衣都

平成一桁。男のフリして生きている。 口に出して言えないことも、文章にすれば誰かに届くと…

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平成一桁。男のフリして生きている。 口に出して言えないことも、文章にすれば誰かに届くと信じて。*----My keywords----* LGBTQ+/日常/エッセイ/教育/古典文学/スポーツ

最近の記事

メイク男子とパンツスタイル女子

ちょっとだけ、考えてみてほしい。 あなたの周りに、ぬいぐるみとか、シールとか、そういう「かわいいモノ」を好むような男子はいないだろうか。 力が弱くて、泣き虫な男子を見たことはないだろうか。 あなたの周りに、ショートカットだったり、ノーメイクだったり、そういうスタイルを選ぶ女子はいないだろうか。 どこか乱暴で、口が悪い女子はいないだろうか。 人付き合いを避けて生きてきたのでなければ、こうした例を少なからず目にしたことがあるだろうと思う。 そんなとき、彼らに「男のくせに」

    • 半端な私のQ(questioning)

      私は男として生まれた。 けれど、そんな私のなかにはいつも、こんな問いがぐるぐると回っている。 Q:私は男? A:自分は男だ、とは言いたくない。 Q:では、私は女? A:だけど、私は女だ、と言いきれない。 Q:なら、中性? 無性? いわゆるX? A:それは違うと思う。うまく言えないけれど、私は「どちらか」に自分を置いていたい。「置かない場所」に置いていたいわけじゃない。 結局、私は半端者だ。 半端者というやつは始末が悪い。どこへいっても、なんとなく自分の居場所

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