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妻の誕生日に思うこと

今日は妻の4●回目の誕生日だ。
あえて4●としておく。皆さんの想像にお任せしたい。

子供がいなかった頃はお互いに贈り合っていた。
しかし、今はモノをプレゼントし合うことはめっきりなくなってしまった。
かと言ってお洒落なレストランで食事をしたり、花をプレゼントするというようなロマンティックなことも一切ない。

よく友達が奥さんに豪華な食事をご馳走したり、花をプレゼントするのを見かけるが本当に尊敬する。
私の甲斐性なしっぷりが出るがそういうことはしたことがないしおそらくこれからもすることはないだろう。

というよりもいきなりそんなことをしたら逆に妻はびっくりして天地でもひっくり返ったのではないかと穿った目で私を見るのではないだろうかと思う。

この記事でも書いたのだが私と妻はそれほどベタベタしないがお互いをリスペクトするような程よい距離感を保ち続けている。
だから誕生日だからといってお互いは特別なサプライズなどはしないようにしている。

というのも最近はサプライズは子供たちの専売特許となっているからだ。私たちはこれといって何もしないが子供たちが思いを手紙に乗せて伝えてくれたり、何か形では残らないような特別なプレゼントを贈ってくれることでお互いの誕生日は盛り上がりを見せるのだ。

だからお互い何もその日だからと気合いを入れたりすることはない。
ケーキを買って子供たちのサプライズ企画を楽しむことでその1日が特別なものになる。

それはそれでハッピーなバースデイとなるのだ。


ただ今年は何か妻にプレゼントしてあげたいなという思いがあり、欲しい物があれば買ってあげると1ヶ月前くらいに伝えた。
それから1ヶ月間妻は心を躍らせながら欲しいものを物色していたそうだ。そして選んだものはミシンだった。

子供たちに自作のものを作ってあげたいという親心だった。
やっぱりこの人は母親だなあと感心した。

付き合っていた頃の彼女はそれほど気遣いができるような人ではなくてどちらかといえば自分のことで精一杯だった。そんな彼女も母親歴が10年を越えると自分のことよりも子供のことを中心に据えてくれる。


決して上から目線ではないが、そういう彼女の成長を見るにつけやはり年輪は人を育てるのだということを感じさせる。そして自分がそういう環境を作れているということにほんの少し自信を持つことができるのだ。

私は何も大したものはプレゼントできない。
けれどあなたが生まれてきてくれたこと、そして私と出会って子供を産んでくれたことに感謝しかない。


本当にありがとう。



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