見出し画像

10年ほど前から「紙の本」が読めなくなってしまって…

10年ほど前から、悩んでいたことがある。突然、紙の本(書籍)が読めなくなってしまった。紙の本の文字がキラキラ眩しすぎて、本当に短時間しか読めなくなった。眼科医にも相談したが、私の目に問題はないという。眼鏡屋さんにも相談していろんな眼鏡を作ってみたが、紙の本にだけは効果がなかった。

読書は大好きだし、仕事柄、資料として大量の「紙の本」を読む必要がある。どっちの場合も読めないのは困る。唯一の救いはその頃から世間で書籍の電子化が進んでいて、だいたい5年くらい前からは、必要な本の半分くらいは電子化された。ありがたいことに電子書籍なら背景色や文字サイズを変えることでちゃんと読めるのだが、電子化されていない書籍はまだまだ多い。悩みは続いた。

が、最近は資料を読む仕事が増えてきた。そうなると、電子化されていない書籍が困る。紙の書籍を読むには、電子書籍の数倍の時間がかかる。めちゃくちゃ遅いので役に立たない。とても困る!…ところが、3日ほど前のことだ。ウェブでたまたま、「眼鏡の上に眼鏡型ルーペをかけてる人」の写真を見かけた。本当にたまたまだ。

で、ふと思った。普通の眼鏡の上に眼鏡型ルーペをかけたらどんな風に見えるんだろう?本当に勘にすぎないのだが、「もしかして!?」と思った。渡しの場合、眼鏡越しに見ると文字が眩しくて読めない。でも、そこにルーペを乗せたら、眩しい文字が大きくなって、眩しいなりに少しは読みやすくなるかもしれない。と、思った。本当に勘である。

そこで、試しに「眼鏡型ルーペ」を買ってみようと思った。ウェブで見ると、倍率が、1.3倍、1.6倍、1.8倍の3種類ある。どれを選ぶ?今度も勘で、大きい方がいいだろうと1.8倍の奴を選んでみた。で、ポチッとしてみた。ほどなくしてAmazonさんが眼鏡型ルーペを運んできてくれた。箱から出してみると、CMでよく見るアレだ。お尻で潰しても云々、って奴だ。

まず、眼鏡なしで普通にかけてみた。眼の前3cm前に紙の本のページを持ってくれば読めないことはない。でも、ぼやける文字を必死に見つめるので、目が疲れまくる。これではダメだ。次に、メインイベント!眼鏡(ちなみに、近眼&乱視)の上に眼鏡型ルーペ(1.8倍)をかけてみた。果たして、紙の本は読めるのか?

結論から言うと、読めた!目からページまでの距離は20cmほど。この位置で、眼鏡やら何やら微調整をすると、文字の大きさはリアルな時の大きさよりも明らかに大きい(たぶん1.8倍?)が、まず何よりも眩しくないのだ!理由はわからない。だって、もともと勘だったのだから。そして、その状態で紙の本を読んでみた。全盛期よりは遅いが、前日までよりは数倍の速さで、読める!そう、紙の本が読めるのだ!

さっきも書いたように、正直理由はわからないし、これから副作用だってあるかもしれない。でも、ずっと読むのが地獄だった紙の本が読める。これは事実だ。しかも、まずまずの速度で読める。とても嬉しい。なので、記録のためここに書いてみた。10年間悩んだ「紙の本が読めない」という悩みに終止符が打てそうだ。

今は忙しい真っ盛りでもあるので、あまり詳しく試せていないが、100点満点とは言わないまでも、10点ぐらいまで落ちてた「本を読む能力」が65点ぐらいにはなった。それは間違いない。  ただし、眼鏡の上にメガネ型ルーペをかけた姿はなかなかにインパクトがある。このページのトップ写真、右側。まだまだ、屋外でこの二重眼鏡をする自信はない。

※ちなみにその後、もしかして!?と思って、メガネ型ルーペの別倍率(1.3倍)も購入して試してみた。驚くことに、私の眼鏡とコレの組合せでは、私の目にはまったく役に立たなかった。偶然にも、勘で選んだ1.8倍がたまたま正解だったらしい。なんという偶然。ま、どっちにしても、あくまで私の場合限定の話だ。こんな勘だらけの挑戦が、誰にも通用するとは思えない。念のため!

2023-10-05
                          ■■■



#紙の本 #読めない #ルーペ #眼鏡 #近眼 #乱視

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?