見出し画像

一人男の娘AC-22:MMとは一体何か?

ティーカップ横綱 一人 Advent Calendar 2020 二十二日目の記事です。

https://adventar.org/calendars/5488

メリークリスマス。遅れを取り戻す気はないけど終わらせはする(鋼の意思 〜Iron will maiden〜)

最近、NHK教育で(もうEテレ)、バリバラという番組が「天才てれびくんコラボSP 男らしさ女らしさってなに?」というのをやっていたらしい。僕はテレビが見れるはずなのに物理的に線が切れてるのかNHKが見れない状況がずっと続いているが…

その中でゲストとして井手上漠とMMが出演していた。内容をちゃんと見ていないので27日に再放送されるのを見て詳しくは判断するとして、スペシャルの内容に対して人選が特定方向に偏り過ぎでは?という感は否めない。そもそもジェンダーレスも結局顔か、とか色々思うところは無きにしもあらずだがそういうことは放おっておく。最近まで僕は井手上漠はともかくとしてMMの存在については知らなかった。普段あんだけ男の娘/女装男子チェイサーを名乗っているくせにとんだ体たらくである。名乗らないほうがいいかもしれない。ということで今回はMMが一体何なのかということについて自分のメモ代わりも兼ねて、ここに記しておきたいと思う。

読み方

まず、字面だけでは読みがわからない。最初「マジックマッシュルーム」の略か?とかホンキで考えかけた。これはアイドルには昔からよくある現象であり、最近でもNiziU(ニジウではない)を始めとして、その例はとどまることを知らない。一方で読みを知らないとバカにされるのが世の中の常だ。今回はNHKの宣伝の際に読みが発音されていたのでちゃーんと聞いて覚えましょう(音声でしか答えを示さないのはいくつかの講義でやられたけど割とムカつくよね)…と思ったら出てなかった。おい。

メイメイらしい。

https://meimeidol.com/

メンバー

ぎんしゃむとぷうたんの二人。以前からインフルエンサーとしてSNSで発信力を持っていた二人を事務所やらがつなげた、という形なのだろうか。

ぎんしゃむ の方はなんか以前から名前を知っていた気がする。…が何故かあんまり視界に入ってこなかったような気がしたので何でかちょっくら調べてみた

https://e-talentbank.co.jp/news/43853

2015年頃には既に活動を開始していたらしい(参考)。「ヘンジンマジメ」っていうYouTuberグループにも入っていたんだね。へー。また、当時は別にそこまで女装や男の娘というワードに自分から積極的によっていく気はなかったらしい。本当かどうかは知らない。まあ人の言うことなんて時と場合によってしょっちゅう変わるし…

ー「男の娘」として注目を集めることに対してどう思っていますか?   ぎんしゃむ:嫌では無い。

ともあれ、ぎんしゃむはもともと「ジェンダーレス」な存在であるとして注目を集めていた。以下のネットニュースでもそんな感じ。

https://kai-you.net/article/43508

…インタビュー記事を見ていて、なんか色々脳裏をよぎったフレーズはあるが、何も言うまい。

ぷうたん はどちらかというとぎんしゃむよりは「女の子になりたい」という志向が強かったらしい。そのことについては上記のグーグルブックスのインタビューなんかからも読み取れる。だから男の娘というのは二人の思想のある意味折衷案と言えるのかもしれない。だから分解すると個人のパーソナリティとしては違ってくるものになる。…本当に男の娘というフレーズを使い続けていていいのかというのは若干疑問が残るな。ただまあ商業主義に堕さないとそもそも見向きもされないというのはちなみにぎんしゃむに対して明らかに個人に関する記述量が少ないのは最近知ったからです。一応単独のニュース記事。

https://www.ettoday.net/dalemon/post/49678

海外やんけ。


アイドルなら曲ぐらいあるだろうと思ったのですが、公式HPに記載がなかったので公式YouTubeチャンネルを探したら出てきた。

普通にあるならHPに記載してくれ…

喉に無理をさせない音域なのがいいですね。って言おうとしたけどなんか随分昔にニューハーフアイドルみたいな感じで売り出してた歌手(名前が出てこねえ…)もそんな感じだったし、今になってそうなったものではない(それを持って新しいというわけではない)という印象。こういうアイドルの存在を事前に知っていれば「不可解なぼくのすべてを」のもぐもの声とかも最初から低い感じで読めたりするのだろうか(二次元と三次元は別の話ではあるが…)

まとめ

今後どうなっていくかはわからない(でもインフルエンサー同士だし副業みたいな感じでやっているのだろう、多分。知らんけど)。動画自体もアイドル活動というよりは雑談やファッション、メイクなんかがメインで、局の情報よりも「お役立ち情報」を発信している感が強い(水着の話は特に役に立たないと思うが…)

でもこういったアイドルが受け入れられていくということは、今の若い世代には声がジェンダーを判断する要素としてはもはやないのかもしれない…というのはいささか早計な気もする。だって顔強いじゃん。ニュース記事では「先駆けとして、より生きやすくしていきたい」「みんなの自己肯定感を上げる」と言っていたりするけど、そこまでうまくいくかどうかも若干不安な気もする。多分必要なのはアチーバーより身近なロールモデルだと思う。ロールモデルとして2人を見るとしても親が放任主義じゃなかったら最初から詰んでね?とかあるし。まあ世間に出ていくことで認知されていくことは重要だと思いますが…

https://news.yahoo.co.jp/byline/munekataakimasa/20200930-00200748/

自分らしくいていいといいつつ、「男の娘」という妥協的なワードで自己をくくらなければならない二人に若干同情しつつ(されても迷惑なだけだろ)、記事の締めとしたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?