくできたテキスタイルのプラットフォーム「Fably」 で、糸編がおすすめするテキスタイルをご紹介するコーナーの、記念すべき第1弾はデニムの産地・広島の福山に拠点を置く篠原テキスタイル株式会社さん。テンセルデニムで有名な老舗の機屋さんです。

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僕が篠原さんが作るテキスタイルが好きなのは、いい意味でデニムっぽくないから。というのも僕はここ4年、5年ほどデニム離れをしてしまっています。年齢とともについついリラックスパンツに手が伸びてしまうし、逆に背筋を伸ばして外出する時はデニムじゃないし、なかなかデニムの活躍するシーンが減ってしまっていました。共感してくれる方もいるはず。

もちろんデニムの産地に根を張る篠原テキスタイルさんが王道のデニムを作ってないわけではありません。だけど篠原さんが作る生地を見ると、代名詞とも言えるテンセル使いをはじめ、キュプラ、レーヨン、ソロテックス。王道のヴィンテージの顔よりも、初めて見るようなデニム生地だらけなんです。

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そんなおもしろ惹かれるラインナップから、僕が個人的に好きなテキスタイル厳選6品番をご紹介させていただきたいと思います。

①6.5オンスのテンセルデニム

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実は僕は、ほどよい光沢と落ち感が出て、生地がやわらかくなってとろみが足される感じが好みで、つまり再生繊維が好きなんです。店頭でもレーヨン、キュプラ、テンセル混のアイテムを選びがちです。この6.5オンスのテンセルデニムは、細番手でしっかり織られたテンセル100%のデニム。「デニム」と言いつつも光沢があって生地の表情はとてもキレイ。生地感も薄いし、デニムっぽくないです。ワンウォッシュ、そしてbio加工をかけるとテンセル独特のとろみがたまらなく出てきます。お好みでbio有無、お選びください。色はインディゴ、硫化の黒、黒黒、P下(1番)の4色展開で在庫もあるそう。

6.5オンスのテンセルデニムについてはこちら
品番は「TP90335」になります。

ちなみに「テンセル」の説明について篠原テキスタイルさんのウェブサイトから引用させていただきます

テンセルとは、コアラの大好きなユーカリの木が原材料。ユーカリは、非常に成長が早く、たった7年で伐採できるまで大きく育ちます。灌漑も農薬も必要とせず、限界耕作地にも成育する強い樹木なので、食料の為の農地を奪うことなく植林が可能です。このユーカリの木質パルプを溶かし濾過した後、パルプの不純物を取り除き、セルロース(繊維の元)を壊さずに取り出したのがテンセル繊維です。化学繊維に分類されるものの、原料である樹木のセルロースを、科学的には分解せず繊維を精製。また、「使用溶剤はシャンプーなどにも使われる人体にも安全なもので、ほぼ100%が回収され、再利用されています。だから、廃液などが外に出ることなく、環境に悪影響を与えることもありません。テンセルはこうして持続可能な自然の原料を使って、安全かつ環境に優しい製法でつくられるため「木から生まれて、土に還っていく」地球に優しいエコ化繊とも言われています。


②11オンスのテンセルデニム

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先に登場した6.5オンスのテンセルデニムを見て、『ボトムスにするには少し心細いなぁ』と思った方にはこちらがピッタリ。僕もこれのズボンを持ってますが、ズボンとして"ちょうどいい" 。もちろんテンセル100%なので、独特の光沢があって、軽くてやわらかい。部屋着とかにもいいかもしれません。オフホワイト、硫化の黒、黒、インディゴの4色展開、在庫もあります!

11オンスのテンセルデニムについてはこちら
品番は「TP9106」になります。

③太綾デニム

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これを見たときに、「やばー、7/1綾だー!初めてみたー!」と興奮してしまいました。 見た目もかわいいしやわらかい。糸のふくらみによるナチュラルなストレッチもよいです。そしてなんと選び放題の10色展開!ふわりとしたアイテムにして着たいですね。

これを触ったら絶対欲しくなるはず・・・!

太綾デニムについてはこちら
品番は「S755-71」になります。

④ SOLOストレッチツイル 

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色落ちしないデニム生地が欲しかった方にぴったりです。

経糸に原着リサイクルポリエステルを用いたデニム風のツイル。 MVS紡績法という工程により、表面にシャリ感が出ているとのこと。 緯糸はソロテックスを使っているので高いストレッチ性があって、そしてインディゴではないので色落ちしないのが特徴。カチっとしたアイテムにもいけます。

SOLOストレッチツイルについてはこちら
品番は「PE40-SOLO」です

⑤ Looplusデニム

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縫製や裁断時に出る裁断くずを集めて糸にアップサイクルしたのが「Looplus」。このリサイクルコットンが6%入ったデニムでがこちらのLooplusデニム。生地感は頼りがいのあるベーシックなデニム生地です。

Looplusデニムはこちら 
品番は「LPD007」です。


⑥ LPD001

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同じく、リサイクルコットンがなんと30%入ったデニムです。
Looplusならではの、独特の色の混ざり具体にとても惹かれます。これでボトムズはもちろん、ガシガシ着れて洗えるカジュアルなコートなんかも欲しい。

Looplus ナチュラルツイル はこちら
品番は「LPD001」です


裁断くずから糸するLooplusの生産工程も取材させてもらったので
取材内容がまとまり次第、またこちらのnoteでも紹介させていただきます。


以上、ピックアップした厳選6選のテキスタイルでした!

これらの篠原さんの生地を使って商品を作りたい方、作ったよという方は是非、僕までお知らせください。普通に気になります(欲しい)し、お話も聞かせていただきたいです。

篠原さんには日頃からお世話になっていて、弊社が運営する「産地の学校」のYouTubeにも出演いただきました。ご担当の篠原さんのお人柄もわかる内容になっていますので、お時間ある方はぜひぜひ見てみてください!バーチャル工場見学とか、VRとかやってて面白いです!

生地で選ぶ時代から、誰から買いたいかですよね!ぜひ!


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