【子育て】運動会が好きじゃない貴方へ

おはようございます。運動会シーズンですね。これは運動会が好きになれない我が子と話した事です。誰か同じ悩みの保護者さま、本人さまへ届くと嬉しいです。

運動会が好きじゃない貴方へ

運動が苦手、
皆と同じ事をするのが苦手、
1日騒がしいのが苦手
1日運動場にいるのが日差しや砂ぼこりが苦手などなど…好きじゃない理由はいっぱいある、出ないと行けないと思うと気が重いかもしれない。
それを悩み過ぎないで。
 この一日は思い出作り、アリバイ作りだから。

〘アリバイとは〙

犯罪が行われた時、その現場以外の所に居たという証明。現場不在証明。

▷ alibi 元来はラテン語で「他の所に」の意。
【グーグル日本語辞書Oxford Languagesより引用】

いやいやいや、特に事件とかで無く(笑)…そうですね、どっちかというと「不在証明」より「出席していた証明」。

「小学◯年生のときの運動会、行ってましたよ〜」と未来で話せるためのネタづくりの一日だと思ってみてください。
開会式や閉会式の列に並べたら、
一競技だけ出られたら、
体操服で運動場にいる写真が撮れたら
もうそれで良し!!貴方のアリバイは完ペキです！あの某メガネの少年でもくずせません！

ちょっと欲を出して（？）未来の自分に向けて、より完ペキな裏付けあるアリバイを作ろうとしたら…
「どんな競技があったか、覚えておく」
（この際自分が出たか出て無いかは関係なくても大丈夫！）
　大きくなって社会に出て、秋のイイ感じのシーズンの飲み会の席とか他愛もないグループチャットなんかで
「ね〜、小学生や中学生の頃運動会ってどんな事してた〜？」
　と、ふと話題になるんです。地方色ある競技とか、何色組があっただとか、当時の流行りの曲でダンスしたとか…トコロ変れば、世代変わればで結構盛り上がっちゃうこのネタ。…ちょっと記憶に片隅において置くのも良いでしょう。もちろん、自分が辛くならない程度で。

　また、この完ペキなアリバイ成立には計画的な行動と協力してくれる味方も心強いです。早い段階で、信頼できる大人…保護者や「この先生なら分かってもらえそう」と思える先生に、楽しめてない・行きたくないくらい不安な気持ちをそのまま相談してください。
　その上で、開会式だけ、競技だけで早退とか、出るプログラム以外は少し離れて過ごすなど、対策を立てられたら良いかも知れないですね。

　小中学生の頃は、どうしても
「いま、ここが」世界の全てに見えてしまいがちです。だからこんな大人になってからの飲み会のネタの為になんて全くピンとこないかも知れません。てか来ないよね、低学年だと尚更。
　じゃあ、少〜しだけ先の未来を思ってみましょう。
　学年が上がっていけば自ずと気づくのです。

「あれ？運動会って有り余る体力使えば、体を動かせば何とかなる…だけじゃ無いぞ」

とね。高学年になれば、運動会を作る、動かす立場になります。色んな係や委員会の役目をこなさないといけません。
　そこに運動が苦手でも楽しめる機会は増えるのです！
・放送部とか放送委員になって校内に美声響く実況アナウンサー
・得意の計算でリアルタイム更新し続ける得点係
・ケガや不調の対応はお任せ、保健委員
・テキパキ段取り、用具係
・ピストルが撃ちたいぜ…スターター係（この動機で係に手を挙げる子、私の小6の時居たわ〜。まぁ今は児童に撃たせん学校多いやろうけど。）
…などなど、仕事を楽しむこそ、ちょっと大人に差し掛かった高学年のよゆーってヤツです。そのよゆーを楽しむために下の学年のうちから高学年になったらやりたいことを見ておく…リサーチする一日にしても良いんじゃないかとおもいます。

運動会=苦手…な気持ちは少しだけでも柔らいだでしょうか。

最後に…それでもやっぱり何かしんどい、行きにくいなら、それはそれで大丈夫です。
誰も、大事な貴方、大事な我が子（孫）の笑顔を曇らせてまで行けなんて望まないのですから。未来で
「いや〜そン時なんか調子良くなくてさ、行ってないんだよね。」
　と笑って話せるなら、それはそれで立派なアリバイです。

笑門来福