一人男の娘AC-6:決意のパートタイムジョブ

ティーカップ横綱 一人 Advent Calendar 2020 六日目の記事です。 https://adventar.org/calendars/5488

昨日の定義の話にもつながるんですが、行事だけ女装する人間を「男の娘」というのか?についても結構な派閥がある(どこに)。僕はそうは思わないタイプ。

行事とか休日とかだけ女装する人間は「パートタイム女装」と言われることがある。(そういった女装用語について昔ライブドアニュースで解説されていたことがあるらしいが、今見たら掲載者の都合で削除されていた、無念。)対義語は「フルタイム女装」。この二者について議論される界隈というのはそもそも女装男子について話している場所というよりかは、どっちかって言うとニューハーフとかトランスジェンダーの界隈で話されることが多い。いやそりゃそうだろ。要するに家庭に対してカミングアウトできないと男で過ごさなければならない時間がどうしても必要になる人間というのもいるわけで、そういった人間が自虐的に使っていたりもする。というかその界隈だとパートタイム女装は「都合で男と女を使い分けている」ってめっちゃ批判されていたりするが、別にそういう話ではない。

でも二次元の「男の娘」についても別に絶対フルタイム女装、というわけでもなかったりする場合も多い。確かに専門誌だとフルタイム女装の子が多いけど、別にわぁい!もおと☆娘でも何かのイベントのときだけ女装させられた!女の子にしか見えない!という展開は割とベタな感じで見る話でしたし…

個人的に考えたこととしては、SNSなんかだとそれでも「男の娘」として成立するのだと思いました。そもそも日常の都合悪い部分なんかは捨象されているわけですから、何かしらの行事やら週末やらに女装してるときの写真や言動だけを上げ続ければSNSから「男」性は排除できる。日常系ツイートなんかはそもそも利用者全体から中性化が進んでいる傾向も相まって、自身の実際の生活での性表現がどうなっているのかについてはFFの中に面と向かって毎日いる知り合いがいないようであれば隠蔽されえますし、そういった関係が数人いたとしても相手側に悪意がなければその他大多数の人間からは「男の娘」に見えるのだろう、と。

ま、大学垢になると少々毛色が変わってくる気もしますが、それでも特に理系学部なんかだと日常生活で関わる人間なんて同クラで授業取ってる人とかサークルの知り合いとか恋人ぐらいだからその範囲外の人に対しては行事くらいでしか会わない、そんでもってツイートの中身を抑制したりすれば「男の娘」として成立するんじゃないですかね。

あと、イベントや行事での女装がフルタイム女装するきっかけになる例というのは2次でも3次でも割とあるらしいですね。例えば青木(名指し)。…冗談はさておき具体例とかについては「「男の娘」たち」とかにも載っていたりする。まあ多くの場合イベントを隠れ蓑にして前々から薄々思っていた感情に従っているのかなぁ…と思わなくもないですが。

 ただ最近のネットニュースを見ていたりすると、安易な異性装イベントは性別に対して違和感を抱えている人間などを茶化すものだからやってはならないのではないかという論理が一般的なものであるらしい。そうか、俺は人を茶化すことを毎日考えているのか…いやまあ、イベント自体が絶対的な悪というよりかは、そこに参加・運営する人間の心情として考えられるものが嘲笑的になりかねないか?という懸念とかがあるのだろうですけれど。まあそもそも筑波大の場合イベントそれ自体に特に異性装とかそういう要素がなくても女装する人間が結構いるようですが…


まあ以上全部「似合ってれば」成立する話なんですけどね…

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