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40代以上のファッションは自分流のスタイルを出す

今朝何気なくTwitterを見ていたらさりげなく佐々木俊尚さんがこの記事を取り上げられていた。

私は最近自分の仕事の中でワークマンをベンチマークしているのでこの記事の執筆者の山田さんの名前でピンと来た。山田さんは今ワークマンのファッションアンバサダーをされていて商品企画の監修をされているのだ。

この記事は街で見かけるアラフォーおじさんのファッションは2010年で止まってしまっているという切り口で書かれている。
その要因は20代前半の頃はファッション誌なんかをチェックしてその時のトレンドをしっかりとつかんでファッションにお金を使っていたが30代・40代つまり結婚、育児と人生のステージを積み重ねるに連れてどんどんファッションへの興味がなくなりお金もかけなくなってくるからだという内容だ。


私についてはどうだったろうと振り返ってみよう。

私がファッションに目覚めたのはおそらく大学生になって独り暮らしを始めてからだ。
それまでは親に買ってもらったものを大人しく着ていた。だが大学の友達はファッションに敏感でまるで無頓着だった私を激しく刺激をした。

アルバイトで稼いだお金のほとんどは洋服代に消えていった。
当時は百貨店やファッションビルに買い物に出かけた。綺麗目のDCブランドが流行していて「Paul Smith」や「A.P.C」などの海外ブランドが大好きで1万円以上するTシャツを普通に買い漁っていた。
今から思えばよく背中がシースルーになったベストとか買ったものだと不思議に思うのだ。

就職してからは「BEAMS」や「SHIPS」「JOURNAL STANDARD」などのセレクトショップでよく買い物をするようになった。
ショップのオリジナル商品から別注商品まで話題の商品は給料から惜しみなく出費していた。

考えてみればやはりこの記事に書かれているように結婚、子供の誕生を機にほとんど服にお金をかけることはなくなった。

今では私服ならばだいたい3年に1度くらいお気に入りのアウトドアブランド「Patagonia」や「The North Face」「GRAMICCI」などの流行に左右されにくい商品を購入している。
ビジネス用はほとんど「UNIQLO」だ。

やはり家計に占める被服費というものを意識するとなかなかファッションにお金をかけることはできずに結局は無難に長く着れるようなアウトドアブランドに逃げ道を見出し最新のファッション事情には疎くはなっている。
少しはトレンドのエッセンスを取り入れるように工夫はしているのだが。。

世の40代で子持ちの男性の多くは私のようにファッションから遠のく人が多いのではないだろうか。
流行に敏感だったあの20代の頃のようにファッションを楽しむ余裕が金銭的にも精神的にもなくなっているからなのだろうか。


私はだからこそワークマンが「ワークマン+」で成功しているのではないかと思うのだ。
山田さんはこういった記事のような分析を行いアラフォーの男性に向けてシーンに合わせて程よくトレンドを取り入れた実用性の高いウエアを低価格で提供する企画を立てているのだろう。


40代以上のファッションは今まで生きてきた人生を反映させたように自分なりのスタイルを主張したいものだ。
そこはお金をかける必要もインフルエンサーが発信するトレンドを追うこともない自己満足の世界なのだと思うのだ。

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