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小集団

大集団のほうが安全か
そのとおりだろう
替えが効くからね

じゃあなんで君は大集団を抜け出したのか
そして小集団に入ったのか

自由が欲しかったのか
何がしたかったの
組織の脆弱さも、欠損リスクも、ずっと高いのになぜ

大企業は無理と端から考えていた
かりに入れるとこがあっても、慢性自認不足なとことか
大手でも部の悪い部署とか、雇用形式も契約とまりとかそんなのだった

それに、大企業とはいえ、チームの当たりはずれがあるので
悪い上司にあたったら不幸になる
安泰だろうが何だろうが魂が死ぬ

そのてん、小集団というのは、いい加減なマネジメントができない
だからみんなで助け合わざるを得ない
知名度ないから代替要員を簡単に手配できない

居心地の良さだけを求めたわけではないが
重要なことだ
個人がただの歯車その1とカウントされてしまうような
連結1万を超えるような大集団には適性がないと思った

それに、もはやレールを降りた身でもある
会社都合で失業となれば、田舎に帰って、両親や兄弟によりそってバイトでもやるさ
適度に働いて、家族のこと手伝って
そんな暮らしができる確率が高いと考えればそれはそれで悪くない

まずはこの地で試してみたかった、味わってみたかったのだ
頭脳一本やりで勝負している優秀な小集団とはどんなものなのかを

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