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#関ヶ原2020 が今年も終わった

今年もやってきたこの日。今日は関ヶ原の合戦が行われてから420年目の9月16日である。

毎年楽しみにしているのがTwitterでの関ヶ原の戦いだ。石田三成に扮するアカウントが毎年毎年今年こそはと家康に挑む。そして様々な武将に扮したアカウントがそれに関わりハイセンスなツイート合戦を繰り広げる一大イベントである。


何が面白いかというと毎年その年のトレンドや起こった出来事をちりばめながら関ヶ原合戦当日であるかのようなリアルタイムのツイートが繰り広げられることだ。

今年であればいつもLINEでやりとりしながら軍議を進めている武将たちがZOOM軍議をしていたり、つい先日トレンドになった「#GetWild退勤 」を文字った「#GetWild退却 」が折しもこの日のトレンドになったり。
本当に中の人のセンスには脱帽するところである。

そしてこのTwitterの関ヶ原の戦いの面白いところはツールを駆使した現代風のやりとりで三成が頑張るものの必ず歴史通りに東軍の家康に軍配が上がってしまうところにある。
盟友である大谷吉継が一足先に戦死し、そのあと伊吹山方面に三成が敗走して行くのはおきまりのパターンである。
それでもなお毎年妥当家康を誓って戦いを挑む三成には涙ぐましいものを感じるのである。

またノリのいい企業アカウントがこの一連のやりとりに加わってくるのもこの関ヶ原の戦いの面白いところだ。
もうおきまりのパターンになっているのだが、三成が伊吹山方面に敗走する時にはMKタクシーの企業アカウントが三成を助けようとする。
こういう風に企業アカウントまで巻き込まれてセンス良くノってくれるところがTwitterらしくて非常に面白いと思うのだ。


石田三成は今でいう滋賀県長浜市の生まれで、私の住む彦根市に実在した佐和山城の城主でもある。だからかなり親近感があるし思い入れも深い武将である。
石田三成は真面目すぎて融通がきかない頑固者といった人物評が一般的だが私は大河ドラマ「真田丸」で山本耕史さんが演じた石田三成がいちばんイメージに合っていて好きだ。ちなみにこの石田三成のTwitterアカウントも山本耕史さんがイメージキャラクターとなっている。

生真面目で頑固だが義理に熱く優しい。
そんな三成にツイートのセンスがあったのならという仮定でもしも戦国時代末期にSNSがあったならと妄想を働かせてみるのも楽しいものである。


来年こそはぜひ家康に一泡吹かせてもらいたいものである。

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