GWのゴールドな1日
映えッ映えなカッフェで美味しいパッフェを食べてきたのだけど、なにかと「ヘルヘイムの森」とか「ミッドサマー」とか言ってた。オタク。 pic.twitter.com/2PXsKQqnpq
— ヒトハ (@ito_ha) May 5, 2023
楽しかったです。
せっかくなので、以前からやりたかった本屋ダンジョンもやってきました。
本屋ダンジョンについてはこちら。
今回我々がダンジョンに選んだのは、大阪梅田にある某書店。
ルールとして、
・制限時間は40分。
・新たな出会いを求めて本屋をさまようこと。
・予算は個人の懐具合に任せる。
という風に決めていざスタート。
あまり立ち寄る機会のない本屋だったので、まずどこになにがあるか分からないな〜と思いながら、気まぐれに探索を開始した。
都市伝説やネットロア関連の本棚から進み、占星術のコーナーをウロウロ。
のんきに今年のてんびん座の占いに目を通し、あんまり当たっている気配がないな……とか考えているうちに10分すぎていた。こんなペースじゃなにも得られない。
小説は普段Kindleで購入するので、せっかくなら電子化していない書籍や絵本を買おうかなと考える。
と、なんかいい感じの本を発見！
文豪の名作にイラストを添えて、画集のようにも読めるシリーズらしい。
オシャレだし、本として手元にあると嬉しいタイプのやつだなぁと思ったのだが、シリーズ名が『乙女の本棚』なのがなんかムカつくので棚に戻した。ひねくれている。
詩集のコーナーを覗き、谷川俊太郎や相田みつをの本を手に取る。
詩のことがまったく分からないので、あえていってみるのもアリかな、と考えつつ、しかし軽く目を通してみてもあまり楽しく読める気がしない。
少しなら良いが、一冊分の詩を？ 読むか？ たぶん読まんのだよな。残念だな。
最近多肉植物を買ったので、園芸系のコーナーにも行く。
多肉植物のハンドブックみたいなものがあれば良いなと思ったのだが、大きめの本が多くて断念。手軽に開けるやつが良いんだよね。ほかの本屋でも探していきたい。
それにしても時間がない。もう30分くらい経ってしまった。
美術書のコーナー付近で、友人たちとそれぞれすれ違う。まあそうなるよね、という感じだ。
「時間足らんわ」「足らんわ〜」と言いながら、バトルは交わさずにバイバイし、イラストやデザインのハウツー本を覗く。
最近ファンタジー創作をやっているので、そのあたりのヒントになるものがあれば良いなと思ったが、特に得られず移動。絵本が見たい。児童書コーナーへ行くぞ！
そういや怪盗クイーンの新刊が10日くらいに出るのだが、さすがにまだ並んではいなかった。気が早かったね。楽しみです。
大人の絵本のコーナーで、エドワード・ゴーリーの本を手に取る。
『鉄分強壮薬』とか『薄紫のレオタード』とか、読んでない本が置いてある。『蟲の神』も持ってないんだよ〜。
でも今回は新たな出会いを求めてダンジョンしてるから……ゴーリーはもともと好きな作家だから……とそっと棚へと戻す。近いうちに買おう。
そのまま児童書コーナーを徘徊。
なんかすっごいでっかいハリーポッターがある！
でかくてごつくて、ページを開くたびに凝ったイラストや仕掛けが飛び出してきて最高だ。5,000円くらいするが、正直これだけの要素が入ってこの値段は安すぎる。ハリーポッターじゃないと出来ない価格設定だろう。
とはいえ、これを購入するほどハリポタファンかというとそんなことはない。というか、不死鳥の騎士団が途中で止まっている。ごめんて。
もう時間がない！
漫画のコーナーをぐるっと見て回って、ターンエンドだった。40分は一瞬だ。
おそらく1時間でも「時間が足りない！」と言っていたので、次にやるときは半日本屋で遊ぶ会にしたほうがいいと思う。でかい本屋はエンタメ施設。
結局、私は町田康氏の『現代版絵本 御伽草子 付喪神』を購入した。
この現代版御伽草子のシリーズ、どれもとても面白そうだったのだが、町田康は好きな作家なので選ぶのならこれだなと思った結果である。新しい出会いを探すんじゃなかったのか？
さっそく読んだが、とんでもなく面白かった。町田康作品は、なんというか、ときどき本気で「全然わからんかったな……」となることがあり、いつも若干おそるおそる手に取るのだけど、これは1から10まで面白かった。
そのまま、御伽草子の『付喪神』を現代風に訳したものになるのだが、普通に『メジャーな寺社』『中級レベルの寺社』のような表現が出てくる。そんな本だ。読みやすいとかを通り越したファンキーさ。最高。
こういうのを待ってたんですよ〜！と言いたくなる、見事な一冊だった。石黒亜矢子氏の絵も美しく、不気味で、そのくせどこか愛嬌がある。買ってよかった。
電書ばかり読んで本屋にあまり行かないと、やはりこういう本に出会う機会が減るのだなと思う。
まあこれに関しては2015年に出版されているので、単に私の不徳の致すところではあるが……。でもたぶん本屋ダンジョンしてなければ買ってないからね。
町田康の新作、『口訳 古事記』も読みたい熱が高まってしまった。かなり厚いので、読めるかな〜という不安もあるが、まあ、絶対面白いだろうから。
読みてぇ〜！
そんな感じのGW、みなさま楽しくお過ごしですか。
私はたくさん部屋の片付けをし、散歩にでかけ、小説を書き、なんとなくゆるやかにやっています。
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