ささめく 礫 頬を穿ち
惑うこころは 愁い帯び
しとどの己 何処にも行けず
明けぬ空を 見つめてる

弾く水玉にため息を ひとつ
冷える手先になみだを ひとつ
戻らぬ時間にこころを ひとつ
さめざめ流して さようなら

目映いひかり 差し込んで
開けた窓を 飛び降りる
誰も彼もが 空を見る
澄みわたる青に 惹かれてる
墜ちた鏡の 想い知らず

#詩 #現代詩 #全読

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