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週末

今日もグダルとと行けないので外へ
早朝から自習室へ勉強と称したただの読書
ほんとはやんなきゃいけない大事なこと他にあるのに現実逃避
でも読書だから現実逃避にしてはマシなほうでしょ?と言い訳して

アルジャーノンに花束を読み切った
予想に反することなくチャーリーは退行してしまった。。。
読めていた論文が読めなくなり、物忘れが増え、怒りっぽくなり、アパートの住人や研究室の人とトラブルを起こして、次第にひきこもるようになった。。。みな、その顛末を覚悟していたとしても、次第に彼から距離を置いて離れていく様をみるのはつらかった。。。日記につづられる言葉も日に日に稚拙になり、、、やがて術前のチャーリーの知能にまで退行、施設に収監される日を最後に日記の更新は止まり、物語も終結。。。

正直、言葉が稚拙になっていくところからは見ていられなかった。。ラスト2週間くらいは飛ばし読みしてしまったし。。。

聡明さと優しさ。。。いずれか一方を手に入れられるとしたら、あなたはどちらを選ぶか?
この2つは完全に相反するものではないからこの問いは意地悪だが、チャーリーが聡明さを失い始めるところが読み手としてはなにより苦痛でたまらなかった。。。どれほどふてぶてしくても彼には知性を宿し続けてほしかった。。。ただその感情が沸き立つ裏側で、「おまえは差別主義者であり、所詮は白痴を嫌悪し、見下している」ともう一人の自分に後ろ指をさされているような気分になった。。。

この問いにきっぱり答えられるほど人間ができていない。。
ここまで世界中の人がこの作品に注目したのは、そうそう簡単に答えが出るような問題を扱っているわけではなく、みな扱い方に苦心しているテーマだからだろ思う。。

このテーマに目をそらすような人間にはなるまいと思った。
久々に覚醒コンテンツに頭を揺さぶられた気がする。。。
反動がきついのでしばらくは緩いラノベでクールダウンしたいね



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